★「少年」「子供」の非に対する擁護の論調の姿勢と相似になっている.
★「雅子さま=善」「雅子さま=かわいそう」という国民(保守を含め)への徹底的な刷り込み
★「雅子さま」になったとたんにお人好しになる御仁(保守であっても)も雅子妃の暴走を許し皇室を貶めている共犯者
★菊のタブーを逆手に取る雅子妃
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【産経新聞から】
http://sankei.jp.msn.com/culture/imperial/071229/imp0712290901000-n1.htm
皇太子ご夫妻は28日夜、東京・銀座のフレンチレストラン「ロオジエ」を訪れ、食事を楽しまれた。同店は「ミシュランガイド東京2008」で3つ星を得た。
【その他から引用:画像はクリックでご覧ください】
http://www.yuko2ch.net/mako/imgbbs3jik/img-box/img20071229115108.jpg
「RESTAURANT L'OSIER」を出てワンボックスカーに乗り込んだ直後の皇太子同妃両殿下。雅子妃の後部席は木幡清子東宮女官長。20:40分ごろに入店した一行は、深夜1:00近くまで延々4時間以上も晩餐!
http://www.yuko2ch.net/mako/imgbbs3jik/img-box/img20071229091611.jpg
「愛子さまの育児」を気にかけていたはずの方が深夜まで遊興とはどういうことなのか?
それにしても,である.
皇太子夫妻,特に雅子妃が公務もほとんどやらずにここまで遊びほうけても,一部の保守派は何も感じないのだろうか?
深夜の外出もおできになられてよかった,とでも手放しで喜ぶのだろうか?
これが安倍晋三夫妻だったら,どんなに政務に励んできていても「お坊ちゃん」云々と容赦なく叩くであろうことは容易に推測がつく.「辞めろ」と罵倒する御仁さえいるだろう.
これまでも述べてきたことだが,「『雅子さま』のなさることだから,『悪』だとは感じない」という御仁が,保守派にも少なくない.
今回は,なぜそんなメンタリティになってしまうのかについて思ったところを申し上げたい.
結論を先に言えば,こうした「雅子さま」の不行状に無感覚な姿勢は,「少年」による悪事への(主として左翼による)甘い見方に相似している.
犯人が「子供」「少年」と聞いた瞬間に,自分の(心の)眼にフィルターをかけ,彼らの悪事を見まいとする現象によく似ているのだ.
戦後長い間,反日・反体制思想が闊歩する中,子供は常に被支配側の善玉とされてきた.
「子供は生まれながらにして善」「子供には無限の可能性がある」「子供を叱るな」「子供を縛るな」と持ち上げ甘やかし,子供が規則を破ってもそれを「個性」「価値観の多様化」などと弁護したり,子供が非行や犯罪に及んでも「子供は追い詰められた」「子供もまた被害者だ,かわいそうなのだ」と弁護され,「悪いのは親だ」「学校だ」「社会だ」と非を他に押し付ける論調が横行し,「子供性善説」「子供=弱者・被害者」が国民の脳に刷り込まれてきたのである.
これが何を生んできたかは保守の皆様の方が私ごときよりもお詳しいと思う.
そんな中,昭和から平成にまたがって起きたのが下記の少年凶悪事件「女子高生コンクリート詰め殺人」である.
http://6610.teacup.com/ichikashi/bbs?BD=11&CH=5&M=ORM&CID=241
(無題) 投稿者:婦女暴行に怒る主婦 投稿日:2007年12月22日(土)12時54分27秒
こんな女性虐待リンチは許せません!!
足立区綾瀬で、少年A=横山祐史(当時 宮野)と少年C=湊伸治は、
自転車に乗った女子高生を蹴り倒して誘拐、自宅に40日間監禁し
暴行いて殺害しました。両親は自宅2階での監禁を知っていましたが
黙認しました。遺体の手足に焼かれたヤケドがあり、乳首は溶け落ち、
性器と肛門に異物が挿入され、やせこけた状態でした。
「女子高生コンクリート詰め殺人事件」
横山 祐史(宮野裕史):S45年4月30日生 身長160cm
今年5月、川口市蓮沼の栄ハイツ201号室に転居。解体業
神作 譲(旧姓は小倉):再犯して服役中 S46年5月11日生
湊 伸治:S47年12月16日生 リュヒテンシュタイン(?)人
とH18年に結婚。介護の資格、大阪府から埼玉県へ?
湊 靖人(67才)、湊 ます子:京都市伏見区向島住宅に住んでいた
湊 恒治=兄 : S47年1月21日生 監禁の見張り役
渡邊 恭史:S46年12月18日生 横浜市金沢区六浦東に在住
相田 孝一(旧姓は垣東):S46年生 娘2人、長女が中学2年
この事件は当時としては少年法の想定を超えた凶悪事件であった.それにも関わらず少年法が改正されたのはこれから11年も後のことだった.
19年前のこの事件の折,これに対するおろかな擁護について申し上げたい.
毎日新聞:この4人の野獣について社説欄で,必死に「気の毒な家庭環境」を強調し,何とか連中の罪を少しでも軽くしようと必死になっていた.
