最新作「流星の絆」がドラマ化される。熱烈東野ファンのくせに未読なので、今までで一番のお気に入りの紹介を。
「魔球」。
題名から想像がつく通り、野球がバックグラウンドの小説である。
ただし、高校野球。時代は昭和39年。
東野圭吾さんであるからして、殺人が起こる。孤高の天才ピッチャーの信頼するキャッチャーが殺される。そして次にそのピッチャーが。そして更にはその弟が狙われる。その裏には悲しい真相があった……。
野球とストーリーの絶妙な絡ませ方。お手本としてもファンとしても私のバイブルである。
これぞ、ドラマから野球に興味を持てるような、そして野球ファンもくぎづけのドラマになりうる双方向の小説だと思う(ただ、実際ドラマ化されたものを見ると、原作ファンとしては心中複雑なことが多いが)。
ちなみに、これを読んだときの私のイメージキャストは、主人公は堂本剛さん、弟が山田孝之さんだった。けど、相当前だったので年齢的に今ではちょっと無理がありますね……。