ギタリストの田中一郎さんが「ギターアンプはオーディオではなく楽器だ!」という話をしてました。私は高校生の頃にエレキギターを始め、なにしろ最初は自分のアンプしか触ったことがなかったので、アンプの違いというと音の大小くらいしかないと思ってました。
が、そのうち友人の家で違うアンプから音を出すと「はて?」と思い、その後いろんなアンプを触るようになってから、エレキギターはアンプも含めての音なのだと実感し「楽器だ」と言われると確かにそう思います。
それで、エレキギターを始めてから44年、私はこれまでに何台買ったのだろうかと考えてみました。まずは以下の通りです。
・ヤマハ J-25(30W)
・Maxonのトランジスタアンプ(10W)
・グヤトーンのトランジスタアンプ(5W)
・Fender Trad Tube(10W)
・メーカー不明の小型アンプ(0.5W?)
・ROLAND CUBE-10GX
・ROLAND CUBE-40XL(だったかな?)
・グヤトーン Zip60(トランジスタ 60W)
44年で8台ですが、結構買ってます。初めてヤマハのアンプで音を出した時は「こんなにでかい音が出るものなのか?」と驚きましたが、バンドでドラムと一緒にやるならあれくらいが必須かも。一時行方不明だったそのアンプは、数年前に実家の物置で発見され今は私の手元にあります。が、調子悪くて音が出たり出なかったり。
その後、住環境により段々アンプは小さくなり、その後また大きくなったりで、今でも手元にあるのはヤマハJ-25、Fender Trad Tube 10R、グヤトーンZip60の3台。スタジオの練習やライブハウスでは、そこにあるものを使うので、自宅アンプにどこまで拘るかは悩ましいところです。
8年ほど前に野外ステージで演奏する際に自分でアンプを用意することになり、その時はROLAND CUBEの40Wでいけるかとスタジオに持ち込んでJC-120と比べてみたら、どうもダメそう。
というのも、JC-120のボリューム2位と同じくらいの音量、音圧を期待したものの、フルボリュームでもまったくかなわず。やはり、単純にW数だけじゃなくスピーカーの口径も影響するようです。
で、なんとか持ち運び出来て使えそうなアンプを探し、結局ネットで見つけたのがグヤトーンのZip60。年式は古かったのですがオーバーホール済みということで、状態は良かったです。こちらもスタジオに持ち込んでJCと比べてみたら、ボリューム6くらいで太刀打ちできる感じ。さすがに60Wのアンプは強力ですね。スピーカーもでかいし、ちゃんと現場でも役立ちました。今はリビングに置いてます。
と、そんなこんなですが、今の住まいは集合住宅とはいえ、学生時代のように四畳半一間じゃないので色々試せるのは幸せかも。田中一郎さんが動画チャンネルで使ってる小さいJCも興味ありますが、あれもそこそこのお値段するんですね。便利そうですが。