My violin & My life/ Life is a Bumpy road

スタートラインはいつもそこにある!
Life is Impermanent.

N響アワー

2005年06月05日 | 或る日或るとき
N響アワーを久しぶりに見ました。
指揮はハーヴォ・ヤルヴィ。(プーチン大統領?かと思った…)
今日は、ソリストにヒラリー・ハーンが出ていました。
何かと話題のハーン、N響とは今回が初めてらしいです。

凄い。まるで、魔法のように弾いています。
お人形のような面立ちですが、演奏中はやはり厳しい表情です。…かと思いきや時々ふっと現れるあどけなさ。
いやそんなことより、演奏です。おそらくこのひとには何でも出来てしまうのではなかろうか。そう思うくらいの、危なげのなさに驚嘆しました。弾き方は現代的で、ああ今のクラシックだ、最先
端だ、という感じがしました。今どきのバイオリンは、パワー重視だと私は思います。いいか悪いか、好きか嫌いかは各人様々に感じる事だろうと思いますが、私は歓迎します。
とにかく、聴いていて「楽しい。」
でも、パワーだと言うだけでは片付けられない、繊細な、透明な美しさを、ハーンの音に感じました。
アンコールの無伴奏。「ラルゴ」と、自分で曲を紹介しましたね。日本語で。
池辺晋一郎さんが、「堂々としていますね」なん て言っていましたが。
そう、美しくそして堂々と弾いていました。
・・・・・感動。

彼女のコンサートに行けた人がとても羨ましいです。