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コンプライアンス(compliance)

2004-06-12 | アンデスの声さん投稿集
コンプライアンス(compliance)  
                  2004 6月12日(日)

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コンプライアンスという言葉が最近の日本の企業経営のキーワードの一つになりつつある。
もともとcomplianceは「追随」といったような意味だが、企業倫理の中では“遵法精神”、つまり「反社会的行為、不正による浮利を廃す」という風にとらえている。

表向きは倫理規定みたいだが、要は悪事がバレることを恐れる、消費者にバレてイメージダウンで売り上げと株価が落ちること、即ち「実害」を恐れての対策である。三菱自動車の“惨状”をみて冷や汗をながしている企業も多いはずだ、我が身でなくて良かったと。そして、小ずるく儲けるより地道に正直にやったほうが損をしない(結果的に儲かる)と考える。これが企業の腐敗ベクトルのフィードバック効果の一つとなっている。

企業に限らず、官もODAも政治家もあらゆる組織団体・制度も、独善に陥ったときに腐敗が始まる。人の組織はもともと腐りやすいのだろう。腐るのを防止するのが第三者の監視と外部が与える実害である。だから我々はあらゆる権力の監視を続け声を上げ続ける必要がある。自国民の声を封じ外部から情報を遮断し独善の極みに達し、自分でとことん腐りきってしまったのが北朝鮮だ。

これまで長い間サヨクだけが市民みたいだった日本の奇妙な市民運動史において、北朝鮮の腐臭と一体化したサヨクが死滅しかかった今こそ、本来の市民運動が日本に立ち上がる好機なのかも知れない。生物学で「亜種は共存できない」という法則がある、一方が絶滅することでもう一方が繁栄できる。(例はマズいが、そう感じる)

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