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ジャイロスコープ

2024-07-24 22:00:00 | 読書
「ジャイロスコープ」
伊坂幸太郎著、新潮文庫、2015年7月





伊坂幸太郎のバラエティに富んだ短編小説集。
異なる時期に異なる出版社向けに書いた短編を集めており、特にまとまりはありません。

前半にミステリー、後半にファンタジーを集めている気もします。

伊坂幸太郎のデビュー15年目の節目に出版されたそうです。
最後に著者のインタビューがあり、本書に収録された短編や、それまでに出版された作品を振り返っています。

物語の核心に触れずに概要を記します。


「浜田青年ホントスカ」
男の前にいつも突然現れる男友達の話。

「ギア」
セミンゴという謎の生き物の話。

「二月下旬から三月上旬」
男の前にいつも突然現れる男友達の話。

「if」
郊外の路線バスでバスジャックに2度遭遇する話。

「一人では無理がある」
恵まれない子どもたちのために、組織的にサンタクロースを演じる話。

「彗星さんたち」
新幹線の清掃スタッフたちが、様々な乗客とのエピソードから、その人たちの人生を想像する話。

「後ろの声がうるさい」
新幹線の車内で、後ろの席の乗客が、記者を名乗る見知らぬ男に話しかけられるのを盗み聞きする話。
各話に登場する人物やワードを少しずつ取り入れています。



関連エントリ:
【伊坂幸太郎著書】
クジラアタマの王様

ホワイトラビット

重力ピエロ

アイネクライネナハトムジーク(書籍)
コメント
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