インコブームについてマスコミの取材の依頼が多くなってきました。よくある質問に対しての回答を公開します。文章を使用したり、参考にしたりする場合は、「動物行動コンサルタント青木愛弓」の名前をわかるように入れて下さい。
回答を作成するにあたり、最近の流通の傾向について業界関係者にご意見を伺いました。ご協力に感謝いたします。なお、時間の経過と共に変化する内容も含まれております。
Q:インコブームがきているという実感はありますか?(ペットとして・関連グッズに関して)
A:グッズは、おしゃれで女性好みのもの近年よく見かけるようになりました。大手文具メーカーが大人の女性をターゲットにした小鳥の付箋やシール、手帳を製作しています。また、食べるとインコの匂いがするアイスクリームはインターネットで話題になり、テレビでも取り上げられ、販売されると長蛇の列ができるほどの人気です。
一方、ペットとしてインコを飼う人が増えているかというと、業界では、問い合わせが若干増えた、流通に関してわずかに増えているという印象を持つ人もいるようですが、販売される小鳥が急激に増加しているわけではないそうです。ですから、生体の飼育に関しては爆発的な流行にはなっていないというのが現在の業界の見方です。ただし、マスコミで頻繁に取り上げられるようになったのが初夏の頃からだと記憶していますが、夏の間はヒナのシーズンではないので、販売数が伸びなかったということも考えられます。もしかすると、これから増えていくかもしれません。
ただ、昨今では、以前のハスキー犬ブームのように、話題になったら、誰も彼もが後先を考えずに飛びついて飼い始める、いわゆる熱に浮かされたような流行にはならないのではないでしょうか。今は、インターネットが発達し、誰でも簡単に検索できますし、飼育書もいくつも出版されていますので、一旦調べてみて、飼えるかどうか考えてみる方が多くなったのではと思います。私の周りでも、ペットを飼う前に飼えるかどうか調べてみますかと聞いたところ、「命を預かる」ことだから、飼えるかどうか事前によく考えるという回答をした人が多くいます。これは、とても良いことだと思います。
動物行動コンサルタント 青木愛弓(あおきあゆみ)2013年9月29日
最新の画像[もっと見る]
- インコ巻き 10年前
- インコグッズブームについて、読売新聞の取材を受けました 11年前
- 夜の動物園 11年前
- 夜の動物園 11年前
- 遊んでしつけるインコの本 14年前
- 岐阜大学で特別講義を行いました。 15年前
- コンパニオンバード10号 16年前
- ビギナーズシリーズ オカメインコ 16年前
- ヒナを「誘拐しないで!」ポスター 17年前
- Q&A 荒鳥も手乗りになりますか? 17年前