弁護女子。~越谷の女性弁護士の日々~

越谷市の弁護士(離婚・親権・面会交流・養育費・財産分与・不貞問題等を主に扱っております)の生井澤葵の日々を綴ります。

請求者側のスタート。

2015-12-16 | 【不貞問題について】
私は、

不貞による慰謝料を請求する側

不貞により慰謝料を請求される側

どちらの立場の方であっても、代理人として就きますし、就いています

今のところ、半々くらいか・・・少し「請求をする側」の方の事件が多いかな、

という割合です

ディフェンスも、オフェンスも知っておいた方が、

    不貞事件についてより詳しく対応できると考えているからです


どちらの立場の代理人になっていても、

私の依頼者になられる方の言い分は、納得できるもののことが多いので、

全力を尽くしてオフェンスorディフェンスしています。


地裁では、私は不貞事件ばかりやってる・・・??と、

噂になったとか・・・なっていないとか・・・(笑)。


*   *   *

前置きが長くなりました

今日は、不貞の慰謝料の請求をする側の方について、

少し書いていきたいと思います

「請求をする側」になりますと、

そもそも、請求をするか、しないか。いつするのか。

慰謝料を請求するにしても、配偶者に?それとも配偶者の恋人に?

・・・いろいろな選択を迫られます

特に、弁護士である私が気にするのは、

今後夫婦関係をどうされたいのか

弁護士を使うことと、配偶者と配偶者の恋人が別れることは、別

・・・ということです

多くの相談者の方は、

慰謝料を払ってもらう、つまりお金さえ払ってもらえれば、後はどうでもいいです

とは、おっしゃらないもの

離婚するのか、しないのか、全く心が決まっていない状態で、

ご相談にいらした方には、

冷静にお話を聞いていただける方であれば、

離婚についての一般的な法律知識のご説明をするように心がけています。

(不貞相談と離婚相談ダブルになるわけです)

さらに、

私が申し上げなければいけないのは、

弁護士は、“別れさせ屋”ではありません。

(結果的に、そうなることはありますが)

最終的な解決は、お金を支払っていただくことで満足を図ることになり得ます

ということです。

結果的に、上手いまとまり方をしたケースも様々あるのですが、

それは結果的なものであって、大原則は上記のとおりです。

そこを理解していただいてから、

さて、どうすれば、一番いいかを色々考えてみましょうとなるわけです。

始まりの段階で、

依頼者の方が希望する処理と、

弁護士がすることができる処理を、

しっかりすり合わせておくことができるのが、

信頼関係を構築するにはベストだと思っています


こばと法律事務所
弁護士  生井澤 葵(なまいざわ あおい)

         【プロフィール】
       弁護士・中央大学法科大学院実務講師・JADP認定夫婦カウンセラー
       女性の弁護士ということで、夫婦の問題や、男女の問題についての相談が集まり、
       その分野の問題を多く取り扱っています(その他、交通事故・借金の問題等も取り扱っております)。
       ホスピタリティのある法律相談ができるように、カウンセラーの資格も取得しました。
       ある日、普通の方が、ふとぶつかってしまうような法律の問題を、
       分かりやすい言葉で、丁寧に説明することが得意で、
       法律事務所・弁護士に相談することのハードルを下げるために、情報を発信しています。
       法律相談・講演依頼等、お仕事のご依頼は、こばと法律事務所にご連絡ください。


            埼玉県熊谷市筑波2丁目56番3 渡辺総合ビル3階
            こばと法律事務所
            電話: 048-501-1777 (ブログを見たとお伝えいただくとスムーズです)
            HP : http://www.kobato-law-office.com/
            男性弁護士・女性弁護士のいる事務所です



どの事件を見せてあげられるかな。

2015-12-02 | 弁護士のお仕事。
68期司法修習生の二回試験が終わり、

気づけば、69期司法修習生の集合修習が始まりそうです  

おお・・・あっと言う間ですね。

こばと法律事務所では、

今年も司法修習生の受け入れ先に挙がっているようです

実際のところ、本当に来るのかどうかはまだ分かっていません


こちらは懐かしき私の修習時代の写真。

芸を披露することになり、みんなで、検討している時の写真です。


*   *   *

私は司法修習で大変にお世話になり、

指導担当であられた先生によくしていただきました

いろいろなお仕事・事件、たくさん見せていただきましたし、

よその事務所に里子にも出させていただきました

その時、お世話になった部分は、

私が後輩に還元する形できちんとしなければいけません

これが、弁護士業界の義理です

私が指導担当になるわけではありませんが、

こばと法律事務所にお越しになった修習生の方は、

できる限りのことをしてさしあげようと思います






いろいろ食べさせていただきました。食べ物のご恩は忘れません。


そもそも、司法修習委員でもありますし、

中央大学法科大学院から学生を送り出しているという立場も(そんな偉くないので、形式的な意味でです)

ありますので、

義理を立てる以前に、私の義務でもありますね


さて、前置きと心がけが長くなってしまいましたが、

実際に、修習生がいらしたら、私は何を見せてあげられるでしょうか???

刑事事件の公判などはピンとくるのですが

私が主戦場にしている、

家事事件・不貞の慰謝料請求事件は、

とてもセンシティブな事件ですので、正直、お見せすることが厳しいと感じてしまいます

芸能人のニュースで、

元アイドルのOさんと、女優さんのKさんのニュースが騒がれていますが、

一般の方は「わ~!」と思われるにしても、私にとっては一定数ある事件という感覚なのです。

それを、「わ~!」というノリで、

見ていただくわけには、絶対にいかない。


ビジネスベースの事件ですと、お見せしやすいのですが、

家事事件・不貞の事件は感情的なものが大きく、

女性の弁護士の私にすら、なかなか話しにくいことを、

依頼者の方がようやくの覚悟でお話しいただくような事件です

う~ん・・・。

あ、修習生の方には、「そんなもったいぶられるくらいなら、見たくないです」と言われてしまう?

確かに、他に弁護士は2人いるし、

私が気合いを入れすぎなくてもいいのかもしれない!?!?!?

面倒みたがりの私は、こうして一人悩むのでした



こばと法律事務所
弁護士  生井澤 葵(なまいざわ あおい)

         【プロフィール】
       弁護士・中央大学法科大学院実務講師・JADP認定夫婦カウンセラー
       女性の弁護士ということで、夫婦の問題や、男女の問題についての相談が集まり、
       その分野の問題を多く取り扱っています(その他、交通事故・借金の問題等も取り扱っております)。
       ホスピタリティのある法律相談ができるように、カウンセラーの資格も取得しました。
       ある日、普通の方が、ふとぶつかってしまうような法律の問題を、
       分かりやすい言葉で、丁寧に説明することが得意で、
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