まんじゅうのつぶやき

まんじゅうです。読んだ本の感想や日々のできごとの忘備録です。最近栖が変わりました。

「猫弁と透明人間」大山淳子

2012-07-21 19:32:01 | 読書のすすめ
今日も 涼しかったです。
夏中こんなだったら 嬉しいけれど
冷夏過ぎて 逆に大変か。


さて 大山淳子の「猫弁と透明人間」を読みました。

猫弁と透明人間
大山 淳子
講談社


これは 「猫弁」の続編です。
大山淳子「猫弁」  よろしければ ご覧ください。)

東大卒の天才弁護士 百瀬。
世田谷猫屋敷事件を上手くさばいたために ペット訴訟専門と思われるようになり
大手弁護士事務所を体よくリストラされ 個人事務所を構える。
しかし 結局 ペット訴訟に追われる毎日。

天才にもかかわらず その優しさが災いし
事務所で飼っている猫は いつも十数匹。
事務所の事務員 七重は猫の世話に明け暮れる。
通称 『猫弁』。

そんな百瀬のもとに 『透明人間』を名乗る人物からメールが届く。
気象予報士の飼っているタイハクオウムの『杉山』が心配なので
写真を撮ってきてほしいとの依頼。

百瀬は その依頼を受け 『杉山』の写真を撮りに行くが
『杉山』が置かれている環境を見かねて 引き取ることになる。
そして 百瀬は ある医療訴訟に巻き込まれることになるが・・・


 
「猫弁」で思いもかけず 大福亜子と婚約することになった百瀬ですが
今回 その関係がどんな風に進展していくのかも見どころです。 

大山淳子さんの笑いのセンス 好きだなあ。
だって オウムの名前が『杉山』ですよ。

誰かに説明するたびに「『杉山』が・・・」とか言って 怪訝そうな顔をされてしまうのが笑えます。

それに 作品全体を包みこむ ほんわかムードが大山さんの何とも言えない魅力です。

「猫弁」ともどもお勧めです。
是非 ご一読ください。

いがぐりおをクリックしていただけると嬉しいです。いつもありがとうございます。^^/
人気ブログランキングへ

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする