扁鵲(へんじゃく)のつぶやき

東洋鍼灸専門学校 鍼灸科50期卒業生の同窓ブログです。
日頃の不安、悩みを率直に語り合いましょう。

第13回全日本鍼灸学会東北支部学術集会

2011-07-10 21:48:41 | 日記
今日は震災後初の研修会に出席してきました。

演題は下記の3つ。会場が医療系の専門学校だったせいか
思ったより学生だらけの研修会でした。

講演1:「会津医療センターの開設と統合医療」 
    福島県立医科大学教授 三潴忠道先生

講演2:「鍼刺激による内臓機能の調節」
    筑波技術大学教授 佐藤優子先生

講演3:「不妊症」
    経絡治療学会 副会長 樋口秀吉先生

講演1は主として漢方の話でしたが、面白かったのは
飲んで不快感を感じるのは証が合っていない、
つまり誤診であるとのこと。西洋医学では考えられない
発想ですよね。

講演2は「体性―自律神経反射」と鍼の話なので、
学生時代に戻ったような講義内容で役立ちました。
体幹への鍼刺激は胃の蠕動運動を抑制し、四肢への
鍼刺激は胃蠕動運動を亢進します。つまり胸やけ等の
胃酸過多には背部輸穴を、そして食べ過ぎによる
胃もたれには足三里が良いという訳です。

講演3は実績に基づいた話だったので説得力がありました。
女性の生殖能力のピークは生物学的には22歳で、
それ以降は加速度的に低下するそうです。25歳以下だと
希望後2~3カ月で妊娠するのに対し、35歳以上だと
希望後半年以上かかるといいますから、子供を持つなら
できるだけ早い方がいいとのことでした。
でも全体的に晩婚化の
流れの中、さらには々な制度が整っていない環境で
それを実現するのも難しいですよね。
コメント
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