バイデン氏、ウクライナ疑惑で反論 米大統領選討論会
産経ニュース / 2019年10月16日 16時14分
【ワシントン=黒瀬悦成】来年の米大統領選に向けた民主党の第4回候補者討論会が15日、中西部オハイオ州コロンバス郊外で開かれた。参加12候補は、いわゆるウクライナ疑惑をめぐりトランプ大統領を一斉に非難。一方、同党の候補指名争いで支持率トップに躍り出たウォーレン上院議員に他の候補が集中砲火を浴びせる場面もあった。
ウクライナ疑惑では、有力候補のバイデン前副大統領がウクライナ企業の役員だった息子絡みの「不正」に関与したとトランプ氏に攻撃されており、バイデン氏がどのような説明をするかが注目された。
バイデン氏は「息子も私も何ら間違ったことはしていない」と訴えた上で、「トランプ氏が私を攻撃するのは、私が本選候補になれば私に打ち負かされると理解しているからだ」と述べ、自身こそがトランプ氏の再選を阻止できる本格候補だと強調した。
息子のハンター・バイデン氏は15日、ABCテレビの番組に出演し、「不正はなかった」としつつ、父親が副大統領在職中に役員に就いたのは「過ちだった」と述べていた。
キニピアック大が14日発表した全国世論調査では、バイデン氏の支持率は27%で、首位のウォーレン氏30%の後塵(こうじん)を拝している。
しかし、同調査の「誰がトランプ氏を倒す可能性が高いか」の質問では、バイデン氏は48%でウォーレン氏21%に大差をつけており、「知恵と経験を併せ持つ即戦力」を売り物にするバイデン氏が盛り返してくる可能性は十分にある。
一方、各候補はトランプ氏を「米史上最も堕落した大統領」(サンダース上院議員)などと口々にこき下ろし、「トランプ再選阻止」で足並みをそろえた。
しかし、個別の争点では「国民皆保険制度の導入」を主要公約に掲げるウォーレン氏に対し、司会者や他の候補が「導入に巨額の費用がかかる」「財源確保に向け中間層に増税するのか」と追及。同氏はこれに明確な返答ができず、今後に課題を残した。
ウォーレン氏に特に激しく論戦を挑んだのは、クロブチャー上院議員や中西部インディアナ州サウスベンドのブティジェッジ市長など支持率が低迷する穏健派。左派のウォーレン氏との違いを誇示したが、ブッカー上院議員は「これではつぶし合いだ。トランプ氏を1期で終わらせるチャンスは1回しかない」と懸念を示し、本選を見据えた大同団結を呼びかけた。
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ロシア当局、各地の野党事務所30か所を一斉捜査 野党勢力が発表
AFPBB News / 2019年10月15日 17時32分
ロシアの首都モスクワで、市議選への野党・独立系候補者の立候補を認めるよう求めるデモで演説するロシアの野党指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏(2019年7月20日撮影)。(c)Maxim ZMEYEV / AFP
【AFP=時事】ロシアの捜査当局が15日、同国各地にある野党の事務所に対して一斉捜査を行った。同国の野党勢力が同日、明らかにした。
野党勢力の指導者アレクセイ・ナワリヌイ(Alexei Navalny)氏はツイッター(Twitter)に、「捜査は少なくとも30か所で、午前6時から始まり、今も続いている」と投稿。
さらに「ロシアの警察システムは、腐敗した当局者や賄賂を受け取った者を全力で守ろうとしている」と非難した。
同氏が率いる団体「反汚職基金(FBK)」の代表を務めるイワン・ジダーノフ(Ivan Zhdanov)氏によると、捜査は15都市で実施され、首都モスクワの同団体事務所の外にも捜査当局者がいるという。
これに先立ち当局は、FBKについて「外国の代理人」であると言明し、野党勢力に対して更なる圧力を加えていた。
同国の高官に対する調査をしばしば公表しているFBKについて、当局は外国組織から資金を受け取っていると主張しているが、FBK側は否定している。
【翻訳編集】AFPBB News
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金正恩氏、米国に対決姿勢 白馬で白頭山登頂も
共同通信 / 2019年10月16日 14時28分
【北京共同】北朝鮮の朝鮮中央通信は16日、金正恩朝鮮労働党委員長が中朝国境の白頭山のふもとにある三池淵郡の開発を視察したと報じた。金氏は「米国をはじめとする敵対勢力がわが人民に強いてきた苦痛はもはや苦痛ではなく、怒りに変わった」と述べ、米国への対決姿勢を強調した。
また、金氏は北朝鮮が「革命の聖地」とする白頭山にも登頂。同日付の党機関紙、労働新聞は白馬に乗った金氏の写真を多数掲載した。いずれも具体的な日時は不明。
金氏は三池淵の都市開発を視察し、制裁下にあっても「自力更生」により経済発展が可能であることがこの1年で証明されたとの考えを示した。
プーチン氏、トルコ大統領をロシアに招待 シリアでの軍事作戦続く中
AFPBB News / 2019年10月16日 15時38分
【AFP=時事】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は15日、トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領との電話会談でシリアでの軍事作戦について議論し、近くロシアを訪問するよう招待した。クレムリン(ロシア大統領府、Kremlin)が明らかにした。
クレムリンは15日夜、プーチン氏がエルドアン氏に対して「近日中の公式実務訪問を求めた。招待は受け入れられた」と発表した。
【翻訳編集】AFPBB News