WilliamBanzai7
国際金融資本家の中東でのエネルギー利権に直接つながっているメディア以外は、米国のシリア攻撃の妥当性とオバマ政権の欺瞞性について触れています。
それでも、シリア攻撃に突き進もうとしているオバマは、いったい誰に仕えているのか。
多国籍企業の私物メディアでさえも、シリア攻撃の妥当性に疑問を投げかけ、世界的な世論形成に動いているというのに、日本のマスコミと政権は、完全に思考停止状態。彼らは、誰のために日本国民の血をささげようとしているのか。
誰がアメリカとシリアの間の戦争から利益を得るのか
(マイケル・シャイダー 2013年8月30日)
誰かが、米国をシリアとの戦争に、悪く、悪く仕向けたいと思っているようです。
「キウイ・ボノ(Cui bono)」は、今でも使われている古いラテン語で、だいたい「誰のために」という意味です。
戦争を推し進めようとしている背後にいるのは誰か-それは戦争から利益を得るのは誰なのかがカギになります。
本格的な戦争が米国とシリアの間で起これば、それは米国にはよくないでしょう、それはイスラエルによくないでしょう、それはシリアにもよくないでしょう、それはイランにもよくないでしょう、それはヒズボラにもよくないでしょう。
もっとも利益を得そうなのはサウジ・アラビアです。彼らは、どんな戦いもしないのです。
サウジアラビアは、シリアで紛争を起こすことに、すでに数十億ドルを投入しています。
しかし、彼らのアサド政権を倒そうという企みは、いまだに成功していません。
今、サウジアラビアは、切り札を出そうとしています…それは米軍。
サウジアラビアが成功すれば、彼らは、イスラム教スンニ派の宿敵とも言うべき最も大きく長期戦略的な2つの敵方を互いに敵対させることができるようになります。
ひとつは米国とイスラエル連合、他方はシーア派イスラムです。
そのようなシナリオにおいて、双方とも、より多くの損害を出すことがイスラム教スンニ派が望んでいることです。
同様に、シリアと米国との戦いにおいても、本当の勝利者は別にいるのです。
例えば、カタールが、ペルシャ湾からシリアを通って、ヨーロッパへ天然ガスのパイプラインを伸ばしたいことはよく知られています。
そのため、カタールは、シリアで内戦を起こさせるために、サウジとは別に数十億ドルを投入しています。
そうした目論見があって、サウジアラビアとカタールが、シリアのアサド政権を倒したいのであれば、なぜ、米国が真っ先に戦争を仕掛けなければならないのか。
なぜ、米軍が、バラク・オバマのイスラム教スンニ派の友人の汚い仕事をしなければならないのか、彼に訊ねるべきです。
オバマは、迫っている攻撃が単に「限定的な軍事攻撃」であり、シリアとの本格的な戦争に至ることはない、と米国民に約束しています。
ただ、ひとつの見方は、本当に限定的で小規模な攻撃で終わるなら、シリア、ヒズボラ、イランすべてが米国の攻撃を傍観するだけで、応戦しないのかということです。
そうなるでしょうか?
おそらく。
そうなるように祈りましょう。
しかし、シリア、イランなどが反撃に出て、米軍の艦船が撃沈され、米国人の血が流され、イスラエルのテルアビブにミサイルが雨あられのように降り注いた場合、米国は直ちに全面戦争に入るでしょう。
ワシントンポストによれば、米国人の大半が、中東の別な戦争に巻き込まれたくないと考えており、軍当局のトップ連中は、シリアへの攻撃について、「重大な懸念」を表明しています。
<fieldset><legend>ワシントンポスト(2013.8.30)</legend>
現役の将校、そして元将校によれば、シリアへの軍事攻撃を始めるオバマ政権の計画は、米軍の多数によって重大な懸念をもって受け取られています。それは、今までの2つの長い戦争の傷跡と、急速に縮小されている軍事予算に関係していることである、ということです。
米軍の部隊長から大将にいたるまで、数十人にインタビューした結果、米国が過去数ヵ月の間、シリアに軍事介入しそうでしなかったので、国防総省は、軍の多数を不安な状態にしている上、戦時体制上に押しやられている、ということだ。
</fieldset>
米国にとって、実際のところシリアに関与することで、いいことはないのです。
米国が軍事行動を行い、シリアにエネルギーを奪われることは、米国にとって良い結果を生まないのです。
米国がアサド政権を倒せば、今度は反政府軍がシリアを制覇するでしょう。それは、アサドよりもっと悪いのです。
反政府軍は、アル・カイダに忠実を誓っています。また、彼らは過激な反米、反イスラエル、反西側です。
そうすると、一体全体、なぜアメリカはシリアに深く関わらなければならないのでしょう。その理由は何でしょう。
この戦争は、イスラエルにとっても良くない結果となります。
米国がシリアと戦った場合、どのような展開になっていくのか気になって、いくつかのイスラエル支持のサイトを見てみましたが、それはとんでもない間違いであることが分かったのです。
米国がシリアを攻撃すれば、シリアはイスラエルの都市を攻撃する恐れがあります。
シリアのミサイルがテルアビブの中心部に落とされれば、イスラエルは反撃を開始するでしょう。
もし、それらのミサイルに特殊な弾頭が取り付けられていた場合、イスラエルはシリアのダマスカスを破壊するような反撃に出ることは確実です。
もちろん、シリアとイスラエルの間のミサイルの撃ち合いうちなら、ほぼ確実に紛争の中に、シリアを絶対的に支持しているヒズボラが引き込まれていくでしょう。
今このときも、ヒズボラの70000発のロケットがイスラエルに照準を合わせているのです。ヒズボラがそれらのロケットを打ち上げ始めれば、何千もの罪もないユダヤ人の市民が死ぬでしょう。
だから、シリアとの戦いに興奮して騒いでいる「親イスラエル」ウェブサイトの全ては、よく考えてみなければなりません。
実際に「イスラエル支持」ならば、この戦争を望むべきでありません。それはイスラエルによくない結果をとなるでしょう。
(※管理人:
ヒズボラはイスラエルの占領に抵抗している勢力として、イスラエル以外には銃口を向けないと、国際社会に表明しています。
しかし、シリアのアサド政権が倒されることは彼らにとっても死活問題ですから、その約束を反故にしてでもシリアを支援するでしょう。
また、同じくシリアの地政学的重要性によって、対EUに有利な立場を築いているロシアのプーチンは、G8サミットでも「アサド政権に対する武器輸出はこれからも継続していく」と表明しています)
そうしたサイトの支援者が、イスラエルの側に立つなら、平和を支持すべきです。
この戦争は、イスラエルのための肯定的な結果をもたらさないでしょう。
アサドが倒されても、彼に代わる反逆者の政府は、アサドよりさらに反イスラエルです。
戦争は地獄です。
中東に住んでいる人に訊いてください。
いったい誰が、アメリカ人の血、イスラエル人の血、シリア人の血を見たいと思うのでしょう。
サウジアラビア人がこの戦争を、悪く望めば、親イスラエルのサイトの支援者は、むしろサウジと戦いに行くべきです。
誰でも、サウジアラビア人が反逆者に資金援助をしていることを知っています。
この点では、CNNさえ公然とこれを認めています...
<fieldset><legend>CNN(2013.9.3)</legend>
サウジアラビアがヨルダンを使って、シリアの反政府軍が使う武器を秘密裏にシリアに持ち込んでいるのは、公然の秘密である。
「紛争の拡大を防ぐためにやっていることで、シリアの情勢を煽ろうとしてやっているわけではない」とヨルダン側は言っている。
</fieldset>
アサドは、誰がシリア内戦の背後にいるのか確実に知っています。
下記はアサドへの最近のインタビューからの抜粋です。
<fieldset><legend>アサドへのインタビュー(2013.8.29)</legend>
サウジアラビアのような財布のひもを握っているような国々なら、自分たちの利益に合致するように、これらの国々の形を変えたり、操ったりすることができるのです。
イデオロギーの上で、こうした国々は、直接的、間接的な手段を使って、彼を過激派の道具として動員しています。
イスラム教徒がシリアでジハード(聖戦)を追求しなければならないと宣言すれば、何千もの戦士がそれに応えるでしょう。
そうしたグループに、財政的支援を行い、武器を供与している連中は、テロを引き起こし、無政府状態を広げることができるのです。
サウジアラビアのような国が、
ワッハーブ派のイデオロギーと財政的手段によって(シリア反政府軍をはじめとする)反逆者たちに指示を与えれば、それらは相乗的に増幅されます。
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また、英国議会でシリアへの軍事介入が否決された直後、サウジアラビアは、「防御態勢」のレベルを「5」から「2」に引き上げたのです。これは、サウジアラビアが、完全に戦争が起こると考えている明確なサインです。
<fieldset><legend>ロイター(2013.8.30)</legend>
「アサド政権を打倒するためにシリア反政府軍を支援しているサウジアラビアは、シリアへの西側の軍事攻撃を予期して防御態勢のレベルを引き上げた」と、この問題に精通している情報筋が明かした。
米国は、8月21日、ダマスカス郊外で起きた何百人もの犠牲者を出した疑わしい毒ガス攻撃をシリアの仕業と決めつけ、アサドの政府に対する処罰行為を要求している。
「サウジアラビアの防御態勢のレベルは5から2に引き上げられた上げられました」と、匿名のサウジ軍事情報筋がロイターに語った。
レベル「1」が警戒の最高水準である。
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誰がシリアで化学兵器を反政府軍に与えているか推測してみてください。
AP通信の特派員、デール・ガヴラクによれば、それはサウジアラビアだということです。
<fieldset><legend>INFOWARS.COM(2013.8.30)</legend>
ゴウタのダマスカス郊外のシリア反政府軍が、「毒ガス大量虐殺は、サウジアラビアから提供された化学兵器の取り扱いを反政府軍が間違えたことのによて引き起れた」とAP通信社の特派員デール・ガヴラクに告白した。
これが西側諸国がアサドの仕業だとしている事件の真相であることを、彼らは認めた。
「多数の医師へのインタビューによって、ゴウタの居住者、反政府武装集団、彼らのファミリーなど大勢が、
サウジアラビアの情報庁長官、バンダル・ビン・スルタン王子から化学兵器を受け取り、彼こそが毒ガス攻撃実行の責任者であると信じている」と、
ガヴラグ特派員は書いている。
</fieldset>
これは、昨日、今日、ジャーナリストの養成学校を出た新米の話ではないのです。
ポール・ジョーゼフ・ワトソンは、「ガヴラクは、20年間、AP通信社の中東特派員で、ナショナル・パブリック・ラジオ(NPR)やBBCニュースの記事を書いてきた記者だ」と述べながら、ガヴラクの話の信用性については注目に値すると語った。
ボイス・オブ・ロシアは、さらにガヴラクが爆弾テロの存在についても書いていると報じています。
<fieldset><legend>ボイス・オブ・ロシア(2013.8.30)</legend>
シリア反政府軍は、(シリア毒ガス大虐殺は)化学兵器の扱い方を間違えたために起こった事故である、と話している。
「私の息子は2週間前に私のところにやってきて、“僕が運ぶように頼まれたものは、実は武器だったのかな”と私に訊ねたのです」とアサド打倒のために反政府軍で戦っていた息子の父親、アブドゥル・モネイムは語った。彼はゴウタの住民である。
ガヴラクの報告によれば、アブドゥル・モネイムが、彼の息子と他の反政府軍の戦士12人が、兵器庫として使っているトンネルの中で死亡した、と言っているということである。
父親は、「その兵器は、アブ・アイェシャ(Abu Ayesha)として知られているサウジの兵士によって反政府軍に提供されたもので、“チューブのような構造”を持ったものである」と言っている。どうも“巨大な蒸留器”のようなものらしい。
「彼らは、これらの武器が何なのか、どのようにして使うのか、については私たちに話してくれなかった」と「K」という反政府軍の女性兵は不満げに語った。
「それらが化学兵器であることを知らなかったし、化学兵器だなとど想像もしなかった」と彼女。
「
