象の3,4頭の群れが横断していた
渡り終わった後一頭道に戻って来た
のでこれはとばかりシャッターをき
る。うれしかったが、後で考えると
あぶないことだったなー。
ジンバブエとボツワナの国境 ジンバブエ側
ボツワナの国境に入る
ボツワナに入るBotswana
2007年11月11日日曜 はれ朝22℃ 昼39℃
ジンバブエ、ビクトリアキャンプ場は緑の森に
芝生があり気持ちがいい。ここもそうだがゲ
ストハウスやキャンプ場にはどこもプールを
併設してある。大型トラックのキャンピングトラ
ックも数台停まっている。
トラックには26人のツアー客を乗せて走って
いるとツアーの客から聞いた。そのキャンプ
場を6時50分出発、一路ボツワナへ。やく
70kmでボツワナの国境に到着。日曜日の
せいか走っていた車は一台だけ出合った。
ジンバブエの出国を終わり二日で通過した
ことになる、ボツワナ国境の手続き、この国
はビザはいらない。オートバイのカルネもい
らないようだ。その代わり走行許可書?500
プラ=10$=1200円を請求される。
ここでは米ドルは「ダメ」ボツワナのお金で
ないと「だめ」と言われる。ジンバブエとは
逆である。しかしボツワナの金はない、10km
先の町で「両替」して戻ってくるように言わ
れる。
困ったなー、もたもたしているとマイカー
で来た中年の男の人がドルをプラに両替し
てくれると言う、おーありがたい。10ドルを
両替して、残っていたジンバブエの金もい
っしょに両替してくれる。税関に支払いを済
ませる。
10kmでボツワナ最初の町「カサネKasane]
に着く。ペトロールを入れる、ここでは米ド
ルでOKだった。日曜だったが銀行ATMで
ボツワナの金を手にする。この国の紙幣は
区別しやすいので気が楽だ。
カサネの町は四つの国が集まっている、め
ずらしい町。ザンビア、ジンバブエ、ボツワナ
そしてつま先のように延ばしているナンビ
アの国が一堂に集まっている。
ボツワナの道のことが心配で、心配でこと
あるごとに町で、国境で聞いてきた。ここ
カサネでも、これから先走る道路の状態を
重ね重ね聴いた。「大丈夫」「ベリーグッド」
とペトロールスタンドのスタッフは笑う。
ここカサネから東のナタNataへ300km、そ
こから南のマウンMaunnへ300km、さらに西
へ300km、逆「コ」の字型に走るのだ。次の
ペトロールスタンドは100km先にあることも
確認する。
青空の下ナタNataに向って走り出す。ああー
道路はいいなー。ホッとしながら走る。今ま
では遠くに近くに山を見てきたがここらあた
りは見渡すかぎり平原になった。ちょうど今
日本の春にあたるのだろうか、若葉の芽吹
きの林も続く。
温度計は10時で35℃を示している。暑いが
走っているかぎり、そんなに暑さを感じない。
100kで聞いていたペトロールスタンドに着い
た。スタンドの女性が手を振っている、ペトロ
ールは「NO]「フィニッシュ」「ない」と言う。
エーどうすんだ。次のスタンドまであと220k
次まで「もつかなー」。スタンドに来た車にペ
トロールを分けてもらうように話すが「ヂィー
ゼル」車でだめだった。しょうがないスピー
ドを落として走るより仕方ない。
行けるところまで行ってダメな時は、うしろ
から来る車に「ペトロールスタンド」まで走っ
てもらい「ペトロール」を運んでもらうよう
に「タノム」しか方法はないなー。スピードを
80kに落として走り出す。
気持ちよく走ってきた周りの景色も半減、ペ
トロールのなかったジンバブエで平均80k
のスピードで300kちょっと走ったこともあ
るなーと思い出しながら、もしかしたら走
りきることが出来るかも知れない。これ以
上強い風が吹かなければいいがなー。
見渡すかぎりの海のような地平線の平原
では風が強い。リザーブまで250kmは走
れたら、どうにかもちそうだ。リッター15k
m走ったとしてリザーブ5リッター×15=
75kmトータル325kmぎりぎりだ。
おー「象」だ。目の前に象が道を横断して
いる。ギヤーの切り替えをやめてエンジン
停める。カメラを取り出す、あー象は渡り
きってしまった。横断している象に出逢え
ばいいがなーと思いながらきて、それが
目の前に現れたのだ。
渡り終えた象の群れ、その中から一頭
道に戻ってきた。
残念だったなーと思っていたら渡り終わ
った3,4頭の群れの中から一頭だけ道に
戻ってきた。おーありがたい、これ以上の
チャンスはない。夢中でカメラに収める。
両サイドの林に7,8頭の象の群れがいた。
30秒違っていたら逢わなかったことだ。
これもスロースローと走って来たペトロ
ールのなさが恵んでくれた象の群れと
の遭遇と感謝しよう。象が向ってきてい
たら「どうなった」か、今考えるとぞーっ
とする。
「ブス、ブス、ブス」ガスが切れた。とうとう
リザーブへの切り替えだ、270kになってい
る。あと50kちょっとだ「よし」走りきること
が出来そうだ。スピードをさらに落として走
る。道はいいので助かっている。
ナタまであと「10km」の標識が出た。もう
少しだ。ナタの町に着いた、ついたぞー。
320kジャストを指している。小さい町だ、
さっそく満タンに給油、よかったなー。オ
ートバイから降りると「暑い」冷たい水が
ほしい。ここに「水はない」
反対側のペトロールスタンドに「ショップ」
があるとスタッフがゆう。コーラーと冷た
い水をいっきに飲む。スタンドにはレストラ
ンと店が併設されている。カメラバック、
リック、ジャケット、長袖を脱いで一休み。
14時になっている。キャンプサイトは100k
m「先」にある、ペトロールもあるとスタン
ドの男性が親切におしえてくれた。そこな
ら泊まるのにちょうどいい時刻だ。100k
走ってテントを張ろう。
暑い日差し39℃を指している。走り始め
て100kジャストでペトロールスタンドがあ
った。キャンプ場はここから1k入ったとこ
ろだ、とおそわる。
村の中にゲストハウス、キャンプ場があっ
た。なんとなく雑然としているなー。目の
つりあがったおばさんがレセプションにい
た。テントの場所は広場の「半分」に張る
ように指示される。テント代6プラ=1400
円、高いなー。
4時だ、太陽はまだ高い。日陰にテントを
張り終え洗濯したあと、サルマタでプー
ルにはいる。アーキモチガイイ。ゲストハ
ウスのビールは8プラ=190円ペトロール
スタンドは4プラ=100円と半額だ。
日が沈む前にスタンドまでビールと晩飯
をパックにつめてもらう。地元の子供が
塀越しに話しかけてきた、自分で書いた
「花」の絵を買ってくれと言ってるようだ。
あいにくコインがなかったので残念。
ザンビア、ボツワナ、ジンバブエ、ナンビア4カ国が集まるカサネの町