今日も 暑かったです。
しかし 明日の最高気温は35℃。
明後日は 36℃。
もう いいです。
梅雨 いましばらく開けないでほしい。
さて ジョナサン・ストラウドの「バーティミアスⅢ プトレマイオスの門」を読みました。
バーティミスシリーズ本編三部作の最終巻です。
「バーティミアス」 よろしければ ご覧ください。)
(「ゴーレムの眼 バーティミアスⅡ」 ご覧ください。)
魔術師たちが君臨する世界の中心ロンドン。
彼らは 妖霊たちを召還し隷属させ 魔法を使わせることで 力を誇示し
一般の人たちを支配下に置いている。
国を牛耳る政治家たちも もちろん魔術師たちで
彼らは 一般人(妖霊たちを召還できない人々)を見下し
そのくせ戦力として利用し アメリカへ次々と送り込み 戦争をしけかている。
アメリカでの戦争は 全く順調ではないが
自分の身が痛むわけでない上級魔術師たちは 豪華な食事やお茶の時間にかまけている。
水面下で 下級魔術師たちが 反乱を企てていた。
しかし その実態は・・・
ジョン・マンドレイク(ナサニエル)は その反乱に気付き 情報を集めようとするが・・・
一方 キティは 魔術師の助手となり バーティミアスを召還するために知識を蓄えていた。
ナサニエルは 果たして反乱を阻止することができるのか。
最終巻を読んで ああジョナサン・ストラウドは これが書きたかったんだなと 分かった気がする。
妖霊と人間。
利用するものと ただひたすら利用されるだけなことに憎しみをいだいているもの。
決して お互いを理解し合うということのない仲。
その間に果たして 通じあう心が生まれるのかどうか。
生まれるのだとしたら 一体どうやってそれが生まれるのか。
妖霊としては 異質な考えを持つバーティミアス。
魔術師になったころの良心を取り戻すナサニエル。
一般人としては異例の行動力と強さをもつキティ。
この3人が今回の主役だ。
バーティミアスが好んで変身するエジプト人の少年プトレマイオスが この3人をつなぐカギとなる。
そして 終わり方が あまりにも切ない。
でも これがジョナサン・ストラウドの描きたかったものであり
読者である私たちは 受け入れざるを得ない。
読者の方々は この最後をどう受け止めるのでしょうか。
是非 ご一読いただき 感想を聞かせていただければ・・と 思います。
ぐいぐい読者を惹きつける作者の筆力は 素晴らしい。
面白い小説は すっかり馴染んだ登場人物たちとお別れになるのが 寂しい。TT
ただ この分厚い三部作。
分厚いというだけで 子供たちにはなかなか手に取ってもらえない。
読んでみてもらえば 絶対お勧めだということを理解してもらえると思うのに。
勤務校では なかなか手に取ってもらえないので 業を煮やして
ハリーポッター好きの子に 強引に推薦したところ
『面白い!』と着実に読んでくれ その子も今 きっとこの巻を読んでいるころです。
その子がこれを読んでどう感じたか知りたいけれど
寡黙な子なので 難しそうで残念。
ラストはちょっと切ないけれど ともかく 面白いです。
今読んでいる方は 是非続けて 読んでくださいね。
読んでいない方には 熱烈推薦します。
夏の読書感想文にいかがですか。
いがぐりおをクリックしていただけると嬉しいです。いつもありがとうございます。^^/
しかし 明日の最高気温は35℃。
明後日は 36℃。
もう いいです。
梅雨 いましばらく開けないでほしい。
さて ジョナサン・ストラウドの「バーティミアスⅢ プトレマイオスの門」を読みました。
バーティミアス 3 プトレマイオスの門 | |
金原 瑞人,松山 美保 | |
理論社 |
バーティミスシリーズ本編三部作の最終巻です。
「バーティミアス」 よろしければ ご覧ください。)
(「ゴーレムの眼 バーティミアスⅡ」 ご覧ください。)
魔術師たちが君臨する世界の中心ロンドン。
彼らは 妖霊たちを召還し隷属させ 魔法を使わせることで 力を誇示し
一般の人たちを支配下に置いている。
国を牛耳る政治家たちも もちろん魔術師たちで
彼らは 一般人(妖霊たちを召還できない人々)を見下し
そのくせ戦力として利用し アメリカへ次々と送り込み 戦争をしけかている。
アメリカでの戦争は 全く順調ではないが
自分の身が痛むわけでない上級魔術師たちは 豪華な食事やお茶の時間にかまけている。
水面下で 下級魔術師たちが 反乱を企てていた。
しかし その実態は・・・
ジョン・マンドレイク(ナサニエル)は その反乱に気付き 情報を集めようとするが・・・
一方 キティは 魔術師の助手となり バーティミアスを召還するために知識を蓄えていた。
ナサニエルは 果たして反乱を阻止することができるのか。
最終巻を読んで ああジョナサン・ストラウドは これが書きたかったんだなと 分かった気がする。
妖霊と人間。
利用するものと ただひたすら利用されるだけなことに憎しみをいだいているもの。
決して お互いを理解し合うということのない仲。
その間に果たして 通じあう心が生まれるのかどうか。
生まれるのだとしたら 一体どうやってそれが生まれるのか。
妖霊としては 異質な考えを持つバーティミアス。
魔術師になったころの良心を取り戻すナサニエル。
一般人としては異例の行動力と強さをもつキティ。
この3人が今回の主役だ。
バーティミアスが好んで変身するエジプト人の少年プトレマイオスが この3人をつなぐカギとなる。
そして 終わり方が あまりにも切ない。
でも これがジョナサン・ストラウドの描きたかったものであり
読者である私たちは 受け入れざるを得ない。
読者の方々は この最後をどう受け止めるのでしょうか。
是非 ご一読いただき 感想を聞かせていただければ・・と 思います。
ぐいぐい読者を惹きつける作者の筆力は 素晴らしい。
面白い小説は すっかり馴染んだ登場人物たちとお別れになるのが 寂しい。TT
ただ この分厚い三部作。
分厚いというだけで 子供たちにはなかなか手に取ってもらえない。
読んでみてもらえば 絶対お勧めだということを理解してもらえると思うのに。
勤務校では なかなか手に取ってもらえないので 業を煮やして
ハリーポッター好きの子に 強引に推薦したところ
『面白い!』と着実に読んでくれ その子も今 きっとこの巻を読んでいるころです。
その子がこれを読んでどう感じたか知りたいけれど
寡黙な子なので 難しそうで残念。
ラストはちょっと切ないけれど ともかく 面白いです。
今読んでいる方は 是非続けて 読んでくださいね。
読んでいない方には 熱烈推薦します。
夏の読書感想文にいかがですか。
いがぐりおをクリックしていただけると嬉しいです。いつもありがとうございます。^^/