まんじゅうのつぶやき

まんじゅうです。読んだ本の感想や日々のできごとの忘備録です。最近栖が変わりました。

「和菓子のアン」坂木司

2013-09-20 22:12:57 | 読書のすすめ
今日は 午前中は涼しかったですね。
窓開け放っているだけで 結構図書館内もいけたんですけど 
さすがに午後になると カウンター付近(奥まったところ)は 蒸し蒸ししてきました。

動き回っていると暑い!
そうしたら 「冷房入れました!」の連絡が・・・
ありがたいことです。

さて 坂木司の「和菓子のアン」を読みました。

和菓子のアン
坂木 司
光文社


梅本杏子は 十八歳。
身長150cm。体重五十七キロ。
小学校時代のあだ名は「コロちゃん」。 
高校卒業後 大学に行くでもなく就職するでもなく 方向を見失った杏子。

近所をぶらついているわけにもいかず 時間つぶしに寄ったデパート地下の食品フロア。
そこに貼られている求人を見て 和菓子処 みつ屋で アルバイトをすることにした。
みつ屋には バックヤードで豹変する有能な椿店長 仕事ができる桜井さんと 女性スタッフばかりだったので仕事を決めたのだが 実際に仕事に行ってみると 立花さんという和菓子職人希望の男性社員がいた。
太っていることで男性に不愉快な態度を取られてきた杏子は 心底がっかりする。
杏子は みつ屋でアルバイトを続けることができるのか・・・・



坂木司は 著作に季節を盛り込みます。
和菓子は 本当に季節感のある世界だなあと感じました。

当たり前だけれど ひとつひとつの和菓子に名前があり
その和菓子の由来がある。

お茶を習っていた時 お茶菓子の説明をされたりしたのを思い出しました。

生和菓子は高価だし 普段食べるかと言うと あまり食べない方かも知れませんが
これを読んでいたら もう美味しそうで すごく食べたくなりました。

自分の体型を苦々しく思っているものの 新しい世界に飛び込み
一生懸命仕事に励む杏子は 応援したくなります。

おばさん 思うけどさ 
若いってだけでもう可愛いんだから自信持とうよ!

と 声をかけたくなります。

若い時はなかなか気づけないんですけどね。
ないものねだりですぐに自分に駄目だししちゃうくせに 根拠のない妙な自信も持っている。

それも含めて 「若さ」っていいやね。

「和菓子のアン」。
和菓子が好きな方も そうでもない方も 心が温かくなる本なので お勧めです!

いがぐりおは 和菓子好き?
いがぐりおをクリックしていただけると嬉しいです。いつもありがとうございます。^^/
人気ブログランキングへ

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする