★福田康夫の媚中はもはや教条主義の域.
★「拉致被害者救出より自分の生活」に続き「毒ギョーザよりパンダ」の愚を晒した一部日本人のエゴ.
★保守派は安倍退陣の報いと心得るべき
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少々時期を逸してしまったが,殺人鬼胡錦濤が5月6日~10日来日した.
胡錦濤の傲岸不遜とそれに対する福田康夫の卑屈なまでの媚中ぶりについてはすでに多くの方が書かれているので改めて私が書くことはないが,私が気になったことについて書きたいと思う.
まずは福田康夫についてだが,
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080509/plc0805092127016-n1.htm
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パンダ有償貸与「疑問は少数派」 福田首相が中国のテレビに
福田康夫首相は9日、官邸で中国の中国中央テレビのインタビューを受け、雄雌のパンダ2頭の有償貸与に疑問の声があることに関し「メディアの一部でいろんなことを言う人がいるが、これはごくごく少数派。ほとんどはかわいいパンダを見たいと思っており、手放しで喜んでいる」と強調した。
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これが大嘘であることはいまさら言うまでもないだろう.
しかし,こんなことまでするとあっては,福田康夫の反日売国媚中ぶりは単なる利権云々ではなく,もはや反日洗脳・教条主義のレベルではないのか.
つくづくわれわれ日本人はとんでもない総理大臣をいただいているものだ.
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さて,非難されるべきは福田康夫だけではない.
このパンダの話,テレビなどでも福田康夫の言葉どおり?「パンダを見たい」と喜ぶ御仁がいたのには呆れ果てた.
他にも苦言を呈した方がおられるが,そういう御仁らは
もちろん反日マスゴミが意図的に"真の"少数意見をことさらに強調したり,極端な話ヤラセの可能性もあるだろうが,それにしてもそういう連中は「毒ギョーザ」被害に遭われた方々の感情をまったく考えもしないエゴイストだといわざるを得ない.
先の衆議院選挙で多くの有権者が民主党の「国民の生活が第一」という耳に心地よい言葉に惑わされて拉致被害者救出を忘れて民主党に投票した.このとき日本人は姉歯秀次以下,JR西日本並みの大罪を犯したわけが,それをまたも見せられた思いで憤りと失望を覚える.
この件については以下もご参照いただきたい.
保守大敗(1)拉致被害者の生命を無視した有権者は姉歯秀次以下,JR西日本並み
http://bluefox-hispeed.iza.ne.jp/blog/entry/252779/
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保守派に対しても苦言を呈したい.
以前のエントリでも
保守大敗(2)戦略の欠落など未熟さ露呈した一部保守も安部総理や衆愚有権者と同罪
http://bluefox-hispeed.iza.ne.jp/blog/entry/254085/
保守大敗(3)安倍晋三という最後の防波堤を自ら壊そうとしたも同然の一部保守の大罪
http://bluefox-hispeed.iza.ne.jp/blog/entry/300129/
申し上げたが,「雅子さま」には実にお人よしで物分りがよい論調が少なくない一方で,「安倍晋三」になると口汚く罵る論調が未だに少なくない.「雅子さま」に対する物分りのよさを安倍氏に向けてほしいとさえ思う.
保守派の人たちは,安倍晋三前総理大臣には100%ばかりを求め,1%でも満たされなかったり失敗したりすると「お坊ちゃん」だの 「本性を現した」だの「辞めろ」だのと口汚く罵ってきた.
カタカナ語を使ったといっては叩き,中国を訪問したといっては叩き,慰安婦で謝罪したといっては叩き…,さらには安倍氏を支持している人たちにまで「安倍ちゃんマンセー」などと小馬鹿にしてきた.
先の参議院選挙で自民党が大敗すると,拉致被害者家族の方々の心情さえも無視し,辞めたらどうなるのかを考えもしないで「辞めろ」「辞めろ」と罵っていた.
そして,彼らの“わがまま通り”,“望みどおり”に安倍晋三が退陣した結果,待ってましたとばかりに福田康夫が急速に動き,あっという間に売国福田政権が誕生してしまった.
そして今,外国人参政権や人権擁護法案,さらには日朝国交正常化議連など,反日の逆襲が加速してきている.
安倍晋三氏はあの辞任の仕方には違和感を持ったが,さすがというべきか,胡錦濤に対してピシャリと言ってくれた.
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080508/stt0805081830001-n2.htm
「無事釈放を…」安倍前首相発言で緊張走る 主席と歴代首相との朝食会 (2/3ページ)
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こうした会場の「緩い空気」(出席者)が一変したのは、続いて安倍氏がこう発言してからだ。
「お互い国が違うので、利益がぶつかることもあるが、戦略的互恵関係の構築に向け、相互訪問を途絶えさせない関係をつくっていくことが重要だ」
これは、小泉氏の靖国参拝をめぐり中国側が首脳交流を途絶えさせたことを暗に批判したものだった。安倍氏はその上で、「チベットの人権状況を憂慮している。五輪開催によって、チベットの人権状況がよくなるのだという結果を生み出さなければならない」と指摘した。
会場には緊張感が走り、出席者はみな一様に黙り込んだが、安倍氏はさらにウイグル問題にも言及した。東大に留学中の平成10年の一時帰国中、国家分裂を扇動したとして中国に逮捕されたトフティ・テュニヤズさんについて「彼の奥さん、家族は日本にいる。無事釈放されることを希望する」と求めたのだ。
「私はその件は知らないので、正しい法執行が行われているか調べる」
胡主席は、こう返答したが、チベット問題については触れようとしなかった。
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安倍氏が今でも総理だったら,と思うのは私だけだろうか? まさに後悔先に立たずである.
保守派の方々も,日本人にとって屈辱極まりないこのたびの福田康夫の媚中ぶりは,安倍晋三という最後の防波堤を失った結末であり,安易な「安倍は辞めろ」の報い・代償でもあると思うべきだろう.
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保守運動はいかにあるべきか
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