またまたおまわりさんじゃない・・地元の人に追いかけられて写真だけ撮る。
カザフスタンのアスタナイに着いた・・「コンチネンタルホテル」3万円・ぎゃー。このホテルのボーイさん宅に30$3600円で泊めてもらった。
シベリア横断~中央アジアを走る・・計画をしていたが道路がどうなっているのか全く情報がつかめない。テレビ・デスカバリーチャンネルでウズベキスタンを見ただけで道路が舗装しているのかどうかなどはつかめない。いつも近くの飲み屋で一緒になる埼玉大学の地理の先生は中央アジアは行ったことがないと言いながらキルギスあたりの地図を手書きで示してくれたのはさすが地理の先生だ。しかし不安で不安で仕方がなかった。これからはそのキルギス近くまで走っていく。わたしには地球の奥深い秘境に見えていた中央アジア。
気持ちが安らぐカザフスタン
2003年8月14日木曜 くもり20℃ くもり20℃ 32℃蒸し暑い 32℃ 30℃
首都アスタナの手前で泊まる。蒸し暑いのでなぜか眠つけない・・トイレ・・下痢気味で真夜中に2,3回起きる。最後は2時50分。いつのまにか朝に・・まだ早いだろう。起きてトイレに行くと8時04分もうこんな時間なのか。トイレは屋外の小屋。づーっと昔わたしの佐賀・嬉野吉田の実家のトイレと同じ板をくりぬいただけの便所だった。おれたちは便所のことを「セッチン」と言っていた、フランス語なのかな(笑)。
昨夜のホテル代1400Tテンゲはどうなっているのかな。わたしは800紙幣とコイン全部を渡しただけで、そのあと請求はこなかった。あれでOKだったんだろうか。この宿はサウナがあった。誰もいないと思って下着を洗ってからサウナに入ろうとしたら女性がサウナから顔だけ出して「オー」・・「キューズミー」あわてて洗ったばかりのパンツをはいて外に出る。入り口から中まですべてオープンになっていたんだ。
支度してベンジンスタンドの倉庫に入れてもらっていたオートバイを出す。8時50分に出発。道路はきのうに比べりゃずーっといい道。デコボコがまずないから安心して走れる。首都アスタナに13時に着く。さすが高層ビルばかりが建ち並んでいる。ホテルを探そう、アウディの車の人がホテルまで引っ張ってもらった。すみませんでした。一軒目は満杯でダメ。その一軒目のホテルの階段で地元の人に会った。(アスタナイは首都とばかり思っていたが違った)
ガソリンスタンドの皆さんと地元の人たち
コンチネンタルホテルとボーイさん。このボーイさんの自宅アパートに泊めてもらった
同じ顔していたので「オオ」とあいさつする。立ち止まって「マイジャパン」するとその男はパパ、ママ、コウリャンと言った。ホテルで断られてオートバイに戻る。さっきの男も立っている。エンジンをかけよう「あれーっ」「カギ」がない。ポケットを探すがない。これまでほとんどつけっぱなしにしているカギ。しばらくしてその男は「手に隠し持っていた」「カギ」を差し出した。こいつ金欲しさに抜いていたのか。
抜きとられたのは今までで初めてだ。抜き取る勇気とゆうかその気持ちがわからない。そのホテルで紹介してもっらたホテルに向かう。そのホテル「アダム」もダメ。しょうがない「コンチネンタル・ホテル」に行ってみた。なんと260$=3万円・・ぎょっー!。まいった、これじゃ泊まれない。フロントの女性があっちこっち電話を入れてくれている。ホテルのドアーボーイさんが来た「うちに泊まれ」と言う。
今日も麦畑を走る。各国の「牛の標識」を撮って(集めて)あとで比べてみよう。これは「犬っころ」に見えてしまいそうな・・貧弱な牛の絵。
そしてレセプションの女性もすすめる。「いくらで」「30$=3600円で「OK」16時にここに来るように言われる。ボーイさんの仕事が16時で終わるらしい。まだ1時間半ある、レジストレーチャー(所在証明書)を取りに警察署まで行く。30分かかってスタンプOKになった。3000TCテンゲ=2700円もとられる。エ―仕方ないのかな。すべて吐き出したので金なしになった。となりの銀行で150$ドルを両替。
カザフスタン「通貨」の計算がようやくわかった。×9とすればいいようだ。100テンゲ=90円と計算しやすくていいぞ。16時前にコンチネンタルホテルに戻り約束の時間に間に合わせる。わたしはオートバイでボーイさんはタクシーで自宅に向うのでうしろにつけていく。駐車場はアパートから離れたところにあるのでそのままタクシーで誘導してもらった。5階建てのアパートがボーイさんの自宅。
階段入口には地元の人がイスに座って談笑している。「こんにちは」あいさつして上がっていく。3階のアパートには奥さんと赤ちゃんの3人家族。シャワーを浴びて17:00になった。はじめて泊まるアパートだ。これまでアパートはどうなってんだろうかとづーっと眺めながら走ってきた。ついに中に入った、があまり広いとは言えない。台所3畳、リビング10畳ぐらい、あと6畳、3畳ぐらいの部屋。ここでも水回りが悪いようだな。主人はビールを買いに行ってくれた。
ボーイさんのアパートについた。「こんにちは・・」アパートの人たちが夕涼みしていた
ビールを買って来たあと赤ちゃんを保育園かどこかに迎えに行って帰ってきた。2歳の赤ちゃん。すぐに夕食の買い出しに一家で出かけた。30分ぐらいで戻ってくると言ったがなかなか戻ってこない。ここカザフスタンに入ってからなんとなくなごやかで気持ちもゆったりさせてくれる。街を走っていると「どこから来たんだ」と次から次と話しかけてくる。聞かれても素直になれる雰囲気でもある。
それにしても腹へった―。早く喰い物食べたいな、その前にビールをと催促してしまう。つまみはせんべいを揚げたようなもから「とどん、どどん」と大きな皿が並ぶ。中華料理に近いものだ。うまい、うまい。しばらくして盛装した若い女性二人が入ってきた。うん、いとこかな。きれいな衣装は地元の伝統的なものだろうか。若い女性二人と奥さんも日本人の顔に近いなと思う。いや日本人女性が似てるのか。さっそく写真を撮らせてもらった。ロシア語と日本語でもどうにか通じるもんだな。ごちそうさまでした。