★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2017.09.20)横田めぐみさん拉致に言及したトランプ国連演説
■横田めぐみさん拉致に言及したトランプ国連演説
島田洋一(救う会副会長、福井県立大学教授)
トランプ米大統領が、9月19日、国連総会での演説において、横田めぐみさん
の拉致に言及し、北朝鮮を厳しく非難した。
「我々は、北朝鮮が13歳のかわいい日本人の少女を海岸から拉致して自由を奪
い、北のスパイに対する語学教育を強要したことを知っている」
(We know it kidnapped a sweet 13-year-old Japanese girl from a beach
in her own country to enslave her as a language tutor for North Korea's spies.)
各国首脳クラスが居並び、全世界が注目する演説でのこの発言は、拉致問題に
関する発信として、間違いなく最大級のインパクトを持つものと言えよう。
9月11日から約1週間、ワシントン、ニューヨークで活動した家族会、救う会、
拉致議連合同訪米団は、米政府高官とも踏み込んだ意見交換を行った。
その1人、マット・ポティンジャーNSCアジア上級部長は、トランプ大統領
の信も厚く、頻繁に直接報告を上げているとされる。
まだ40代前半の若さだが、かつてウォールストリート・ジャーナル紙記者とし
て中国に滞在中、民主活動家らに深く取材し、中国当局から拷問に近い査問を受
けるなど、人権問題への関心は強い。
2001年の9.11同時多発テロ後、海兵隊に入ってアフガニスタン戦線で活動、我
々との面談でも、「海兵隊には、仲間を一人たりとも戦場に置き去りにしないと
いうモットーがある。皆さんの活動にも同じ精神が感じられ、うれしく思う」と
語っていた。
横田早紀江さんを中心に幼いめぐみさん、拓也、哲也兄弟が並んで歩く写真
(滋さん撮影)のパネルを示しつつ、圧力強化だけが解決の道だと語る拓也氏の
言葉にポティンジャー氏は熱心に耳を傾けていた。
拓也氏を中心とする訪米団の活動が、トランプ演説に上の一節が盛り込まれる
に当たり一定の貢献をした、と考えてもあながち牽強付会ではないだろう。
トランプ大統領は、国連演説で同時に、北への経済的締め付けが非協力的な国
々の存在により、機能しないようなら、「北朝鮮を完全に破壊する以外選択はな
くなる」と警告している。
北の指令系統中枢、軍事施設への全面攻撃を示唆したものであり、日本政府は、
その状況下で拉致被害者をいかに救出するのか、既往の国会答弁に囚われず、具
体的準備を急がねばならない。
以上
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