迷狂私酔の日々(再)

明鏡止水とはあまりに遠いこの日々。

079・屋良の浜再び。[沖縄、晩夏]

2008年09月22日 | 旅する。
9月22日、鳩間島

部屋の準備ができるまで、屋良の浜に行くことにする。

フィンを借り、シュノーケリング。

2年前にここに来たときには、自分がひとりでシュノーケリングするなんてありそうになかった。

思えば、沖縄の島旅を繰り返すようになったのは、ここ鳩間島のおかげかもしれない。

瑠璃色の海。
青く突き抜ける空。

ここで淡い恋の芽生えも見守ったし、得難い友にも出会ったし、何よりも人々の素直なあたたかさに包まれた気がした。

2年前、この浜でまったく海に入らなかった自分が、いまはシュノーケリングで沖へと泳ぎだそうとしている。

たぶん、世界は自分の手で広げられる。

078・朝まで宴。[沖縄、晩夏]

2008年09月22日 | 旅する。
9月22日、鳩間島へ

〈パイン館〉から港まで、クルマで送ってもらう。

上原港から鳩間島までは10分もかからない。

船はバラス島を横目にひた走る。

鳩間島の宿は〈あだなし〉。

着いて宿帳に記入している脇で、酔って出来上がったひとが、
「キミたちのこと、忘れないぞー!
鳩間島のお別れの歌だっ!
俺は見送りには行かないぞーっ!」
と、帰っていくと思しきお客さんと飲みつつ、三線を弾きつつしていた。

どーやら昨夜からオールで飲んでいるらしい。

鳩間島の日々はなかなか楽しめそうだ。

075・束の間の休息。[沖縄、晩夏]

2008年09月21日 | 旅する。
9月21日、西表島

バスで住吉のバス停まで戻り、散歩しつつ〈母家〉で荷物をピックアップ。

歩ける距離なんだが、
「三線も持ってるし、ビーチに行くお客さんを送るついでだから」
ということで、クルマで送ってもらう。

本当に何から何までお世話になりました。

〈パイン館〉にて、声を張り上げ、中を探すが人の気配がない。

仕方ないので、電話する。携帯に転送されて、
「あー、いまはそちらに行けないので、204号室に入っていてもらえますか?」

「運動会ですか?」

「ははは、そーなんですよ!」

あとで聞けば、小学校の運動会に民宿のスタッフ全員でチームを組んで参加し、しかも賭けたビールも勝ち取ったそうだ。

こういう離島らしいノリは大好きだが、せめてその旨がわかるように、どこかに書いておいてほしいなぁ。

とにもかくにもシャワーを浴びて昼寝をすると、沖縄に来て2週間の疲れがたまっているのか、立ち上がる気力がわかない。

で、シュノーケリングを見送る。

夕焼けを見ようかと思ったが、スコールに見舞われて、散歩を見送る。

三線の練習をして、階下の食堂で夕食を摂る。

夜の星空とホタルとヤシガニも……見送る。

ひたすらブログを書いて、寝た。

074・まるま盆さん。[沖縄、晩夏]

2008年09月21日 | 旅する。
9月21日、西表島

船で白浜に戻ると、港でバスが待っていた。

すぐ次の祖納(そない)でバスを降りて、海へと向かう道を探す。

まるま盆さんは、祖納の港から真ん前に見える丸い小島で、節祭(しち)にはこの島を回って帰って来る競漕が行われる。

民謡にも歌われる名勝なんである。