雅子皇太子妃・徳仁皇太子・愛子内親王の現状は”第二の女系天皇問題”安倍元総理暗殺は第3の敗戦、愛子天皇は終末の敗戦だ

※当ブログでは明治典範にも違反する生前の譲位に抗議し、ブログタイトルは違法即位後も同タイトルとします。

【#拡散希望】救う会全国協議会ニュース(2016.10.28)核・ミサイルと切り離して全被害者救出を先行...

2016年10月28日 18時57分16秒 | 北朝鮮による日本人拉致というテロリズム
保守派の皆さんも、拉致を忘れていませんか?
沖縄と根は1つ。

----- Original Message -----
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2016.10.28)核・ミサイルと切り離して全被害者救出を先行させよ-特別
集会報告6

■核・ミサイルと切り離して全被害者救出を先行させよ-特別集会報告6

櫻井 どうもありがとうございました。次に家族会の皆様宜しくお願いいたします。

◆拉致問題を第一優先で

飯塚繁雄(家族会代表、田口八重子さん兄)

 ご協力いただき感謝します。あらゆる情勢、情報を吸収しています。拉致問題
については当然ですが、北朝鮮を取り巻く問題がやたら多いんですね。これは総
理をテレビで見ているとすぐ分かります。とにかく拉致問題を取り巻く色々な情
報、情勢は、我々にとってはややこしくて、実際に分からない部分が相当ありま
す。

 そういう中から何をすべきかを判断していくわけですが、私が常に言っている
のは、拉致問題最優先という言葉です。最近は第一優先と言っています。そうだ
としたら、どんな状況下にあろうとも、拉致問題を第一優先にしてくださいと声
を大にして総理も言っています。

 この問題が片付かなければ、拉致の問題も解決できないのか、そういう順番に
なってしまいます。先ほど西岡さんからも話があったように、北で家族が生きて
待っている。そういう状況がまのあたりにある。ですから、他の問題をさて置い
てもと言っては失礼ですが、より先にやるべきだということは絶対に政府の方々
にも、特に総理大臣は分かっていると思うんですが、声を大きくして言っていき
たいと思います。

 今、北朝鮮とのパイプは切れていないという話もよく聞きます。これは安倍総
理と北との水面下での細いパイプがつながっているのではないかとは思います。
最近言っているように、単なる協議だけではなく、被害者を取り返すための実質
的な協議を早くしてくれないと困るわけです。

 これは難しいかもしれませんが、どういったすべがあるのかということを色々
模索しますが、これについては我々がこうしてくれというようなことはなかなか
言えません。

 政府は北朝鮮に対し協議を強く要請しているという話はよく聞きます。本当に
しているのかと、先ほどの話にもありましたが、何がハードルになっているのか
ということも考えなければなりません。北朝鮮に向けての実質協議、あるいは帰
国に向けての色んな情報について、より具体的な協議を本当にしているのかとい
うことを私は心配しています。

 いかにして金正恩に日本人を返す決断をさせるか。それから、それぞれの問題、
それぞれのイベント等が日本人の帰国に直接つながってくるのか。この2点を私
たちはターゲット・ポイントという意味で注視しています。

 難しい問題と思うんですが、私たちとしては、単に家族が帰ってくればいいん
です。どんな方法であろうとも、です。極端な方法も色々ありますが、どんな方
法であろうと家族が帰ってくればいいわけです。それが実現できるとなれば、今
後ともこんな問題が二度と起こらないような日本につながると思います。

 国連関係でも色々やってきましたが、先日カービーさん(元北朝鮮における人
権に関する国連調査委員会委員長)にも会って、「北朝鮮の人権に関する国際世
論が段々高まっていますが、問題は中国です。中国が人権問題を真剣に考えるか
どうか。それをターゲットに今後も是非活躍してください」と言ったら、「明日
行くから言っておきます」と言っていました。

 そういう邪魔な問題もあるんですが、私たちとしては、身体の続く限り頑張っ
ていきますので、色々な面でまたご支援ください。ありがとうございました(拍
手)。

◆総理は、本気でやる方を動かしていただきたい

横田早紀江(横田めぐみさん母)

 皆様こんにちは。長い間ご支援いただいてありがとうございます。本当に感謝
です。

 今櫻井先生や三人の先生から色々な話がありましたが、西岡先生もおっしゃい
ましたが、国民大集会決議の3番目に「立法府は、北朝鮮のようなテロ集団を支
える活動をわが国内で行うことを阻止する新法を作れ」とあります。

 こういう大事なことを言っているんですが、そのことがなかなか実現されない。
そういうものが作り上げられないという状況がずっと続いているのではないかと
思います。こういう大事なことは、政府がそうだという形ですぐに作り上げてい
かなければそれが有効にならないという大事な問題があります。

 だいぶ前に総理にお会いした時に、「小泉さんと金正日氏が会った時のように、
国のトップ同士が真剣に目を見て、言葉を出して、そうじゃなくてこうだと心か
ら話し合わなかったら分からないと思うんです」と言いました。

 色々な提起をしてもぜんぜん伝わってないという状況が十何年も続いているわ
けですから、「必ずトップ会談をしていただきたい」と言いました。総理は「そ
う思っています」とおっしゃいました。でもそれは今ではありません。いつかは
そうするという言葉を私は待っているわけです。

 それから日朝交渉が大事なので、外務省が色々言われていますが、私たちには
分からないところですが、知恵のある方がいらっしゃりはずなんです。議員さん
の中にも。しかし、自民党とか民主党とか色々あって党派的な闘争とか、個人的
な欲とか、色々なものがまず先に立って、「あの人は立派でできそうだけど別に
あの人がしなくてもいじゃないか」というような思いの人もいるかもしれません。

 経験があって、北朝鮮を実際に見てきた方で、上手に話もできる方が必ずいらっ
しゃると思いますので、知恵のある心の正しい方、解決しなければならないと本
当に思っている方を総理ご自身が選んで、水面下であれなんであれ、交渉し、総
理もトップ会談の中ではっきりとそのことを言っていただき、解決に向けてやっ
ていただきたいと思います。

 計画だけで終わるのではなく、すぐに実現できることなんですから、国民は議
員の方を分かっていますので、本気でやる方を動かしていただきたいと私は思っ
ています。

 皆様には長い間ご支援をいただいていますが、それが私たちの力になっていま
す。これは日本にとって本当に恥ずかしい問題で、いつまでも置き去りにしてお
くわけにはいかない大事な問題です。

 私たち家族はこういう運命に置かれたのでしょうがいないですが、なんとか助
け出してあげたい。それは国民全部の問題だということを分かっていただきたい
と思います。本当に今日までありがとうございました(拍手)。

◆韓国の家族会代表からの情報はシグナルなのか

本間 勝(田口八重子さん兄)

 今日はどうもありがとうございました。

 拉致被害者の救出は、北と接点のある朝鮮総連の協力が得られるか、それとも
朝鮮総連が今まで通り北の支持通り動いて反日教育をやって、日本に反するよう
な行動をやっていけば、この問題は朝鮮総連を通じては、なかなか解決しないと
思います。

 韓国の家族会の代表から先日、「松本京子さんが体調を崩して入院した」とい
う情報が出てきたというのは、何かのシグナルだと思います。これは西岡先生ど
うなんですか。

◆松本京子さん情報は北の謀略情報、これを乗り越えて救出へ

西岡 短く言うのは難しいことですが、今回情報を出した韓国の家族会の方は、

「横田めぐみさんは死んでいる。その死亡診断書を自分は持っている」と数年前
記者会見で言った人です。

 彼自身が何を考えているかは私はよく分かりません。何回か会ったことはあり
ますが、今は付き合いがありません。

 ただ、今回の松本さんの情報が正しい情報だったと仮定すると、なぜ彼のとこ
ろにそういう正しい情報が近かいリークされたのか、です。

 ストックホルム合意に戻る危険性を先ほどから繰り返し言いましたが、松本さ
んは2002年9月には認定されていなかったんです。金正日が「死んだ」とし
て「返すのをやめなさい」と言ったリストに入ってないんです。

 そういう人を、最終的に統一戦線部は何人か返して、8人とそれ以外の人は
「死亡」として終らせる案として準備していたかもしれない。その人の一番新し
い情報が出てきた。

 もしも松本さんが帰ってきて、「本当に入院していました」ということを本人
が言ったら、この情報が正しいということになる。そうすると、同じ人が言って
いる「めぐみさんが死んでいる」という情報も正しいということになる。

 松本さんだけを返して、それ以外の人を返さないということを、当初から統一
戦線部が考えていたという兆候があります。

 それと、「もう一度二年前に戻ろう」という勢力があることと、今回このタイ
ミングで「めぐみさんが死んだ」と言っている人のところに松本さんの情報が出
てきたのは、まだ断定的なことは言えないし、うがった見方かもしれないのです
が、相手が何をするか分からないところなので、大変気を付けなければならない。

 そういう点で、もう一山くるのではないか。「死んだ」ということで終わらそ
うという側の謀略が。そこを乗り越えてやっと細い道が頂上に向かえると思って
います。

本間 長くなりますので以上で終わります。ありがとうございました(拍手)。

◆複雑な情報戦をかいくぐって絶対に同胞を助け出そう

櫻井 最後の本間さんの質問は、ご家族としては心の底から聞きたいことだった
と思います。それに対して西岡さんの回答は、このような情報も、生存情報も、
どういう目的で誰が誰に出したのかということまで見ないとならないような、非
常に複雑な情報戦が行われていることだと思います。その中で向こう側は既に言っ
た「8人死亡」を正当化させて、その上で日本をだまして、取れるものは取って
しまおうという情報戦で、これが今も続いているわけです。

 こうした複雑な状況をかいくぐって、日本国の力と、絶対に同胞を助け出すと
いう意思を貫徹していかなければならないと思います。

 この拉致事件は、日本という国にとっては、日本国は一体独立国なのかという
究極の問いを突き付けているわけです。そしてまた国民一人ひとりにとっては、
人生というのは、色々な宗教の解釈はありますけれど、それでもこの人生は一度
きりなわけですから、本当にみなさんがお元気なうちに、拉致された人たちが生
きているうちに、どうしても救い出さなければならない。

 国民の一人として、自分の人生と重ね合わせて見て、これは他人事ではないん
だと、人生そのものなんだということを忘れないようにして、世論を喚起し続け
る、世論がこれを支持し続けるということがとても大事だということを強調して
終わりたいと思います。

 今日は長い時間ありがとうございました(拍手)。

以上


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■安倍首相にメール・葉書を
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下記をクリックして、ご意見を送ってください。
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葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 安倍晋三殿

■救う会全国協議会ニュース

発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当:平田隆太郎(事務局長 info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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【#拡散希望】救う会全国協議会ニュース(2016.10.27)核・ミサイルと切り離して全被害者救出を先行...

2016年10月28日 00時09分55秒 | 北朝鮮による日本人拉致というテロリズム
前後してしまい失礼しました。

----- Original Message -----
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2016.10.27)核・ミサイルと切り離して全被害者救出を先行させよ-特別
集会報告4

■核・ミサイルと切り離して全被害者救出を先行させよ-特別集会報告4

櫻井 そこで、日本として具体的に何をすべきなのか。何ができるのか。例えば
日本は有事に拉致被害者を救出するにしても、どこにいるかの情報を持っていな
いのではないかという状況の中で、なるべく今の現実にそって、一旦私たちは何
をすべきか、その中で何ができるか、できないものは何なのかを仕分けして、で
きない理由を明らかにしてそこを変えていくことが大事なのだろうと思います。

 まず何をすべきなのかを専門の立場からおっしゃっていただければと思います。

◆北朝鮮有事の際の被害者救出訓練は始まっている

恵谷 拉致問題の解決と軍事的な観点を結びつけるのは難しいと思いますが、一
つだけ言えるのは、北朝鮮が有事になった場合、米韓軍に被害者の救出を頼むの
は国家としてあってはならないことで、自らの力で取り戻したい。

 そういう意味での事前の担当舞台や隊員の訓練が大事です。これは現実的には
もう始まっています。市ヶ谷(防衛省)は認めないと思いますが、まだ法的な部
分が残っています。そこをクリアーすれば、有事になった場合の米韓軍との交渉
が非常に微妙になると思いますが、それも踏まえた上での関係の強化、コミュニ
ケーションを円滑にやっていくことが大事です。

 少なくとも日米の軍関係は以前と比べれば比較にならないほどの緊密な連携に
なりつつありますが、問題は韓国軍です。ですから有事を意識した上での、軍事
的な部分の関係を強化していくべきと思います。

櫻井 問題は韓国側というのは、救出するにはまず情報を持っていなければなり
ませんが、情報面でも、具体的なオペレーションの面でも韓国とのコミュニケー
ションがうまくとれていないという意味ですか。

恵谷 韓国軍としては、例えば陸上自衛隊と38度線を越えて共同作戦が可能に
なるのかどうか。自衛隊の特殊作戦専門の部隊が38度線以北での活動をする場
合に、言葉の異なる隊員と動きたいと思った時に、韓国軍がどういう態度をとる
か現状では全く分かりません。

 特に日本の場合、まだ法的にも確立されていませんから交渉もできないという
のが現状です。

櫻井 日本の国内法を見ても、こういうオペレーションは全くできないのが現実
ですから、韓国の問題だけではなく、日本の問題でもあるということですね。今
は自衛隊が行ってオペレーションをするということは全く考えられないわけです
ね。

◆有事救出に必用な憲法解釈のチャンスを逸した安倍総理

島田 今の関連で、昨年安倍政権は新安保法制を通しましたが、あの時、集団的
自衛権に関して、事実上の憲法解釈の変更をしたわけです。しかし、あの時の安
倍政権の大きな失態は、北朝鮮で自衛隊が救助活動できるんだと、これも合わせ
て憲法解釈の変更をすべきだった。

 審議会の方はそういう答申を出しているんです。なくなった小松さんという法
制局長官が主導して、「自国民が被害者になっていて、その国が保護するつもり
がない時には自衛隊等を派遣しても憲法違反にはならない。国際法違反でもない」
という、新たな憲法解釈を審議会段階で出したんです。

 安倍政権が何を考えたのか、そこまで出すと国会審議が混乱すると思ったのか、
消してしまって、安倍さんが「それは憲法上できない」と言ってしまった。これ
は重大な過誤であったと思います。

 中山恭子さんなどは野党の立場で、「その憲法解釈はおかしい」ということを
当初から言っておられました。憲法解釈を変えたことは過去にいくらでもあるこ
とですから、安倍政権の間にもう一度そこの部分を、「憲法上救出もできる」と
解釈を変更すべきだと思います。

 反対する人はいないと思います。反対するのなら、「じゃあ憲法改正をすぐに
やりましょう」という議論につなげるべきだと思います。拉致被害者救出は最優
先課題だとほとんどの政党が言っているわけです。ところが、現行憲法では自衛
隊を送って助けることができませんとなると、最優先課題が現行憲法では実現で
きないことになります。やはり憲法を変えないといけないのです。

 あと、サイバー攻撃。ドナルド・トランプ氏が、「自分が大統領になったら、
敵対勢力に対する攻撃もしっかりやる」と公約しています。以前陸上自衛隊のサ
イバー担当の方に話を聞いたところ、「日本は専守防衛という立場から、ディフェ
ンスだけで一切攻撃してはいけないことになっている」、「考えてもいけないこ
とになっている」と言うんですが、北朝鮮が核ミサイルを発射しようとした時、
サイバー攻撃で無力化できれば一番いいわけです。サイバー攻撃をしてはいけな
いという姿勢も改めてほしいと思います。

 もう一つ。これも外務省の関係者などに毎回言っていることですが全然実現さ
れないのが、国連の場等で、「中国にも拉致被害者がいるじゃないかということ
を、もっと大きな声で言え」と。

 安保理の北朝鮮に対する制裁決議がなされる場合、日本政府としては常に「拉
致」という言葉を入れて、それも制裁の理由に書き込むようにと提案しているわ
けですが、常に中国が、「拉致は日朝2国間の問題だから多国間の取り決めに入
れるな」ということでつぶしてきた。

 その際に、「中国人の拉致被害者もいる。マカオから拉致された二人の女性を
初め中朝国境で100人以上やられている」と言われているわけで、「中国も被
害者がいるのだから一緒に助けよう」と言うべきなのに、中国政府自身が自国の
拉致被害者がいることを認めてないので、「日本が言うと日中関係がぎくしゃく
しかねないから日本からは言いません」というのが外務省の立場です。

 これは戦略的に全くおかしいと思いますし、外務省が態度を改めるべき点の一
つだと思います。

◆米韓軍が北の治安を維持していれば自衛隊が助けにいける可能性が

西岡 今の自衛隊の問題ですが、細い道があります。荒谷さんという初代の特戦
群(特殊作戦群)群長が、荒木さん(特定失踪者問題調査会会長)が主催するセ
ミナーで言っていたことです。

 今の自衛隊法では、当該国の政府が承認すれば邦人を輸送することができるこ
とになっています。北朝鮮が大混乱になった場合に、米韓軍が北進する5029
作戦計画があります。その場合、米軍司令官が米韓軍の司令官になります。副司
令官が韓国軍司令官です。国連軍の看板と二つの看板で行くわけですが、