東京新聞:(コメンテーターか評論家かの意見)「野獣に人権はない」という人がいるが,人権は誰にも等しく与えられているもの.
さらに
このときの一審判決は実に寛大なもので(もちろん検察側は控訴),しかも裁判長はにこにこしながら判決を言い渡したと言う.
こうしたおろかな擁護は,国民に対する「たとえ凶悪犯でも少年は少年だ.社会の中の弱者なんだ.被害者なんだ.悪くないんだ,かわいそうなんだ」という更なる刷り込みとなった.
その結果,人々は,不行状の当事者が「少年」「子供」と聞いた瞬間に,自分の(心の)眼にフィルター(つまり逆の意味での色眼鏡)をかけてしまい,「子供が悪い」ということを受け付けなくなってしまっているのである.
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私は,雅子妃の不行状に対する甘い視点にも,同じような刷り込みが災いしていると思う.
(ここで間違えないで欲しいのだが,こういうたとえ方をすると「雅子さまが少年凶悪犯だと言うのか?」という実に短絡的な勘違いをされる方がいる.そうではなくて,ここではフィルターの形が同じだと言うことである)
「雅子さま」については(すでに他のエントリでも指摘してきたように)1986年頃からすでに「完全無欠のスーパールーキー」「優秀」(実際にはそうではないのだが)などとマスメディアが徹底的に持ち上げ,無作法をしても,マスメディアは「初々しい」「ユーモア」など美化し,明らかな公務怠慢でも「ご病気」「おかわいそう」,申し訳程度の公務でも「順調に回復」など,全てを美化・正当化・マンセーの報道を垂れ流してきた.
(ただ,政治的意図を持った「少年」擁護の場合と違い,「菊のタブー」ゆえに批判めいた報道はできなかった面もあったのだろうが,結果的にはプロパガンダになってしまっている.産経でさえもこのプロパガンダに加担している.)
そして,「雅子さま」の非が指摘されると,宮内庁に責任を転嫁するような論調さえも出ている.
このようにして「雅子さま=善」「雅子さま=かわいそう」という刷り込みが国民に徹底的に行われてきた.
ちなみに愛子内親王殿下の足の行儀の悪さにも「おしゃべりな足元」「はにかみステップ」と美化・正当化するようなある種のプロパガンダが行われてきた.
こうした執拗なプロパガンダの結果,保守派でさえも,「雅子さま」の行状には自分の(心の)眼にフィルターをかけ,「雅子さま」の非が見えないようにしてしまっている.そして「雅子さま」が何をしようと,「雅子さまは悪くないんだ.雅子さまはご病気なんだ.かわいそうなんだ」とマスゴミ(まあ彼らも悪いが)や宮内庁,時には医師にも責任を転嫁して,「雅子さま」を悪者にさせまいとするのである.
保守の方々は,先にあげた「少年」に限らず,「北朝鮮」について甘くなる左翼を厳しく糾弾してこられ,世を正そうとしてくださっているのに,「雅子さま」になるととたんに態度が変わってしまい,左翼と同じ過ちをやってしまっているのだ.
少年法の保護主義を逆手に取った少年犯罪の増加・凶悪化
菊のタブーを逆手に取って我儘し放題の雅子妃
そういうところも重なってくる.
再三述べてきているが,雅子妃にはご病気以前,ご成婚以前から異様な言動が多かったのである.
また,ご病気であることを考慮し差し引いても説明のつかない言動や許されない言動も多い.
http://bluefox-hispeed.iza.ne.jp/blog/entry/101540/
雅子妃を盲目的に崇拝する御仁らは,そういうことさえも見えていながら見えなくなっているのではないか.
(1/24下記追記)
下記の2記事のコメント欄における雅子妃擁護のコメントを見て改めてそう思う.
雅子さま巡る記事が相次ぐ 「私的なお出かけ」批判も
http://www.j-cast.com/2007/12/25014961.html?ly=cm&p=1
療養5年目・雅子さまへのバッシング=真鍋光之(社会部)
https://my-mai.mainichi.co.jp/mymai/modules/weblog_eye103/details.php?blog_id=509#comment
さて,先にあげた「女子高生コンクリート詰め殺人事件」の神作がつい最近再度同様の凶悪事件を起こしたことはご存知であろう.
神作は「警察をだます知恵を学んだ」と嘯いた.
その当時の上記の裁判官やコメンテーター,毎日新聞の姿勢は完全に誤りだったことが証明されたわけだ.
「北朝鮮」についての見方が誤っていたことも,拉致問題一つとってみても明らかであろう.
皇太子一家を擁護している御仁も同じ過ちを犯しつつあると言ってよかろう.
保守の中でも東宮を盲目的に崇拝する御仁が少なくないが,さらにその中でもこういう御仁が一番困ったものだ.
彼らもまた,雅子妃の勝手気ままを許している共犯者だといってもよかろう.
そしていずれ,皇室解体の共犯者となるのだろうか?
【関連エントリ】
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今なお続く国民への脳への「雅子さまはご病気」“刷り込み”2008年こそ東宮問題解決を
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東宮問題についての論調もどこかおかしい
http://bluefox-hispeed.iza.ne.jp/blog/list/folder/22306
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http://bluefox-hispeed.iza.ne.jp/blog/list