パキスタンのスパンティーク(7027m)遭難事故
遭難事故は7月5日の産経新聞の朝刊で知った。
【イスラマバード共同】パキスタン北部ギルギット・バルティスタン地域のスパンティーク(7027メートル)で遭難した日本人男性2人の捜索活動で、地元当局は15日、1人の遺体を収容したと明らかにした。地元当局などの情報で2人は平岡竜石さん(55)=本籍・山梨県=と田口篤志さん。
2人の遭難の理由は不明。荷物持ちのポーターらを伴わずに登っていたとみられている。 パキスタン軍が13日の捜索中に、人定不明の2人が標高5千メートル前後の斜面に横たわっているのをヘリコプターから発見。日本人とパキスタン人の登山家らが14日に陸路で向かっていた。 同じ山に登っていた別の日本人グループが、先に進んでいた2人の足跡が途中で消えたことに気付きベースキャンプに戻って報告し、12日に捜索が始まった。 パキスタン北部には世界第2の高峰K2(8611メートル)もあり、世界の登山家が訪れる。
平岡氏とは2001年5月にネパールのアイランドピーク(6189m)に、2002年1月にはアコンカグア(6959m)にガイドとして同行してもらった。前者は登頂したが、後者は6,500m付近で小生は力なく敗退した。2003年3月にはこぶし山の会でアンナプルナ・ダウラギリパノラマトレッキングに平岡氏が同行してくれた。彼は高所登山のガイドでありトレッキングには断ったが、何故かアコンカグア登頂できなかった小生に対しての負い目?を感じていたのだろうか、是非とのことで同行してくれた。道中、いろいろ心配してくれ面倒を見てくれて12名は無事トレッキングを終えることが出来た。カトマンズで打ち上げと言ってこれまでツアーが使ったこともないという(現地ガイド談)高級ホテルで大歓迎をしてくれ、途中、彼が席を外して戻った時はアルバムを編集してネガも渡してくれた。その後も、時々絵葉書をくれたりした。ある夏の日、富士山から下山中に彼と遭遇。ネパールトレッキングに同行する女性二人を高所訓練と称して山頂で泊まると言っていた。
その後の活躍は彼のHPを覗いて知っていて、エベレスト登頂も果たしていた。まだまだ若く残念でなりません。ご冥福を祈ります。アイランドピークの高所訓練で登ったカラパタールで、後列左端の黄色ヤッケが平岡氏、後烈の右から2番目が山田です。
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