バニラを置いてお出かけしなくてはならなくなった
「バニラちゃん、待っててね」
この一言で 身体が固まるバニラ
自分のクッションに行ってまぁるくなる
そしてまん丸お目々で仰ぎ見ている
その眼が 「追いてっちゃうのぉ?」
「そうね・・・ごめんね・・・おりこうさんに待っててね・・」
とリードを付けようとするが、首を上げもしなくぐったりしてる
こんなにがっかりさせちゃってごめんね
(ちなみに ココは会社です、自宅ではもちろんつながないよ)
お出かけの時なら尻尾をふりふりして自分のほうからリードに頭を突き出して来るのにぃ~、今日に限っては、動こうともしない
「ばにらちゃんったら・・リード付けようね
運送屋さんとかお客さんとかの中のわんこ苦手なシトが
来ても喜んじゃうでしょ 困るのよ」
それでも眼を合わせない 寝た振りさえする始末
「ちょっとぉ 困るのよぉ」
横目づかいをするバニラ
つまんなそうなお顔だわ ごめんちゃいね
なんとかリードで繋いで出掛けたよ
後ろ髪を引かれる思いってこういうことなのね~
それから、数時間後ようやく用事を済ませて帰社したよ
狂ったように 喜びまわるバニラ
かわいいなぁ
「バニラちゃん 久しぶりぃ 元気だった?」
ピョンピョン跳ね回り、ぐるぐる走り回る
大袈裟なコだわ
そんなに喜んでくれてありがとう
おとうも、おかあも うれしいよん
← バニラが来てから出かけ先が限られたよ
置いていくのが気が引ける
アノ眼で見詰められちゃうんだもん
☆ バニラーネからもらったキティちゃんの毛布に包まっています