GSのザ・タイガースはトッポこと加橋かつみ氏が突然の失踪後に脱退し、後任として岸部シロー氏が加入しました。この人は当時アメリカにおり、「タイガースに入るためにアメリカから帰国した」ということで大騒ぎされたそうです。が、トッポのキャラとはまったく違いファンには歓迎されるでもなく、どんな顔していいかわからないまま活動してたとか。
トッポはリードギターでありメインでボーカルを取ることもあり、コーラスパートでは高音を担当してて、そのどれの代わりにもならないということで、岸部氏が自分の存在場所を見つけたのがステージでのしゃべりだったとか。それも「ジュリーのちょっといい話」とかいうことで、楽屋とかオフステージのジュリーの様子を紹介してファンの気をひいていたとか。その頃の経験が、のちのラジオパーソナリティーとかテレビの司会業に活かされたそうです。
そういう岸部氏の活動を記録した写真集が岸部のアルバムかというとそんなことはなく、「岸辺のアルバム」は70年代に山田太一先生が脚本を担当したテレビドラマの名作。ストーリーを一言でいうのは難しいのですが、「衝撃の家庭ドラマ」と銘打っていたとか。
八千草薫さんが良妻賢母の設定ですが、そこに竹脇無我さんが間男として絡むというのは珍しい展開かも。あとは風吹ジュンが謎の女で、ずうとるびの新井君も出るという魅力的なドラマです。(ドラマ解説の能力なし…)
そのドラマが今日と明日TBSチャンネルで一挙放送なのでまた録画してます。前はDVDで録画したのでディスク何枚かに分かれたのですがブルーレイだと1枚に収まるかなぁ。