バンダル・ビン・スルタン王子が、このような武器を人々に与えるなら、その扱い方と使用法を伝えなければならない」とシリア反政府軍の女性兵士は警告している。(他のシリア人のように報復を恐れているため、彼女の氏名は非公開である)。
ガヴラクは、「バンダル・ビン・スルタン王子が、このままロシアがシリアに対する立場を変えないのなら、来年、ソチで開かれる冬季オリンピックでテロを起こす、とロシアのプーチン大統領を脅迫した」との
ロシアとサウジの秘密の会話があったとする英国のデイリー・テレグラフの記事を引用する。
「バンダル王子は、アサド政権が倒された場合、シリアにあるロシア海軍基地を保護すると誓約している。
しかし、シリアに対する立場について、サウジに合意しない場合、王子は、ソチ冬季オリンピックでチェチェン・テロ攻撃と同じことを起こすとほのめかした」と、この記事には書かれている。
伝えられるところによると、このサウジの王子は、「(プーチンが心変わりすれば)来年の冬季オリンピックを保護すると保証する。オリンピックの安全を脅かすチェチェンのテログループは我々がコントロールしている」とプーチンに言ったという。
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サウジアラビアは、ロシアにシリア問題から手を引かせて、サウジを脅かしているシリアへの西側の攻撃を指をくわえて見ていろ、と迫っているのです。
Zero Hedgeは、サウジアラビアの情報庁長官、バンダル・ビン・スルタン王子と、ロシアの大統領、ウラジミール・プーチンとの会談の中身について報じたボイス・オブ・ロシアの記事を引用しながら、さらに詳細について公表しています。
<fieldset><legend>Zero Hedge</legend>
バンダル王子は、プーチン大統領にこのように言った。
「我々には、共にもたらされる共通の価値と目標がある。その最たるものは、世界中にはびこっているテロと過激主義との戦いだ。
ロシア、米国、EU、サウジアラビアは、国際平和、安全保障の促進と統合について同意している。
テロリストの脅威はアラブの春によって生じた多くの現象に照らせば分かるように、ますます高まっている。
我々は、いくつかの政権を失った。
リビアで、エジプトのムスリム同胞団や過激派グループを経験したことからも明らかなように、我々が代わりに得たものはテロリストの経験である。
一つの例だが、私は、あなたに来年、黒海のソチで行われる冬季オリンピックを保護すると保証することができる。
冬季オリンピックの安全を脅かしているチェチェンのテログループは我々がコントロールしているからだ。
また、彼らは、我々サウジアラビアと協働することはなく、シリアの方角にも移動することはない。
これらのグループは、我々に脅威を与えない。
我々は、シリアの政権に相対して、これらのグループを使うが、かといって、彼らはシリアの政治的将来に、何らの役割も影響力も持つことはない」。
バンダル王子は、このようにプーチンに言ったのだ。
彼ら(サウジアラビアの情報機関)が、
2014年のソチ・オリンピックの安全を脅かすテロ組織をコントロールしていることをサウジアラビア人自身が認めることは良しとしよう。
サウジは、「シリア政権に対峙して」という言葉を使っている。
今度、チェチェンにつながっているテロリストによって、ボストンで爆破事件が起こされるとき、サウジアラビアにこう問いただしてみればいいのです。「あなた方は、テロが起きることを事前に知っていたのか」と。
(※管理人注:
このZero Hedgeの記事を書いた著者は、4月15日に起きたボストン・マラソン爆破テロが、米国のメディアで報じられている通り、チェチェンからやってきた二人の兄弟の仕業であると信じているようです。この事件は、FBIが関係しているグラディオ作戦であるとする人が多いのです。オバマの銃規制法案をつぶすために)
しかし、“メイン・ディッシュ”は、二人の対話が終わった後で出たきた。
それは、言葉少なに
真正面からロシアを向けられたサウジアラビアによる脅迫だった。プーチンがスピーチを終えるとすぐに、バンダル王子は、
会談の進行を考慮しながら、エジプトにおけるサウジアラビアの位置づけについてロシアが理解を示していることを評価しつつも、こと、シリアの話になると語気を強めてプーチンに警告したのである。サ ウジ情報庁の長官、バンダル王子は、「もし、政治的解決を図ろうという試みが膠着状態となってしまえば、今のところ、この方法が唯一、解決への選択肢であ る以上、シリア問題へのアプローチに関する論争は、軍事オプション(武力による解決)から逃れられないという結論に導かれてしまうだろう。
我々サウジアラビアは、この厳しい状況に照らして、ジュネーブ(軍縮)会議が非常に困難なものとなるだろうと考えている」と語った。
会談の終わりに
、この会合で話し合われたことが秘密にされたままであれば、ロシアとサウジアラビア双方は会談を継続する、と同意している。どちらかが、ロシアの報道機関にリークする前までは、そういう話になっていたのである。
(※管理人:
つまり、ロシアのメディアがスクープしたということは、プーチンがリークしたということ。そして、彼はサウジの強硬な態度に、もはや交渉の余地なし、と判断したということです)
</fieldset>
だんだん分かってきましたか?
