今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

ヴァージョンに注目

2005年10月08日 | 尾崎亜美

 「え、週刊宝石の処女探しってまだやってるんですか?」とボケてしまった人は重症です。今すぐ変態科の病院を受診しましょう。ということで、今日はヴァージンじゃなくてヴァージョンの話。

 曲を聞く際にどういうヴァージョンかという事に拘るのは重要です。よくあるのは、スタジオ録音とライブでアレンジが変わる場合とか、シングル盤とアルバムでヴァージョンが変わったりする場合。好きな曲をラジオにリクエストした時に、違うヴァージョンでかけられてしまった時などは相当ガックリきます。

 別に自分でリクエストしなくても、「次の曲は…」と聞いて「お、いいねぇ~」と思ったら妙なリミックスヴァージョンでまともに歌が無かったりするときは最低。たまに「ひるの歌謡曲」でそういうのがあります。

 先日聞いた岩崎良美さんの「女の子だけのコンサート」というライブ盤では「オリビアを聴きながら」を歌ってたのですが、あらためて聞き直してみると、ここでは亜美さんの「メリディアンメロン」というアルバムでのヴァージョンをコピーしてます。なかなか立派です。

 中には「あのアレンジのヴァージョンが好きだったのにぃ~」というのが廃盤になってたりすると、昔のドーナツ盤を中古で探してこねばならなったりする事もあります。で、そういう曲の代表とも言える尾崎亜美さんの「蒼夜曲~セレナーデ~」のシングルヴァージョンが、この度デジタルリマスタリングで「名曲発掘!ジュエル・バラッズ」というオムニバスCDに収録される事となりました。

 この曲は、シングル盤が発売された翌年のアルバム「HOT BABY」に収録されたものの、そちらはデビッドフォスターのアレンジで随分テンポが速くなってて、演奏としてはかっこいいんですがファンの間でも賛否両論巻き起こったという曰くつきのもの。その後、バラード集のアルバム「ラピスラズリ」にはまた違うヴァージョンで収録され、その後ピアノ弾き語り集「ピアノワール」には、当然弾き語りヴァージョンで収録されました。(シングルヴァージョンは、84年に発売された「Best Selection」というベストアルバムには収録されてたのですが現在廃盤。)

 そうやっていろんなところで何度も形を変えて出てきた曲ですが、今回念願の元祖シングルヴァージョンがCD化されたということでファンにとっては嬉しい限りです。こちらのサイトでちょこっと試聴もできますので、「これを探していた!」という人もいるかもしれません。気になる人は要チェックです。どーですか、お客さん!

 ところで、「週刊宝石の処女探しクイズのバックナンバーをすべてチェックして傾向を探れば、初対面の女性でも一目で処女かどうかわかるようになる」などというまことしやかな話がありましたが、あのコーナーはあくまでも自己申告によりなりたってたものなので、本人に聞いてみたときに「処女よ」と答える人がわかるようになるというだけの問題です。念のため。