雅子皇太子妃・徳仁皇太子・愛子内親王の現状は”第二の女系天皇問題”安倍元総理暗殺は第3の敗戦、愛子天皇は終末の敗戦だ

※当ブログでは明治典範にも違反する生前の譲位に抗議し、ブログタイトルは違法即位後も同タイトルとします。

2008年2月15日産経抄の東宮家擁護は産経新聞にあるまじき大失態とミスリード:産経に抗議しました

2008年02月17日 22時54分15秒 | 未分類および旧ツイッター投稿など

★産経新聞が皇室を一般家庭と同等に捉えるとは.
★産経新聞が問題のすり替えを行うとは.
★産経新聞が教条主義・思考停止に陥るとは.
★「安易な東宮擁護は産経新聞に致命傷」

「宗教は人民の阿片である」

とはカール・マルクスの言葉である.ずいぶん前だがそれになぞらえて,産経新聞の正論欄で

「イデオロギーは20世紀の人民の阿片である」

との言があった.
それにさらになぞらえて

「『雅子さま(のご病気)』は保守派の阿片である」

と言えよう.
私もこのネット活動をしていく中で,保守系の東宮擁護派ともずいぶん論戦したが,残念ながら理解いただけないままである.そこで思ったのが上記のフレーズである.
しかし,まさか事もあろうに保守系の良識ある産経新聞までもがこの阿片に侵されているとは思わなかった.

http://sankei.jp.msn.com/culture/imperial/080215/imp0802150319000-n1.htm

【産経抄】2月15日
2008.2.15 03:19
 
このニュースのトピックス:皇室
 宮内庁の定例会見での羽毛田信吾長官の発言には驚いた。裏にはよほど深い事情があるに違いない。皇太子ご夫妻の長女、愛子さまが、天皇、皇后両陛下をお訪ねになる「参内」の回数が増えていない、と皇太子さまに、“苦言”を呈したというのだ。


 ▼夫の実家に子供を連れて帰省する回数は、それぞれの家の事情で違う。だから、昨年1年間で2、3回という、皇太子さまご発意による参内の数が、多いか少ないか小欄は判断できない。


 ▼天皇陛下は一昨年12月の誕生日会見で、愛子さまと会う機会が少ないことが「残念なこと」と発言された。これを受けて、皇太子さまが昨年2月に「お会いする機会をつくっていきたい」と述べられたのに、“約束違反”ということらしい。


 ▼参内について、天皇陛下が心配されていることは「間違いないだろう」と、長官は陛下のお気持ちをくんでいることをにおわせる。そうであっても、内々に皇太子さまに諫言(かんげん)すればすむことだ。メディアにさらけ出す必要がどこにあるのか。


 ▼ただでさえ、「適応障害」で療養中の皇太子妃雅子さまに対するバッシング記事が続いている。両陛下と皇太子ご一家が対立しているかのごとく書き立てる記事も後を絶たない。長官発言が、そんな一連の報道を勢いづかせるのは明らかだ。昨年の天皇陛下の誕生日会見では、ご自身の発言が、皇太子ご一家への苦言として週刊誌が報じたことに、「私の意図と違います」と、はっきり述べられる場面もあった。


 ▼両陛下が、かわいい盛りの愛子さまとの面会を楽しみにされているのは当然として、何より皇太子ご一家の安泰を望んでいらっしゃるはずだ。長官発言は、本当に両陛下のお心にかなっているのだろうか。

この問題においては,羽毛田長官自身も別の券で胡散臭い人物であることに加え,
夢空廊漫遊(陽炎)様から

http://blog.livedoor.jp/aramar88/archives/51152256.html

のような指摘もあり,また皇太子殿下自身の問題も論じねばならない.
が,それらについては後日の本エントリへの追記もしくは別エントリを立てることとして,現在はこの2008年2月15日の産経抄の大失態についてのみ申し上げたい.

1.産経新聞が皇室を一般家庭と同じ観点で捉えるとは何事か.


 ▼夫の実家に子供を連れて帰省する回数は、それぞれの家の事情で違う。だから、昨年1年間で2、3回という、皇太子さまご発意による参内の数が、多いか少ないか小欄は判断できない。


伝統を重んじて女系天皇に反対してきた産経新聞は,一般市民の男女平等論で皇室を考えてはならないとの立場ではなかったのか.
皇室というのは全国民の模範でなければならないご身分であり,一般人なら許されることでも許されないことがある.
まして,他の新聞と違い,「国家」を思っている産経新聞が皇室を普通の家庭と同じ考え方で考えるとは,自らその看板を下ろす行為であろう.

2.産経新聞が問題のすり替えを行うとは.

 ▼内々に皇太子さまに諫言(かんげん)すればすむことだ。メディアにさらけ出す必要がどこにあるのか。


そういう問題もなくはないが,メディアにさらけ出さなければよい,という問題なのか.表ざたになろうがなるまいが,どの程度真相が明らかになっているのかと,問題そのものの重大性はまた別問題である.
昔,ある写真週刊誌が甲子園球児の喫煙現場をスクープしたときに,球児の非を棚に上げるどころかむしろ被害者扱いし,写真週刊誌のほうを非難する論調があった.球児の非の事実に変わりはないのに,問題のすり替えが行われたのである.上記の文面はそれと同じことをやってしまっている.

