■しつけについて
しつけは、様々な方法があります。うまくいった経験から推奨されている方法、科学的な知識の裏付けがあるものまで様々です。情報があふれているこの時代、ネットでも書籍でも様々な方法が紹介されています。どの方法がよいかは、そのメリットとデメリットを知り、ご自分で判断する必要があります。しつけは、何を目的とするかで方法は変わってきます。管理人が鳥にしつけが必要だと思うのは、鳥が私たちと鳥らしく幸せに暮らすためには、行動面でのサポートが必要だからです。鳥が鳥らしく幸せに暮らすためにはどうしたらいいか、を当HPでは行動分析学の立場から情報を発信しています。
このHPの管理人は、しつけについて以下のように考えています。
*鳥が家庭で楽しく、そしてワクワク毎日暮らしていけるように私たちが行動面でサポートすることを「しつけ」と呼んでいます。
*しつけは鳥に強いストレスを与えるものであってはなりません。鳥を脅したり怖がらせたりすることはしません。当HPで勧めるしつけはお仕置きではありません。
*どうして欲しいかを鳥にはっきりわかるようにほめて伝えます。
*何かしてほしいときには、鳥がそれを楽しく行えるように考えること。
*しつけは、人と鳥が幸せに暮らせるために行うもの。
当HP上では、上記の条件に矛盾する方法はご紹介しておりません。管理人は、しつけを考えるとき、必ず心理学の概念を用いて、上記の条件に矛盾しないか考えます。トレーニングについても同様です。
ほめることを推奨するのは、この条件に矛盾しないのは褒める方法だけだからです。
ほめることは、甘やかすことと誤解されがちですが、だだ甘やかすこととは全く異なります。良いタイミングで上手にほめることができるようになれば、鳥は何をすればいいかを学習します。鳥が上手にできれば飼い主さんも嬉しい。鳥と人とが良い影響を与え合う。こんなふうに毎日の暮らしの中で鳥とのコミュニケーションとしてしつけに取り組んでいく方法を日々考えております。
■体罰と脅しに頼るしつけ
罰を与えれば、鳥の問題行動をなくすことができるかもしれません。しかし、愛情と信頼を一瞬にして壊します。罰は鳥にとって嫌なこと。逃げる、噛みつくといった嫌なことを避ける行動をすぐに学習します。
また、罰をつかっても正しい行動を教えることができません。鳥はそれをすれば叱られるのはわかっても、どうしていいのかわかりません。
そして、恐ろしいことに「罰の効果」は、私たちにどんどん罰を使わせるようになります。だから、罰は使わないのです。
■信頼関係って何?
信頼関係という言葉にとらわれていませんか?「信頼関係」という抽象的な概念を動物のしつけでよく聞きます。信頼関係が築けてからしつけをしましょう、しつけは信頼関係があってこそ、なんて書いてあったら、飼い主さんは「この子は噛みつくのだから、私を信頼していない、信頼関係がないんだ」と悩んでしまうのではないでしょうか。
信頼関係がないかもしれない、と悩んだら、信頼される飼い主になるにはどうしたらいいのだろうと考えてみるといいかもしれません。怖い思いをさせない、痛いこと、不快なことをしない。そばに行けばいつも良いことが起こる。こういったやりとりから、鳥はあなたが好きになるのです。好きな人のそばにいつもいたい、近くに寄っていきたい。手を差し出されたら手に乗りたい。もしかしたらそんな鳥の姿を私たちは信頼関係と名付けているのかもしれませんね。
言葉にとらわれていると鳥の本当の行動の意味が見えにくくなります。しつけによく出てくる「信頼関係」や「服従」、「上下関係」、「主従の関係」という言葉を使って解釈するのをやめてみると「なんだそんなことだったのか!」と思い、「こうすればよかったんだね!」と問題が解決することがたくさんあります。私たちが見方を変えるだけで全く違って見えるようになるのです。
■鳥は人から学ぶ
彼らが元々生息する地域では、彼ら自身が野生で生きていくためのふさわしい行動を親や兄弟、仲間やパートナーと過ごすうちに自然に学習できるようになっています。しかし、人間界に連れてこられた鳥は、人との関わりの中で生きていく方法を学習します。
実は、噛みついたり、呼び鳴きしたりという「問題行動」と呼ばれるものの多くは、鳥が人との関わりの中で学習した結果なのです。
つまり、鳥が人間に噛みついたり、必要以上に呼び鳴きしたりしないようにするためには、私たちがどのように鳥に対して行動するかがとても大切なのです。
■鳥は長寿な生き物だから
もし、不幸にも飼い主の寿命が先になってしまったとしたら・・。人なつこく、いい子だったら、引き取り手を探すのは容易でしょう。もし、飼い主以外の手を噛み、構ってくれるまで鳴き続ける子だったら・・・?
