明治後期から戦後の精神科医で歌人だった斎藤茂吉氏が、自身の和歌について、こう語っていた。曰く、「実相に観入して自然・自己一元の生を写す。これが歌の上の写生で、写生は決して単なる記述などではない」と。つまりあるがままの自身の気持ちであると。故の「歌の上の写生」だ。さて唐突だが、現自民党総裁で内閣総理大臣の岸田文雄氏が、次回の総裁選挙への出馬を断念した。つまり現状では、国政選挙に於いて、「自民党が勝てぬ」と。だが総裁選で又しても党員が扇動に乗れば、自民党は党員共々自滅する。それこそ自業自得だと言えるだろう。しかしながら現総裁が誕生した、前回の総裁選も自滅だった。だが現状との違いはあった。元総理の安倍晋三氏が存命だったからだ。だから初期の岸田内閣は、全てに於いて「検討、検討」だった。要するに安倍元総理の傀儡政権だったのだ。それだけに、アノ暗殺事件の裏が気になる。(此処では敢えて考察はやめておこう。)「三度目の正直」なんて言葉がある。だから次回の総裁選挙も不安だ。党員よ。しっかりせい!
こんな記事があった。曰く「パーティー「解禁」に立民苦慮 続く自粛ムードで資金不安」と。共同通信によると、「立憲民主党が政治資金パーティーの「解禁」に苦慮している。自民党の派閥裏金事件を受け、立民は先の国会にパーティー開催禁止法案を提出した。その手前、党執行部は開催を自粛しているが、同様のムードが党内全体に広がる。だが次期衆院選は来年秋までに迫っており、今後の活動資金に不安が募る」と。こんな法案、提出をすると、我が身に振り返るのが判りそうなものだが、そんな考察すら出来ないのも、如何にも、この政党らしい。だから自民党は安泰だ。
【詳報】岸田首相会見 自民総裁選に不出馬を表明 首相退任へ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240814/k10014548611000.html
パーティー「解禁」に立民苦慮 続く自粛ムードで資金不安
https://nordot.app/1194951221259813496
さて趣味だが、TRIOのカセットデッキは相変わらずながら、そろそろ終わる。なのでいい加減に手をつけようと思うのが、Lo-Dの「D-600」なるカセットデッキだ。その故障の症状だが、単に基板の経年劣化による接触不良だ。機械的なトラブルはない。届いた時の点検では、片chしか再生が出来なかったのだが、基板の裏側の回路を指で押さえると両ch鳴った。ランプも点灯しないが、痩せた半田を抜きながら再度、半田付けをすれば直るやも知れない。最終的には分解清掃も必要だが、些かメンテナンスがしづらい機種なので、それなりの方法も考えなければならない。単に構造に疎いだけかも知れないが、その前にヘッドカバーの錆取りが必要だ。ヘッドそのものは綺麗だ。