アンネ=ゾフィー・ムターのCD、「バッハ・ミーツ・グバイドゥーリナ」」(ユニバーサル:UCCG 1404)(録音:2007年、2008年)を聞いてみました。彼女はバッハの録音を殆どしていなので、ちょっと興味がありました。収録曲は、バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番&第2番、グバイドゥーリナ:ヴァイオリン協奏曲《今この時の中で》の3曲です。諏訪内晶子さんの「J.S.バッハ ヴァイオリン協奏曲集」(PHILIPS:UCCP 1114)と同様に、女性らしい歌うような演奏で、かつ諏訪内さん以上の力強さも併せ持っていますが、ややシャープさに欠け、インパクトが弱いように思います。彼女は現代音楽を含め、幅広いレパートリーを持っていますが、やはりメンデルスゾーンやチャイコフスキーのバイオリン協奏曲が似合うように感じます。グバイドゥーリナの曲については現代音楽なので私にはまだ良く分かりません....。今後、彼女の演奏によるバッハの他の曲のCDが発売されるのを期待しています...。