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拉致の解決を願って
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第5回国民大集会(6)

2003-05-07 | 第5回国民大集会(2003/5/7)
5.家族のみなさんの訴え
《櫻井さん司会》

最も大事なことは拉致されているということが確認されている人々を、まず救い出す事でございます。このステージにはこのようにはっきりとした拉致のケースの被害者の家族の皆さん方がいらっしゃいます。21人の方々がここにおいでです。
私たちはこの何年間も苦しみを共にしてきました。哀しみも共にしてきました。だからこそ心込めてこの皆さん方を応援していきたいと思います。皆さま方に一言ずつお願いします。(拍手)


1.横田 早紀江(よこた さきえ)さん(66)

(拍手)(早紀江さん滋さんと一緒に立ち上がる)

こんにちは。横田めぐみの母でございます。本当に6年前にこれをしますときに何も無かった、何も受け入れていただけなかったその頃から比べて、今回このようにたくさんの方が関心を持ってくださっているということに感慨無量でございます。どうかこれからも本当に『正義』のために一生懸命一緒になってやってください。

2.飯塚 繁雄(いいづか しげお)さん(64)

私は北朝鮮に拉致された田口八重子の兄の飯塚 繁雄と申します。
家族のために一生懸命働いて幸せな家庭を作るのがごく当たり前のことでありますけれど、これができないのは、(八重子さんが拉致され今そうできない現状があるのは)当たり前の常識を無視し、私利私欲にはしりまたは家族はどうなってもよいと言っている金正日(キム・ジョン・イル)がいるからです。  (拍手)

彼は、自分の国の国民さえ私物化しています。このような人物が世界を錯乱している以上、私たち(日本の)国民も幸せな生活はできません。一日も早く妹たちを奪還し、皆様と同じように当たり前な生活をさせてやりたいと思っています。(拍手)


3.有本 明弘(ありもと あきひろ)さん(74)

私は北朝鮮に拉致された有本恵子の親の有本明弘です。

(拍手)(後ろの席のお母様も一緒に立つ)

15年前娘に娘の手紙を受け取り、それから娘の救済を日本政府にお願いしてきました。
昨年アメリカブッシュ大統領の『悪の枢軸』発言によって私たちの活動に追い風が吹いてきました。(拍手)
アメリカの力による北朝鮮の武装解除は北東アジアのの平和につながると私は思っております。(拍手)
その日まで救済を続けていくつもりであります。
尚、この15年間北朝鮮外交を仕切ってきた人たちは口をつぐんでおりますが、国民に対し又拉致家族に対して申し訳ない・・・(かけ声でその後がかき消える)・・と謝るべきだ。

(そ~だ!、そのとおりの声、すすり泣きの声、拍手)


4.市川 健一(いちかわ けんいち)さん(57)

こんばんは。(弟が)北朝鮮に拉致されて25年になります。

(お姉様も一緒に立つ、手にはカエルのマスコット、帰還を願ってであろう)

私には88才の高齢の両親がおります。2人が健全なうちに何としても弟に会わせてやりたい。その使命のために戦って来ました。両親の大きな支えになっているのが北朝鮮元工作員安明進氏の目撃証言です。(拍手)
昨年9月17日北朝鮮から死亡と伝えられました。その内容は全てでたらめで信じられないものでした。安明進氏が弟を目撃した時より12年前に死亡したとされているのです。
『拉致はテロ』です。日本政府は拉致(事件)解決なしに一切の援助を止め、制裁を発動するという強い姿勢で北朝鮮に対応し続けてほしいのです。

  (大きな拍手)

皆さん、拉致問題に関心を持ち続けてください。力になってください。
世論の力ほど強いものはないのです。よろしくお願いします。(拍手)


5.蓮池 秀量(はすいけ ひでかず)さん(73)

柏崎からやってきました蓮池薫の親です。

(蓮池さ~~んの声)(拍手)(着物姿のハツイさんも一緒に立つ)

