元NHKアナウンサーの鈴木健二さんは言った。「交渉事でも、最後に決め手になるのは誠意」だと。確かに嘘つきには、何を交渉しようと無駄だ。それは個人も国家もである。それ以上は言いようがない。さて最近は風も涼しく、気温が高くてもどうにかなっている。なので趣味関連の作業もやり易い。細かい作業は、集中力が物を言うのだ。それ故に自然環境も大切で、そこが整わないと、割りとキツいものだ。最悪、気が散って何も出来ないからだ。一昨年に父が亡くなってから始めた記録映像を元にした映像作品は、もう少しで「第二部」が完成するが、その素材も写真だったり、ビデオだったり、8ミリフィルムだったりするのだが、音の残っていないものでもSE(効果音)位は入れている。相乗効果で臨場感も上がるので、必要だと思うのだ。実際、観ていても違うものだ。それを考えるのも楽しいが、下手の横好きも、過ぎると本格的になるものだ。その度に色々と知恵も浮かぶ。8ミリフィルムのテレシネも、それを撮影するビデオカメラをハイビジョンにしたので、作業基準自体が変わった。技術革新故だが、機材の基準が上がると出来る事も増える。尚、カセットデッキの方は相変わらずで、試行錯誤の上で「な~んだ?」てな事も多々ある。やはり物事は、基本を知る事が大切である。
最近、「コンプラ」なんて言葉を耳にするが、それ即ち「コンプライアンス(compliance)」の事で、早い話が「法令遵守」だ。しかし現在は、道徳や倫理観までに及ぶ。そこでテレビ業界だ。衰退が、近年目立つが、それは道徳や倫理観が問われる事案が多く、ようやく一般の人でも、その異常さに気がついた事から、テレビ業界にも視聴者が求めるようになったからだ。勿論、過ぎた規制もあるが、日本のテレビとフジテレビによるロサンゼルス・ドジャース所属の大谷翔平選手の新居を無断取材をした事が、やはり言語道断だと言えるだろう。特に日本テレビは、その系列に球団がありながらの無神経振りには呆れてしまう。結局、それで大谷選手は新居に住めなくなり、売却をするらしいが、これは法的処置をしても良いだろう。刑事事件としても扱ってほしい。その前には漫画原作のテレビドラマ制作のトラブルで、原作者(漫画家)が自殺をしている。更に「24時間テレビ」だが、その募金から地方局関係者が横領なんて事もあった。共に中途半端な謝罪しかしていないので、スポンサーも多く離れたようだが、普通は、そこまでの事件であれば、逮捕者が出るのも当然な事ながら、社内処分で終わらせたのは、どう考えても変な話だ。しかしこれでも番組も謹慎せず、放送網の社長も、公式な謝罪会見もない。おまけに放送倫理を厳守し、取り締まりをせねばならないBPO(放送倫理・番組向上機構)も役立たずである。かなり前に民放局の外資率が高い事が問題になったが、改善すらされていないのだろう。なれば現状も納得だ。今やすっかり占領された感もあり、日本的な感覚も薄れてきている。
日テレ社長が大谷翔平選手の新居報道で謝罪 取材については「支障出ていない」と説明
https://www.sankei.com/article/20240729-TATFYX3EEBLPHEMNNCLIGZ6V6E/
コンプライアンスとは?基本と違反事例・原因・対策のための4つの取り組みを解説
https://prtimes.jp/magazine/compliance/