今日は朝のニュースで 「嫌な暑さになります。」と言っていました。
「嫌な暑さってどんな暑さだ?」と警戒していましたが 普通の天気でしたね。
遅い夏休みをもらったので 一日読書三昧。
昔は一日何冊も読めたけれど 今は一冊読みきるだけで達成感あるわ~
さて 西加奈子の「ふくわらい」を読みました。
編集者の鳴木戸定は 小さいころからずっと ふくわらいが大好きである。
最近では 人の顔をパーツに分け 目鼻口眉と 顔の中 時には 別の人の顔の上に移動してみるのが好きである。
趣味は女優の顔写真で ふくわらいをすることである。
世界中を旅する作家の鳴木戸栄蔵を父に持ち 母が亡くなった5歳から父が亡くなる12歳まで
父と一緒に旅をした。
旅の途中で 死んだ人間を焼きその体を食べると言う一族に接し
定が一緒に人肉を食べたことを父が著作に書いたことが大問題となり
一躍世の中の有名人となってしまう。
普通でない経験を数々した定は その経験が世間に知れ渡っていること以外にも
身にまとう独特の雰囲気で まわりに距離をおかれてきた。
あるとき定は 会社を辞めた同僚の代わりに プロレスラーの守口廃尊のエッセイを本にまとめる仕事を引き受けることになる。
守口廃尊の顔は 長年のプロレス人生で傷つき バランスの悪い顔となっている。
定は その顔に異常に惹かれるが・・・
初 西加奈子です。
うーーーん なんだろう。
すごいですね。
多分読んだ人は 最初は戸惑いながらも きっと定を好きになってしまうと思う。
定はとにかく変わっていて 特に出会った人の顔をパーツに分けて
頭の中でふくわらいする描写は シュールと言うか・・
大丈夫なんだろうかこの子?と 心配になってしまいます。
が・・まわりに何を思われようと 「定」としてあくまでまっすぐなその生き方に
惹きつけられます。
そのうち 定の背景がいろいろ明らかになってきて
定の変わりようにも納得というか
逆にこんな経験してきて どうしてこんなにまっすぐでいられるのかと驚嘆します。
そして 最後は定の行動に涙してしまうと思います。
(決して お涙ちょうだい的な話ではありませんが)
お勧めです。
自分としては 定も大好きですが 定の初めての友人となる小暮しずくが好きです。
彼女が友人の定のために 定のことを好きな男性に 啖呵をきるところ
もう本当に同じ女性として誇りに思うほど大好きです。
ぜひ ご一読ください。
西加奈子の作品 たくさん出版されているので どんどん読むぞ~!
読んだらまた 感想をアップしますので お楽しみに~
あ~読む本が溜まっていく。
嬉しいような 苦しいような・・・
読書の秋ですね。
いがぐりおは 読書好き?
いがぐりおをクリックしていただけると嬉しいです。いつもありがとうございます。^^/
「嫌な暑さってどんな暑さだ?」と警戒していましたが 普通の天気でしたね。
遅い夏休みをもらったので 一日読書三昧。
昔は一日何冊も読めたけれど 今は一冊読みきるだけで達成感あるわ~
さて 西加奈子の「ふくわらい」を読みました。
![]() | ふくわらい |
西 加奈子 | |
朝日新聞出版 |
編集者の鳴木戸定は 小さいころからずっと ふくわらいが大好きである。
最近では 人の顔をパーツに分け 目鼻口眉と 顔の中 時には 別の人の顔の上に移動してみるのが好きである。
趣味は女優の顔写真で ふくわらいをすることである。
世界中を旅する作家の鳴木戸栄蔵を父に持ち 母が亡くなった5歳から父が亡くなる12歳まで
父と一緒に旅をした。
旅の途中で 死んだ人間を焼きその体を食べると言う一族に接し
定が一緒に人肉を食べたことを父が著作に書いたことが大問題となり
一躍世の中の有名人となってしまう。
普通でない経験を数々した定は その経験が世間に知れ渡っていること以外にも
身にまとう独特の雰囲気で まわりに距離をおかれてきた。
あるとき定は 会社を辞めた同僚の代わりに プロレスラーの守口廃尊のエッセイを本にまとめる仕事を引き受けることになる。
守口廃尊の顔は 長年のプロレス人生で傷つき バランスの悪い顔となっている。
定は その顔に異常に惹かれるが・・・
初 西加奈子です。
うーーーん なんだろう。
すごいですね。
多分読んだ人は 最初は戸惑いながらも きっと定を好きになってしまうと思う。
定はとにかく変わっていて 特に出会った人の顔をパーツに分けて
頭の中でふくわらいする描写は シュールと言うか・・
大丈夫なんだろうかこの子?と 心配になってしまいます。
が・・まわりに何を思われようと 「定」としてあくまでまっすぐなその生き方に
惹きつけられます。
そのうち 定の背景がいろいろ明らかになってきて
定の変わりようにも納得というか
逆にこんな経験してきて どうしてこんなにまっすぐでいられるのかと驚嘆します。
そして 最後は定の行動に涙してしまうと思います。
(決して お涙ちょうだい的な話ではありませんが)
お勧めです。

自分としては 定も大好きですが 定の初めての友人となる小暮しずくが好きです。
彼女が友人の定のために 定のことを好きな男性に 啖呵をきるところ
もう本当に同じ女性として誇りに思うほど大好きです。

ぜひ ご一読ください。

西加奈子の作品 たくさん出版されているので どんどん読むぞ~!
読んだらまた 感想をアップしますので お楽しみに~
あ~読む本が溜まっていく。
嬉しいような 苦しいような・・・

読書の秋ですね。

いがぐりおは 読書好き?
いがぐりおをクリックしていただけると嬉しいです。いつもありがとうございます。^^/