私は時間の関係上皆さんに一つ提案をさせて頂きたいと思います。
それは、『何・故・こ・の・問・題・が・25年・も・かかったのか』
(嗚咽が漏れる。。)(そうだ~の声、拍手)
『何故進展しなかったのか』ということを皆さんと共にこれから考えていきたいと思います。

(そうだ、がんばれのかけ声。。。すすり泣き)

もう一歩で糸口が掴めたはず、もう一歩でもって何とか前進ができると思っていたいくつかの問題がありましたが、これが前進しないで終わってきました。すなわち、大阪の原さんの事件で辛光洙(シン・ガン・ス)という犯人が逮捕されました。これについても何とか日本の裁判にかけて欲しいと私達は政府にお願いしました。そして、これも思うようにできませんでした。それから、日本に不法入国した金正日(キム・ジョン・イル)の息子金正男(キン・ジョム・ナム)の事で・・・

(蓮池ハツイさん秀量さんの後ろから引っ張る、微笑ましい様子に思わず笑い声。。)(拍手)

この息子の取り調べもやらないで、(拍手、笑い)帰した。もう一歩、今一歩と前進というところになっています。どうか、日本国政府、外務省それぞれがチームワークの行動になって一致協力し、そして全面解決までご尽力頂きたいと思います。

(拍手、ハツイさんが興奮ぎみの秀量さんをたしなめる、笑い、拍手)


6.浜本 雄幸(はまもと ゆうこう)さん(73)

24年ぶりに帰国しました浜本富貴恵の兄の浜本雄幸です。ありがとうございます。帰国できたのは皆様の愛国心の賜物と感謝いたしております。(拍手)

(もう一人ご兄弟も立ち、うなずきながら)

(力強く)今まで北朝鮮に媚びへつらう土下座をする、当たり障りのない建前での外交は絶対許されません。(拍手)拉致問題解決なくして国交正常化はありえない。(拍手)
子供たちを何としても守り抜き、(キム・ジョン・イル)と対決をすべきであると、(拍手)そう思います。拉致問題解決のために今まで以上に支援、ご協力、力を貸してください。(拍手)


7.松木 信宏(まつき のぶひろ)さん(30)

ヨーロッパでよど号メンバーによって拉致されたとされる松木薫の姉の齊藤文代と弟の松木信宏です。

(文代さんは松木薫さんの写真を胸に掲げていた)

(昨年)9月17日の小泉総理の訪朝で初めて正式に北朝鮮による拉致ということがはっきりしました。その後兄のものとされる遺骨が偽物ということがはっきりし家族としましては、兄は絶対生きていると確信しております。

  (大きな拍手)

一刻も早く兄を救出すべく家族全員で力を合わせてできうる限りのことをやりたいと思っております。そのためには皆様のお力が頼りです。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)


8.地村 保(ちむら たもつ)さん(75)

こんばんは。皆さん、大変大勢の皆さんがお集り頂いたこと、本当に厚く御礼を申し上げます。

(ちむらさ~~ん)(拍手)

皆さんのおかげで息子たちが帰りましたが、これも一重に皆さんの力添えがあったことと私感謝しております。

(父ちゃんの力だ~の声)(拍手)

息子たちは帰国いたしましたが、まだ(帰国した)5人の子供たちは人質の形で残されております。もう一踏ん張り皆さんの力をお借りしまして、息子たちの(北朝鮮に残した子供の)一日も早い帰国を皆さんの力で外務省を動かし、お願いしたいと思います。(がんばって~の声)日本の外務省は『拉致がテロである』ということも断言もできないような外務省であります。

(拍手)(マイクを持つ手が少し震える、怒り?)

