今日のひとネタ

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大槻ケンヂが語る江戸川乱歩

2010年05月22日 | ブックレビュー

 角川文庫の新刊です。この連休に買いました。これは「NHK 知るを楽しむ 私のこだわり人物伝 2005年12月~2006年1月」(2005年12月1日発行)に収録された「江戸川乱歩~幻影城へようこそ」を改稿し、加筆したものだそうです。

 巻頭に乱歩の伝説の土蔵など写真が8ページほどあり、前半が大槻氏の乱歩についてのエッセイと乱歩の息子さんへのインタビュー。後半に短編が4つ収録されています。大槻氏は小学2年で「電人M」を読んで以来乱歩に惹かれたそうで、たしかによく読んでるな、という印象です。

 今日はリスペのリハだったのですが、収録されている短編の「鏡地獄」「押絵と旅する男」「踊る一寸法師」「人でなしの恋」は往復の電車で読みました。多分どれも中学生時代に読んだはず。久しぶりに読みましたがどれも強烈でした。おかげでいい夢見そう…。

 しかし、都内までの1往復で4篇読めるということは本気で読めば乱歩作品の相当数を制覇できますな。半年後には私も乱歩評論家になれるかもしれません。ということで、まずは少年探偵団から。(って、そっちかい!)