 混乱状態の中で自衛隊だけが単独で作戦することは軍事上不可能だと思います。
韓国軍の国防研究所の元所長に来ていただいた時に、「来られても迷惑だ」と言
われました。「日本が同盟国でないので、作戦情報を共有できない」と。「作戦
情報を共有してないところで部隊を動かすと、敵かもしれないと思って我々は攻
撃するかもしれない」と。しかし、「韓国軍の作戦のミッションの中には、不法
に抑留されている外国人を解放することも入る」と言われました。

 ただ、戦闘状態になっている時に、戦闘とは別のミッションを持った部隊を動
かすのはかなり大変だということはよく理解できるんですが、米韓軍がほぼ治安
を維持している場合、一部の地域でまだ被害者が工作機関員に抑留されて立て籠
もっていたり、その可能性がある場合に、当該国政府というのは占領軍の司令官
になるので米軍司令官が当該国政府になるという国際法上の解釈があり得る、と
いうことです。

 イラクで政権が崩壊した後、米軍が出て行った時、米軍司令官が治安を維持し
ている時に、あるマスコミ関係者、日本人の記者たちがあるところに閉じ込めら
れていて、自衛隊で移送を要請して、自衛隊は米軍司令官の承認のもと、マスコ
ミ関係者を移送した例がある。

 5029作戦計画が発動され、ある地域を米軍が完全に支配した中で日本人を
移送するということが必要となった場合に、自衛隊を使うということは、細い道
だけれどもあり得る。

 しかしそれでも被害者がいる場所というのは工作機関の中です。例えば金正日
政治軍事大学には約千人くらいの一騎当千のテロリストがいるわけです。重火器
もある。それを武装解除しにいくというのは大変なことです。

 そういう部分は、危険だから自衛隊が行きます、と。日本人がいるのだから、
戦略的話し合いができれば、行けるのではないか。これは我々が10年くらい前
からずっと政府に言い続けていることです。しかし、そういうことを準備してい
るということを北に知らせるのはよくないので、静かに準備してもらわなければ
困ると言ってきました。

 平時に、米韓軍が動いていない時に自衛隊が助けに行くのは一つのオプション
ですが、それは具体的な情報がないとできない。抑留された直後なら分かります
が、なかなかそれは難しい。

 次に自衛隊が動けるのは北朝鮮が崩壊した時です。混乱が起きた時、米韓軍が
動いた時にどうするか。まず集団的自衛権の問題をクリアーして、日本も一緒に
戦うということを見せて、誰が助けるかということではなく、日米韓で軍事作戦
をするという状況になれば、一番助けやすい人に助けてもらえばいい。

 集団的自衛権の行使さえもできないと言いながら、アメリカに何か頼むとか、
韓国に頼むというのはあり得ないことです。それは一歩進んだとは思っています。

 あとは5029作戦計画が、日米韓の作戦計画になることができるのか。そこ
に行くためのプロセスがたくさんあるわけですが、それより先に崩壊してしまう
かもしれないとすれば、できることは何なのかを静かにシミュレーションして準
備してほしいと思います。

 これは中山恭子さんが第一次安倍政権で補佐官だった時に、「できる限りの準
備はしています」と私は聞いています。それ以降10年経っているわけですから、
できることは何なのかについて区分けと準備は一定程度されているのではないか
と期待しています。

櫻井 今軍事の面を中心に答えていただきましたが、軍事的な手段まで考えなけ
れば拉致問題が解決できない局面まできているのか。その前に打てる手はないの
か。もちろん軍事的背景をきちんと持っておくことが外交においてとても重要だ
ということは認めますが、今の日朝関係の中で、5029作戦に行く前に、私た
ちができること、またすべきこと、障害は何かについてもお話いただければと思
います。

(5につづく)


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日本人なら忘れてはいけない、綾瀬女子高生コンクリート詰め殺人事件は、戦後の日本弱体化、人権至上、子供性善説の招いた犠牲だ。

昭和から平成にまたがった女子高生コンクリ詰め殺人は終わっていない。犯人の凶悪少年4人(うち犯行現場の少年Cの両親は共産党員)が平然と社会復帰し、再犯までしている現在進行形の事件。 日本人なら被害者(あえて実名で)古田順子さんを弔おう。 元をたどれば戦後レジームの犠牲者だ。