お薬手帳

今晩は、勤めが終わると途中でおにぎりでお腹を満たしてから、ホテルでの講演会に出席した。午後７時から９時まで２時間、夏季研修である。最初は、三浦雄一郎さんのエベレスト登頂を手助けした女性医師で登山家のお話。登山外来という名の外来、私は初めて聞いた。

彼女は札幌の西の方の循環器の専門病院で非常勤で働いて、後は、たっぷり山に登っているという。眉毛を太く書くタレントに付いてマナスルにも登ってきた。「４０歳を超えて高血圧の有る方で登山したい方は、リスクが高い」という話は印象に残った。釣りの好きな方、この条件の方は、一度診て貰ったらいい。

次の講演は、東北大学循環器内科の教授のお話「東北大震災と循環器疾患」。津波によって薬が流され、お薬手帳も流された。自分がのんでいた薬の名前が分からない。という人が多かったので、病院から貰っている薬をクラウドのような大型ネットワークに集約し、いざという時の為に個人情報を残しておこうという話があった。

北海道も、広いので同じようなネットワークが必要だと思う。個人情報の保護の問題があるのだが、それがクリアーされると、助かる人が増える。調剤薬局に行くと、うるさいほど、お薬手帳は？と聞かれるが、のんでいる薬の名前と用量の書かれた処方箋の写しを身に着けて大事に持っておく必要がある。津波の予想水位の２倍以上の高さに保存しなさい、１階よりも２階に置くのが良いという。