ウズベキスタンからタジキスタンの国境についた・・国境係官やら地元の人たちがあつまってきた。
タジキスタン周辺のオートバイで走ったルート地図
タジキスタンに入国。
2003年9月19日金曜 はれ20℃ はれ30℃ 30℃はれ 32℃
8時過ぎにホテルを出た。国境まで30キロ、国境についた。どこでもそうだが人の流れが出来ている。しかしそんなには人は多くない。係官なのか地元の人なのかオートバイの周りに寄ってきた。ウズベキスタン出国手続きは簡単に終わる、レジストレーチャーの提出もなし。泊まったと言う「証明」を毎日ホテルで書いてもらっていたのになー・・必要なかった。タジキスタンの入国手続きへこれで両方で30分ぐらいですみそうだ。
と思いきや、タジキスタン側は3~4カ所回されて最後20分以上待たされた。その間地元の人と思われる人たちは・・歩きでぞろぞろ出ていく人、入っていく人・・平行棒の鉄棒の柵の中を歩いている。結局1時間10分かかった。9時32分→10時40分。国境が変われば地形まで変わるはずはないのにいつも見知らぬ国に入ったばかりはやっぱりどきどき緊張もする。そしてあたらしいことを期待する気持ちも出てくる。
ここタジキスタンに入ったら一面「綿畑」・・最盛期で家族連れで収穫していた。道路にも白いワタがこぼれて・・それを拾って歩く人もみかけた。
日本ではほとんど見なくなったがタジキスタンでは「綿(わた)作り」が盛んのようだ、キルギス、ウズベキスタンも盛んだった。家族で収穫作業をしている畑が多い。中腰で腰も痛かろうと思う。今が最盛期なのかワタを山積みしたトラックが行き交う。道には白いワタが落ちていて、それを拾っている老人も見かけた。道路はきれいな方で案心して走れそう。60キロで首都ドウシャンベについた。
こぎれな街、アーチ型のモニュメントが出て来たここら辺が街の中心か。ジープを運転していたイキな兄ちゃんに「ホテル」「ホテル」と聞いてホテルまで引っ張ってもらう。どうもありがとう。フロントに入って料金「いくら」「3$~5$=400円600円」と話す「安いな」3$と思って「OK」した。しかしどうも様子がおかしいよく聞いてみると「30$=3600円」だったのだ「オ―ノー」。
いったん荷物を部屋に運んでいたので荷物を部屋から出してオートバイに積み替える。フロントにこの近くに「安い」「ホテル」はないか「10$」と紙に書いた。すると同じこの3階にあると話す。エーこのホテルにあるんだ。指定された3階に再び荷物を部屋に運びこむ。いったん降ろした荷物・・あー重い。きょう国境越えてここまで来る間、岩山は木のはえない灰色、砂漠もあった。その向こうには雪山も見えていた。
いまの気持ちは奥まった山間地方に入り込んだ気分になっている。ホテルの前に焼き鳥を売っていたのでビールといっしょに買って部屋で飲む。地元の人も店の人も気持ちは根っからやさしいように感じられる。
タジキスタンの首都ドウシャンベの中心と思われるに到着。
9月20日土曜 はれ 暑い はれ
てっきり金曜だと勘ちがいしていた、金曜なのにどうして銀行は休みなのかと・・(イスラムは金曜が休み)。きょうは土曜日なんだ。でも修理工場は休みでなくてよかった。ボックスの軸が折れていたので9時に修理屋を探して溶接屋に来た。セントラルからちょっと外れた場所にあった。1時間ぐらいで溶接してもらい元に戻ったがまたいつ折れるか心配だ。ホテルに戻って街なかを散歩、郵便局が開いている切手を買おう。ノートをめくるしぐさで「ちょっといろいろの切手を見せてくれ」・・すぐに通じた、笑いながらリーフを見せてくれた。めづらしい切手を選んで買った。
アーチ型のモニューメントを撮ったりしたあとオートバイで郊外まで走ってみた。すぐに水の流れが速い水路に出た。これ以上山に入ったら戻れなくなりそうだ。パミール山脈を走ってみたいが道が悪くてわたしのオートバでは無理だと言われる。それに日数もかかるのでウズベキスタンのビザが切れてしまいそうなのだ。それにしてもドウシャンベ市内は検問が多すぎる、中心街は数百mぐらいににポリスが立ってうんざりだよ。