6月の定例議会が6/11・12 木・金で行われ、大事な特別定額給付金や8つの支援事業など、また地方創生臨時交付金を活用した事業も採択され、議案すべてが可決されました。
一番質問が多かったのは、地方創生臨時交付金を活用した事業の「中学校に1人1台のPC(タブレット)配備」です。
議員側では今後のオンライン事業を見据えた貸出可能なものにすべきではないか?という多数の意見に対して教育委員会では、オンライン事業と今回の1人1台配備は別物で、貸出しするにはセキリュティや電源などのハードな部分がクリアできないので、切り離して考えていますとのことで、貸し出しについては5年後の切り替え時に検討したいということで、最後の方までかみ合いませんでした。
今、政府は2023年度までに小中学校1人1台の配備を終えたいという指針を出していますが、これは日本のPC配備率は実は先進国の中ではかなり低い方であるという事実(調べてビックリ)も影響しているようです。早い配備にした方が良いという考えが一般的なようですが、実は単に1人1台配備をした、ペール―・コロンビア・ルーマニアでは学力向上効果は見られなかったという報告がありました。
また、自習時間も取れないとか、教師の負担が大きく専門職がいないと無理とか5年後にはPC交換の財政負担も考えなければいけないというレポートもあります。
しかし、アメリカの最先端の研究では授業の半分をPCで習熟度に合わせて行ったところ、はっきりわかる学力向上が認められたそうです。
余裕のない、お題目の一人一台ではなく専門職をつけて、学力向上に取り組むPC配備にして欲しいと思います。そういえば1人1台が配備された長南小では他校より学力の向上が認められたのでしょうか?
確か、さほど差異はない報告が以前あったと思います。
いずれにせよ、子どもに1人8万円掛ける施策ですから、無駄にならないようにお願いします。
また、学力向上が認められるようなら、予算を上乗せして教員負担を減らす専門職配置をすべきです。
そんな感想を持った、質疑討論でした。
※写真は久しぶりに長福寿寺の駐車場近くを歩いていた冠鶴の「かぁーくん?」です。(^-^)