My violin & My life/ Life is a Bumpy road

スタートラインはいつもそこにある!
Life is Impermanent.

 Butterfly & センター試験

2010年01月18日 | 或る日或るとき
「カエラの歌は微妙に音程のずれを感じるところがあるけれど、
お母さんどう思う?」と聞かれた。
うん確かに。のばすところ、♯がかかるところがあるかな。
あ、そこがかえってなかなか魅力的に感ずることがある。。

「うん。それが意図したものだったとしたらすごいよね。計算されてる~」
…のかどうかは謎だ。
            
     

17日はセンター試験1日目だった。
日にちがずれてはいるが、かつて2人の子供が受験した、今となっては懐かしいようなこの試験。(私が受けたわけではないので勝手に懐かしがっている。)
英語の聞き取りテストに使うicレコーダーの不具合は毎年なくならないのだろうなと、、
関連ニュースあれこれを垣間見、今となってはもはや傍観だけれども、試験に送り出すまでのヘンな緊張は思い出すことができる。
北海道のセンター試験はいつも吹雪く。昨年も電車視界不良で少し遅れたわ・・・・。

・・・という一抹の思いが募るこの日、今年娘は成人式に出た。(一般のスケジュールより遅かったが。)

その夜、娘は昨年の今頃聞いていた木村カエラの歌を久しぶりに聴いていた。この日からの一年を振り返ってしばし思いをめぐらせていたようだ。浪人中の閉塞感を思い起こすせいかこの歌ををずっと封印していたとのこと。
試験を受けに行く前の夜にもこれを聴いていたようだった。
もともと私立の一般試験を受けることにしていたから、
実際、センターは受けても受けなくてもよかった。
でも、この日を境に、出口の見えない暗闇から、娘はようやく手探りでドアを見つけてそこから飛び出していくこととなった。
            
       

「去年のことを思うと・・・今こうして学校に行けている自分は、
・・・しあわせなんだよね・・・。」
あのこはぽつんと私にそう言った。
そういうことを言葉にしたということは、自らそう思える日が来たということなのかと私は感慨深かった。。それが一過性であっても、喜ばしいかなその瞬間のあることだけでもね。
ひらひらと飛ぶButterflyでいるとよいとおもうのだけれど、突っ走って窓ガラスに当たってしまうような日々のわが娘。そこはなかなか変わらない。



木村カエラ Butterfly
http://www.youtube.com/watch?v=Kh3d3VsPhOs