サウジアラビアは、この戦争を起こそうと固く決心しているということです。
そして、米国が戦争に乗り出すことを待ちわびているのです。
オバマは、米国市民の支持などなくても、また、米国議会の承認などなくても、シリア攻撃を始めようとしているのです。
ちょうど今、リリースされたNBCニュースの世論調査によると、ほぼ80%の米国人が、シリア攻撃を実行するなら、米国議会の承認を経るべきであると考えています。
“Politico”によれば、シリア攻撃を行う前に、議会で承認するよう求めるオバマから回ってきた書簡に150人の国会議員が署名したということです。
<fieldset><legend>Politico(8月29日)
</legend>
8月29日の木曜日のすでに、150人を超える国会議員が、議会の採決を経ていないシリアの空爆に反対の意を表明しています。
下院議員は、2種類の別種の書簡を議員の間に回しました。それは、軍事行動が起こされる前に議会の役割を果たすべきであるとホワイトハウスに送られたものです。
議会承認のない攻撃を憲法違反であるとする共和党のスコット・リーゲル下院議員が書いた書簡には、民主党、共和党の150人の議員が署名しています。
国会議員の多くは、スコット・リー議員の書簡に署名しましたが、同じく、議会承認なき攻撃は認めないとするバーバラ・リー下院議員が書いた別の書簡のほうには53人の民主党議員が署名しました。
</fieldset>
こうして集まった署名ですが、オバマにはこれを議会に提出する考えがないことは明らかです。
オバマは、シリア攻撃を強行しようと完全に決心しています。
また、彼は、連邦議会や米国民がいくら反対しようと、自分を止めさせることはできないと思っているのです。
彼が、第三次世界大戦を始めないように祈りましょう。
(管理人)
「犯人など誰でもいい」-
点数稼ぎのために、真っ先にシリア攻撃への支援を表明した日本の政権は世界から嘲笑されている
この記事からふたつのことが見えてきます。
1)日本には民主主義がない。それに国民もマスコミも、本当の意味では気がついていない。
2)安保があるからといって、米国は日本を無条件に守るというわけではない。
そして、もうひとつ。
それは国民は、マスコミに「ゴミ」とつけながら、結局は自分から洗脳にかかっているということ。
米国の議会では、シリア攻撃に関して、これほど紛糾しているというのに、日本では安倍晋三という狂人の独断で、シリア攻撃に日本国民を加担させることを決めてしまうのです。
結局、日本は議決なしのシリアへの参戦。
その上、集団的自衛権の行使については、憲法解釈で強引に通してしまおうという卑劣さと姑息さを存分に発揮しているのです。
当初、安倍が国民に言っていた「憲法改正には国民投票が必要だ」という話は、これもTPPと同様、口の端も乾かないうちに反故にされてしまったのです。
どうせ国民との約束を何一つ守る意思が最初からないのであれば、なぜ何度も何度も国民を騙すのか。
それは、安倍政権には、憲法に違反しているという自覚がないからです。
そして、安保の欺瞞も露呈されました。
仮に日本が他国から攻撃を受けても、すぐに安保は発動されないということが分かったのです。
米国議会で日本を助けるかどうか、ジュクジュクやっている間に日本は壊滅させられてしまうかもしれません。
いざというときには、シリアを守るためにすぐに行動を起こすロシア、イラン。少なくとも日米安保よりマシだ。
そうでなければ最初から抑止力になるはずがないのです。
米国は日本の同盟国足りえないということが、ペテンだらけのオバマ政権によって立証されたのです。