鳥の命がつきるまで、一人の人が育てていけるのが理想ですが、万が一のことを考えて、次の家庭でもかわいがってもらえる、よい子に育てましょう。しつけは、あなたの鳥が人間界で楽しく豊かに暮らしていくための必須アイテムでもあるのです。
■たくさんの愛情をかけることがしつけ
しつけは、困ったことが起きたときに厳しく罰することでも、甘やかすことでもないのです。ほめることで学習を促し、楽しく鳥と関わる人にとっても鳥にとっても「楽しいこと」だと考えています。
鳥をよく観察し、困った行動に発展しそうなことは未然に防ぎ、してほしいことを行動を積極的におしえる。つまり、鳥に何かを教え込む、というのはなく、鳥が人間界で楽しく暮らしていけるように人間が配慮することがしつけなのです。
■行動分析学
ここでは、行動分析学という行動の心理学を用いたしつけとトレーニングをご紹介しています。行動分析は、アメリカのスキナーが提唱した理論です。スキナーは、始めラットで、のちにハトで実験して、人間を含む動物の行動を支配している原理を発見しました。動物(もちろん人間を含みます)がどういう基本原則に則って行動するということがわかると、動物と楽しく暮らしていくことが容易になります。
このサイトでは、心理学の法則をもとにしたトレーニングやしつけの方法をできるだけ専門用語を使わずに解説しています。どうしてそんなことするのか、どうしてしてくれないのか。そんな疑問にも心理学の法則からアプローチしています。
しつけやトレーニングって鳥も人も楽しいんだよ♪
こう考えてくださる方が1人でも多くなることを願って。
■問題行動
問題行動については、こちら
しつけは、様々な方法があります。うまくいった経験から推奨されている方法、科学的な知識の裏付けがあるものまで様々です。情報があふれているこの時代、ネットでも書籍でも様々な方法が紹介されています。どの方法がよいかは、そのメリットとデメリットを知り、ご自分で判断する必要があります。しつけは、何を目的とするかで方法は変わってきます。管理人が鳥にしつけが必要だと思うのは、鳥が私たちと鳥らしく幸せに暮らすためには、行動面でのサポートが必要だからです。鳥が鳥らしく幸せに暮らすためにはどうしたらいいか、を当HPでは行動分析学の立場から情報を発信しています。
このHPの管理人は、しつけについて以下のように考えています。
*鳥が家庭で楽しく、そしてワクワク毎日暮らしていけるように私たちが行動面でサポートすることを「しつけ」と呼んでいます。
*しつけは鳥に強いストレスを与えるものであってはなりません。鳥を脅したり怖がらせたりすることはしません。当HPで勧めるしつけはお仕置きではありません。
*どうして欲しいかを鳥にはっきりわかるようにほめて伝えます。
*何かしてほしいときには、鳥がそれを楽しく行えるように考えること。
*しつけは、人と鳥が幸せに暮らせるために行うもの。
当HP上では、上記の条件に矛盾する方法はご紹介しておりません。管理人は、しつけを考えるとき、必ず心理学の概念を用いて、上記の条件に矛盾しないか考えます。トレーニングについても同様です。
ほめることを推奨するのは、この条件に矛盾しないのは褒める方法だけだからです。
ほめることは、甘やかすことと誤解されがちですが、だだ甘やかすこととは全く異なります。良いタイミングで上手にほめることができるようになれば、鳥は何をすればいいかを学習します。鳥が上手にできれば飼い主さんも嬉しい。鳥と人とが良い影響を与え合う。こんなふうに毎日の暮らしの中で鳥とのコミュニケーションとしてしつけに取り組んでいく方法を日々考えております。
■体罰と脅しに頼るしつけ
罰を与えれば、鳥の問題行動をなくすことができるかもしれません。しかし、愛情と信頼を一瞬にして壊します。罰は鳥にとって嫌なこと。逃げる、噛みつくといった嫌なことを避ける行動をすぐに学習します。
また、罰をつかっても正しい行動を教えることができません。鳥はそれをすれば叱られるのはわかっても、どうしていいのかわかりません。
そして、恐ろしいことに「罰の効果」は、私たちにどんどん罰を使わせるようになります。だから、罰は使わないのです。
■信頼関係って何?
