今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

渋滞の思い出をば

2009年05月06日 | ニュースに一言
 高速道路のETC割引効果でこの連休は渋滞がすごかったとか。私が過去に経験した一番ひどい渋滞は8年前のお盆。埼玉から青森県の八戸まで行こうとしたのですが、前日の予報によると東北道羽生インター付近で午前6時に30Kmというもの。

 「これはいかん!」と思い先回りしようと3時半に起きて4時に出発。午前5時過ぎに加須インターに到着したときには「羽生インター付近で渋滞40Km」でした。「増えとるやんけ!」とか「朝の5時からそんなに込んでどうすんの!」とか思ったもののどうしようもできず。

 最終的には普段8時間ほどで到着するところが、八戸についたのは夜の8時過ぎ。都合15時間ほどかかったわけで、あれが過去最高でした。これくらいの渋滞だとどうなるかというと、まずSAやPAに寄れません。

 テレビのワイドショーなどでは「どこのパーキングが空いてるか」とかいう話題がありましたが、そんな生易しいものではなくPAに寄ろうする行列が数Km手前から路肩にいっぱい。なので「○○PAまであと2Km」という表示を見た段階ではすでに車線変更もできないと。

 運良く割り込めたとしてもPAには車を止めるところさえありません。携帯用トイレとかいうものもあるようですが、車の中で用を足すのはなかなか勇気のいるもの。上記の渋滞時には幸い家族全員体調バッチリで「トイレ~!」と騒ぐ者はいなかったのですが、結局福島県内で一旦一般道に下りてホームセンターのトイレに寄りました。

 今年の渋滞はどうだったかというと、うちの親戚が千葉から八戸まで車で行ったとか。結果、朝4時半に出発して到着は夕方6時だったそうです。福島までは常磐道経由で行ったようですが、これもなかなかすさまじいですね。

 マスコミも渋滞予想をする際には、赤ちゃんやお年寄りを抱えてる人へ渋滞時の注意を促すようにして欲しいものです。我が家はストレス以外に問題はなかったですが、車酔いとか発熱とかいうことがあると大変ですし。

 それにしても、昨年ガソリンの暫定税率を復活した際に政府は「ガソリン代が下がると車の使用が増えて環境に悪影響が…」というようなことを声高に言ってたのに、今年はETC割引によりレジャーや帰省への車の使用を煽ってます。そんな一貫性のない政府が信用できますか? マスコミはその辺を追求する姿勢もないようですし、今になって「車の利用が増えた分新幹線は快適だったらしい」とかいうニュースをやってるくらい。

 環境面、あるいは時間を有効に使うという面から公共交通機関を薦めるような論調がなかったように思うのは私だけでしょうか? 案外「渋滞がすごい」という映像を撮りたくて煽ってたようにも思います。

 私は幸いこのGWは高速に乗らずにすんだのですが、苦労した人も多いことでしょう。今回の混雑を経験した人は忘れずにいてもらうとともに、いろんな人に伝えてもらいたいと思う次第です。