3.産経新聞が教条主義・思考停止に陥るとは.

 ▼ただでさえ、「適応障害」で療養中の皇太子妃雅子さまに対するバッシング記事が続いている。両陛下と皇太子ご一家が対立しているかのごとく書き立てる記事も後を絶たない。


何故雅子妃はじめが批判されるのか考えようともしないで,「雅子さま」を批判したと言う部分だけにパブロフの犬式に反発している.
(この思考体質については詳しくは「雅子さま」には実にお人好しでその非をかたくなに認めない一部保守の教条主義をはじめ文末の関連エントリをご覧いただきたい)

「バッシング」という言葉は元来悪い意味に使われるものである.「雅子さまバッシング」・・・このフレーズ自体に魔力が潜んでいる.以前よりこのフレーズが,雅子妃への批判に悪い印象を与えるために故意に使われているような節があり,またその言葉に逆の意味で惑わされる人が保守派を含めて少なくないからである.



昨年の天皇陛下の誕生日会見では、ご自身の発言が、皇太子ご一家への苦言として週刊誌が報じたことに、「私の意図と違います」と、はっきり述べられる場面もあった。

天皇陛下という立場上,世論の混乱を避けたいという思いだったのではないかという推測はしなかったのか?


 ▼両陛下が、かわいい盛りの愛子さまとの面会を楽しみにされているのは当然として、何より皇太子ご一家の安泰を望んでいらっしゃるはずだ。長官発言は、本当に両陛下のお心にかなっているのだろうか。


ご皇室や日本国家の将来についての両陛下の思いについては何故延べないのであろう.



大新聞が世論に与える影響を考えて慎重にならざるを得ないところがあるのは確かだろうが,この産経抄は世論沈静化を図ろうとしたにしてもあまりにも軽率だ.

「北朝鮮が拉致などするはずが無い」と言っていた教条主義思考の連中を批判している産経新聞が,「雅子さま」「皇太子殿下」「愛子さま」には非があるはずがない,との教条主義的前提に立った論調を展開してしまったのである.

産経新聞でさえこの有様だから,保守系ブロガーでも「雅子さま」になるとお人よしになるのもむべなるかな.

産経新聞は2007年4月27日の正論欄で西尾幹二先生の「慰安婦問題謝罪は安倍政権に致命傷」を掲載していた(後にアメリカから圧力があったことが原因だったことが明らかになったが)が,産経新聞自身ももまたこのときの安倍政権と同じ失態をやったと言える.

2月15日の産経抄における安易な東宮擁護は世論に対する重大なミスリードであり,産経新聞に致命傷だと言ってもよかろう.

※2月17日夜メールにて抗議しました.



関連エントリ

羽毛田長官の苦言から逃げた皇太子殿下48歳の記者会見
http://bluefox-hispeed.iza.ne.jp/blog/entry/491386/

雅子妃殿下は"ご病気”以前から人間性に問題あり,今も"ご病気"と無関係な問題言動が多い
http://bluefox-hispeed.iza.ne.jp/blog/entry/101540/

「雅子さま」には実にお人好しでその非をかたくなに認めない一部保守の教条主義
http://bluefox-hispeed.iza.ne.jp/blog/entry/211117/

雅子妃そして東宮をめぐる言論・思想は一部保守でさえ”左翼流” <wbr></wbr>
http://bluefox-hispeed.iza.ne.jp/blog/entry/180486/

「雅子さま」の不行状に対し,自分の心の眼にフィルターをかけてしまう困った人々
http://bluefox-hispeed.iza.ne.jp/blog/entry/437144/

今なお続く国民への脳への「雅子さまはご病気」“刷り込み”2008年こそ東宮問題解決を
http://bluefox-hispeed.iza.ne.jp/blog/entry/439152/

開設1年にあたり:東宮批判への偏見を改めてください;保守派は戦略を持ってほしい
http://bluefox-hispeed.iza.ne.jp/blog/entry/449275/

その他の関連エントリ

東宮問題についての論調もどこかおかしい <wbr></wbr>
http://bluefox-hispeed.iza.ne.jp/blog/folder/22306/

その他のエントリ(イザ!本局)
http://bluefox-hispeed.iza.ne.jp/blog/list


日本人なら忘れてはいけない、綾瀬女子高生コンクリート詰め殺人事件は、戦後の日本弱体化、人権至上、子供性善説の招いた犠牲だ。

昭和から平成にまたがった女子高生コンクリ詰め殺人は終わっていない。犯人の凶悪少年4人(うち犯行現場の少年Cの両親は共産党員)が平然と社会復帰し、再犯までしている現在進行形の事件。 日本人なら被害者(あえて実名で)古田順子さんを弔おう。 元をたどれば戦後レジームの犠牲者だ。