25年にもなるのに、今だにゆっくり話し合いをするとか(会場から軽い笑い)経済制裁の考えはないとかいう外務省に対して私は大変不信感を持っております。(拍手)どうか皆さんの力で外務省を動かして(保志さんたちの)息子たちを帰してやってください。お願いします。    

(拍手)(がんばって~~)

9.寺越 昭男 (てらこし あきお)さん  寺越昭二さんの息子さん

寺越武志さん(現在53歳)の従兄弟。武志さんは1963年5月11日、叔父の昭二さん(当時36歳)、外雄さん(当時24歳)と能登半島へ漁に出たまま行方不明となる。
寺越武志さんは現在北朝鮮在住、昭二さんについてはこのとき昭和43(1968)年に病気で亡くなったと伝えられている。


皆さんこんばんは。私は寺越昭男と申します。(ご兄弟か?もう一人ご一緒に立つ)
1963年5月12日、今年で丁度40年になります。父の死の真相、事件の真相がまだ明らかになっておりません。これを、改めて政府に真相究明のお願いをしております。
よろしくお願いします。(拍手)

10.平野フミ子(ひらの ふみこ)さん(52)(増元 るみ子さんのお姉さま)

私の父は去年10月15日、5人の人たちが日本の土を踏んだその2日後にこの世を去りました。父が亡くなる直前弟に『俺は日本を信じる、お前も信じろ』と言い残していきました。

(後ろの席の増元 照明さんは胸に、お父様の写真をしっかり持っていた )

今日は私は日本人を信じて良かったとつくづく思っております。父もそう思っていると思います・・・ありがとうございました。

    (拍手に声がかき消される。。)(泣き声、がんばれの声)

もしここに朝鮮総連の方がいらっしゃるなら申し上げたい。あなた達はこれからも金正日政権に荷担するのですか。北朝鮮の人民を救うために金正日(キム・ジョン・イル)政権を打倒するために私たちと共に戦いましょう。(拍手)お願いします。

   (大きな拍手)(すすり泣き、嗚咽)(かけ声)

11.蓮池 透(はすいけ とおる)さん(48)

(蓮池さ~ん、がんばれ~の声、拍手に声が聞き取りにくい)
石原都知事は『拉致はテロだ』とはっきりいって頂きました。
しかし、外務省はいいません。(外務省は敵だ~の声)
(石原さんは)『拉致、核、ミサイルとパッケージである、それをなくして北朝鮮との関係はない』とはっきり言ってくれました。(拍手)
それから今日申し上げたいのは6千人の会場に2万人の方が来てくださいました。

(長い大きな拍手)

これは『このままの状態だと日本国民は黙ってないぞ』という気持ちの表れだと思います。
(拍手でほとんど聞き取れず)。。。。勘弁してください。

(蓮池さんがんばれ)(拍手)(とおるさ~~ん)

今日は皆さんから大きなパワーを頂きました。今後とも皆さんのパワーをお願いします。

《 櫻井さん(司会)》
ありがとうございました。国民は黙っていない。けっして黙っていません。
それと同時に私たちが問いたいのは、『日本は国家なりや否や』ということであります。(拍手)
そして私たちが期待したいことは、『日本が国家であってほしい』と言うことです。(拍手)
拉致は交渉して取り戻すものではありません。(拍手)
拉致は『要求』して取り戻すものです。(拍手)
日本が国家であるなら、当然のこととして全員の原状回復を求めるべきものです。

 (拍手)(かけ声)

私たちは断固として(言いたい。)私たちは私達の国の政治家に交渉などしてほしくない、『要求』をしてほしいと思います。(拍手)


家族の心の奥底からの訴えは全て聞く者の心に響くものがあり、会場中が感動と涙と興奮とに包まれた。特に平野さんの発言の時にはハンカチで顔を覆って涙を拭く人、立ち上って声をかける人も見られた。私の周りでは男性がボロボロと流れる涙をふきもせず声をあげて泣いていた。蓮池透さんが言葉が出ないほど感動していることが、伝わってきた。 蓮池透さんの挨拶の時には会場の心は完全に一つになり六千人に一体感が生まれていた。

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