Keep on smiling ... 明日も笑顔で

波乱万丈の歳月を経て
尚、落ち着けないシニアの日々

雨雨ふれふれ母さんが…

2012-07-07 20:56:49 | 季節

 

今日は七夕

でも織姫と彦星は会えそうにありません

ま、仕方ないですね 梅雨なんですから…

それにしても一年間待って待った挙句のデートが

雨のためにキャンセル

また一年待つ時間の長さ…

だれがこんな切ない設定を考えたのでしょう

せめて…

織姫と彦星は今では携帯電話を持っていて

お互いに写メを送り合い

夜毎にスカイプで 『元気~?』

 

おバカなことを考えている私でした(笑)

 

こういう日は

上手にタイミングを見てのワンズ散歩です

 

きれい好きなマイロは濡れるのをすごく嫌がるし

ディディエは巻き髪が湿気でいよいよカーリーになっています

 

誰もいない公園

 

我が家からこの公園まで往復すると一時間余り

その間に路上生活中のオバサンが二人います

おそらく私より少し上の年齢と思われます

どんな事情で そういうことになってしまったのか…

 

この二人はホームレスと思われますが

全く異なる暮らし方をしています

一人は地下道にねぐらを持っていたのですが

どうやら撤去されてしまったようで

今は段ボール一枚で並木道で寝ています

ボサボサの髪でふらふらと商店街を徘徊していることが多く

誰かと話をするのは見たことがありません

 

もう一人は この公園の植え込みを一坪ほど占拠して

ブルーシートで何やら財産を囲っています

公共の場であるのに撤去されることもありません

こちらのオバサンは一見 ホームレスには見えないくらい

シャキッとっして身支度も小ざっぱり

毎朝 箒をもって公園内の清掃

野良猫を飼っている様子で

ベンチに座って誰かと話している姿をよく見かけます

 

毎朝のように通りすがりにチラ見をするのですが

実に対照的な二人の様子

ただ いつも思うのは

この人たちは マイロ・ディディエよりも劣る生活環境で

それでも死ぬこともなく生き抜いている

病気になることはないのだろうか

寝ているのか死んでいるのか

チェックする人はいるのだろうか

 

パリの街角には決まって物乞いがいる

積極的な物乞いは禁止されているとのことで

ただ黙って一日中座って

”SVP J'ai faim." (お願いです、空腹なんです)などと

書かれた紙と紙コップを置いているだけ

その紙コップに小銭を入れる通行人がいるところが

キリスト教国なんだな…と思わせます

日本では そんなことしても誰もお金は恵んでくれないから

路上生活者たちは忙しげにリサイクル品を集めて

自分の食い扶持は自分で稼いでいるのかもしれない。

 

今日の様な雨降りだと

こういう路上生活者たちにも

かつては 雨が降れば傘を持って迎えに来てくれる

優しいお母さんがいたのだろうに…と

やるせない気持ちになったりします

こういう人たちが雨露をしのげて

安心して眠れる場所と

なにか仕事をできる場所があればいいのに…

 

 

天気が悪いと浮かない顔のマイロと

     

このスヌードをすると

必ず通行人から声をかけてもらって

なでなでしてもらえるディディエ

きみたちは実に逆境に弱そうだね…

最後まで守ってあげるからね