(三浦しをん著)
★★★★★(ベアの満足度)
またしても小泉今日子さんの書評にひかれて読み始めた小説。
最近、彼女の映画を見たり、
音楽を好んで聴いていたら、
劇場でご本人を見かけ、びっくり!
(余談です)
木暮荘というレトロ感あふれるアパートのお話。
一癖ある住人だけど、愛おしい。
恋人といるところに
3年前ふらっといなくなった彼氏が
戻って来た最初のお話で釘付け。
過去と現在の微妙な三角関係だけど、
並木はにくめないキャラ。
隣との境目は破れそうな(現に破壊された)
薄い板一枚。
プライバシーなんて関係ないくらい
音は筒抜けだけど、ささいなことを気にしていたら
生活できないんだよな。
そんな風に大きく構えて暮らしたいなあ。
年に数回、本を読んでいて電車を乗り過ごす。
今日もやってしまった...未遂も数度。
そのくらい面白かった~!