「ファブ3」(ファビュラス3)と呼ばれたウィリアム王子、キャサリン妃ヘンリー王子は、ウィリアム王子の結婚以来度々公務を共にするようになり、イギリス王室のこれからを担う存在として高い注目と人気を集めていた。
 
今なお人々の記憶に残るダイアナ妃の葬儀で母の棺の後ろを歩く兄弟の姿。母の死を乗り越え大きく成長した兄弟とその妻で構成されるファブ3を見て、次世代のイギリス王室の未来は明るいとさえ思われていた。
 
ところがヘンリー王子がメーガン妃と出会い、結婚へ突き進んだことで事態は一変する。ヘンリー王子はまるで人が変わってしまったように、自分が生まれ育った王室を攻撃し始めたのだ。ヘンリー王子の家族との不和はメーガン妃との結婚が契機となった…そう囁かれるようになった。
 
しかし実際には、それ以前からヘンリー王子の不満はくすぶっていたようである。『The Mirror』などが伝えている。

英ITVのドキュメンタリーで『ハリーとウィリアム‐何がおかしくなってしまったのか‐(Harry and William: What Went Wrong?)』が放送されたのは、英時間7月4日。
 
1日にウィリアム王子とヘンリー王子が揃って母ダイアナ妃の銅像の除幕式に現れてから3日後のことであった。

番組内で王室に詳しいコメンテーターのカミラ・トミニーさん(Camilla Tominey)はこう証言している。

「ヘンリー王子は、英国王室内での自分の役割や彼の立場で受ける制約に対して、メーガン・マークルさんと出会う以前から不満を持っていた。」