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たけしのこれがホントのニッポン芸能史(15)「ラジオの魅力を徹底解剖!」

2019年03月12日 | TV番組レビュー

 先週NHKBSで録画したのですが、どうやら昨年10月に放送してた番組のようです。番組サイトによると「今回は深夜ラジオを研究!オールナイトニッポン、セイ!ヤング、パックインミュージック…懐かしい番組が続々!」というもの。出演はビートたけし、所ジョージ、亀渕昭信、赤江珠緒、ナイツ、久保田祐佳アナ。

 ラジオ放送の開始から始まって、前半は主に深夜放送の話で興味深かったです。ラジオの深夜放送は基本が生放送だったので、今も放送局にも録音は残ってないケースがほとんどだとか。その中でも伝説と言われるようなナッチャコパック、落合恵子さんのセイヤング、糸居五郎さんのオールナイトニッポンなどの貴重な音声が聞けました。

 その深夜放送の代表的な番組としてニッポン放送のオールナイトニッポンが紹介されてましたが、1981年当時のパーソナリティは

月:中島みゆき
火:所ジョージ
水:タモリ
木:ビートたけし
金:吉田拓郎
土:笑福亭鶴光

というそうそうたる面々。それぞれちょこっとずつ音声が聞けましたが、タモリの「ソバヤ」という曲は40年ぶりくらいに聞きました。当時はあれでみんな盛り上がってたんですね。鶴光師匠もビデオでメッセージ寄せてましたが、オールナイトの初回を終わったとき亀渕さんに「お前はセックスアピールがない」と言われて、「どういうことや? それならセックスをアピールしたらええんか」と思ってああいう放送になったそうです。

 中盤は赤江珠緒さんがパーソナリティを努める「たまむすび」のスタジオにNHKのクルーが入って番組を取材。そこには仕掛けがあって、番組が探してきた放送作家志望のハガキ職人の若者2人が番組あてにメッセージを送って採用されるかどうか、というのをやってました。

 「たまむすび」には毎日平均500通ほどメールが来て、採用されるのはそのうち10通ほどだとか。約50倍の競争率ですね。今回はその若者のうち一人のメールが採用されてました。いつも聞いてる番組なので、テレビでその様子が見られるのも妙な感じですが、スタジオの感じが見られたのは貴重な場面でした。

 番組後半はラジオ体操とか紅白歌合戦のラジオ中継の話だったので、もっと深夜放送のことを徹底してやって欲しい感じでしたが、今回の番組はまずまず楽しめました。

 私も「たまむすび」にはたまにメール送ってますが、採用されたのは2回。水曜の博多大吉先生の日と、赤江さんが産休中の月曜に吉田アナが代役の時に読まれました。結構競争率高い気がしてましたが、50倍と聞くとまぁそんなものかと。

 深夜放送というと、私は兄の影響で小学校の高学年の頃からちょくちょく聞いてましたが、どちらかというとオールナイトニッポン派。好きだったのはあのねのね、鶴光師匠、イルカさん、及川伸一さんとか。セイヤングはチンペイさんの「天才秀才バカ」が好きで、あとはさだまさしさんとか甲斐よしひろさんの日は聞いてました。(実際は兄が録音したのを聞いてたのですが…) 考えてみれば「パックインミュージック」は聞いたことないですね。ビートたけしさんが全盛の頃はもうオールナイトは聞いてなくて、80年代だとラジオで聞いてたのは、ラジオたんぱの「ヤロウどもメロウどもOh!」とかNHKFMの「サウンド・ストリート」くらいでしょうか。(後者は甲斐さんの日だけでしたが) あとは音楽を録音するのを目的にFMの音楽番組をあれこれ聞いてたような。

 今はRadikoもあってらじるらじるもあって、地方の放送から過去の放送まで聴けるようになってますが、ラジオはやっぱり生放送をリアルタイムで聞くのが醍醐味だと思ったり。まぁそんなこんなでラジオについてはいろいろ思い出があるのですが、それはまた別の機会に…。