信頼関係という言葉にとらわれていませんか?「信頼関係」という抽象的な概念を動物のしつけでよく聞きます。信頼関係が築けてからしつけをしましょう、しつけは信頼関係があってこそ、なんて書いてあったら、飼い主さんは「この子は噛みつくのだから、私を信頼していない、信頼関係がないんだ」と悩んでしまうのではないでしょうか。
信頼関係がないかもしれない、と悩んだら、信頼される飼い主になるにはどうしたらいいのだろうと考えてみるといいかもしれません。怖い思いをさせない、痛いこと、不快なことをしない。そばに行けばいつも良いことが起こる。こういったやりとりから、鳥はあなたが好きになるのです。好きな人のそばにいつもいたい、近くに寄っていきたい。手を差し出されたら手に乗りたい。もしかしたらそんな鳥の姿を私たちは信頼関係と名付けているのかもしれませんね。
言葉にとらわれていると鳥の本当の行動の意味が見えにくくなります。しつけによく出てくる「信頼関係」や「服従」、「上下関係」、「主従の関係」という言葉を使って解釈するのをやめてみると「なんだそんなことだったのか!」と思い、「こうすればよかったんだね!」と問題が解決することがたくさんあります。私たちが見方を変えるだけで全く違って見えるようになるのです。
■鳥は人から学ぶ
彼らが元々生息する地域では、彼ら自身が野生で生きていくためのふさわしい行動を親や兄弟、仲間やパートナーと過ごすうちに自然に学習できるようになっています。しかし、人間界に連れてこられた鳥は、人との関わりの中で生きていく方法を学習します。
実は、噛みついたり、呼び鳴きしたりという「問題行動」と呼ばれるものの多くは、鳥が人との関わりの中で学習した結果なのです。
つまり、鳥が人間に噛みついたり、必要以上に呼び鳴きしたりしないようにするためには、私たちがどのように鳥に対して行動するかがとても大切なのです。
■鳥は長寿な生き物だから
もし、不幸にも飼い主の寿命が先になってしまったとしたら・・。人なつこく、いい子だったら、引き取り手を探すのは容易でしょう。もし、飼い主以外の手を噛み、構ってくれるまで鳴き続ける子だったら・・・?
鳥の命がつきるまで、一人の人が育てていけるのが理想ですが、万が一のことを考えて、次の家庭でもかわいがってもらえる、よい子に育てましょう。しつけは、あなたの鳥が人間界で楽しく豊かに暮らしていくための必須アイテムでもあるのです。
■たくさんの愛情をかけることがしつけ
しつけは、困ったことが起きたときに厳しく罰することでも、甘やかすことでもないのです。ほめることで学習を促し、楽しく鳥と関わる人にとっても鳥にとっても「楽しいこと」だと考えています。
鳥をよく観察し、困った行動に発展しそうなことは未然に防ぎ、してほしいことを行動を積極的におしえる。つまり、鳥に何かを教え込む、というのはなく、鳥が人間界で楽しく暮らしていけるように人間が配慮することがしつけなのです。
■行動分析学
ここでは、行動分析学という行動の心理学を用いたしつけとトレーニングをご紹介しています。行動分析は、アメリカのスキナーが提唱した理論です。スキナーは、始めラットで、のちにハトで実験して、人間を含む動物の行動を支配している原理を発見しました。動物(もちろん人間を含みます)がどういう基本原則に則って行動するということがわかると、動物と楽しく暮らしていくことが容易になります。
このサイトでは、心理学の法則をもとにしたトレーニングやしつけの方法をできるだけ専門用語を使わずに解説しています。どうしてそんなことするのか、どうしてしてくれないのか。そんな疑問にも心理学の法則からアプローチしています。
しつけやトレーニングって鳥も人も楽しいんだよ♪
こう考えてくださる方が1人でも多くなることを願って。
■問題行動
問題行動については、こちら