サッカー協会が新体制をスタートさせた。新会長には犬飼前浦和レッズ社長。で、すごいのは、新理事にラグビーの元日本代表監督の平尾誠二氏と、女子テニス選手のクルム伊達公子氏が就任したこと。
私は、野球ファン歴が結構長く、その間にはサッカーに対してライバル心のようなものを持っていた時期があった。 「野球ファンなのにサッカーを見るのは、野球への裏切り」といったような気持ち。
ただそれだけのことで、サッカーはあまり観戦しないという習慣が今もって続いているのだ。
考えてみればおかしな話。テニスやゴルフなら、中継していれば必ず見る。それを「裏切り」などと思ったことは全くない。
こんな妙なライバル意識、別に持つ必要はないのだ。というより、両方のファンになったって全く構わないはず。強いて分析すれば、「日本で最も人気スポーツという位置をサッカーに取られてしまう」という危機感があったのか。
了見が狭い私……。
サッカーはこんなにもいろいろなスポーツからその良さを取り込もうとしている。野球ファンとして、他のスポーツと壁を作ってどうするのだ、という気にさせられた。