ユニバーサルから、「J.S.バッハ:ゴルドベルグ変奏曲」(UCCG-1459)(ハープ:カトリン・フィンチ)(録音:2008年3月、カーディフ)が発売されていました。ハープによるこの曲は聴いたことがなかったのですぐに聴いてみました。ハープに詳しくないからかも知れませんが、単にこの曲をハープで演奏しただけとういう印象で、インパクトに欠け、ハープでしか表現できない何か新しい価値も感じられません。 彼女によれば、この演奏に当たって、グールドの演奏を聞いてみたようですが、ハープはやはりバロックの演奏には合わないように感じました。個人的にはハープのように音が長く響いて残るのは、特にバッハには向かないように思います。