仔犬の頃を思い出したよ
身体に不釣合いな程の太い足が、
粘土細工のように
柔らかく地面をたたいてる
夫は
「いかにも裸足で歩いてるって感じだよね」と言ったものでした。
そんな散歩だったね
余分な動きが多いんだよ あちこちうろうろ。
時々立ち止まってはクンクン
特に臭いに関する研究及び吸収作業には熱心だった
又、好奇心が旺盛でなんでも触ってみる、覗いてみる。
それを見ていた私、
なんの前触れも無く「責任」という文字が浮かぶ
次に「下駄を預けられた」という言葉。
っていうことはこの子は「下駄?」
という関係図式が頭に導入されてくる。
守ってあげなくっちゃ ヘンなもの口にしたらタイヘンだわ
それから よくよく様子を見ながら進む
覗き込みながら歩いていたなぁ
それからは絆という多くの鎖が繋ぎ合わさってくる
ひとつひとつの輪がかっちりと次の輪にはめ込まれていく
そんな繰り返しだったよね。
ねえ バニラ?私達は 同じページを見ているの?
異星人ちゃん。
その当時は異星人だと思ってたよ~