嬉しいサプライズ！

12日の研修会では思いがけない人にお会いすることができました。

以前このブログでも紹介した『病歴を聴くと治療がわかる』の
著者　山口功先生です

山口先生は私がブログで著書を紹介したのを知り、密かに(笑)
ブログの愛読者の1人になってくれていたそうです。

この本は日常臨床に役立つ情報が満載されています。一時期
ＴＶで話題になった医学サスペンスドラマ「ドクターＧ」の
先駆けとなるような本だと思っています。

私が参考にして時々使うのが木下晴都氏が考案した扶突の
傍神経刺です。これは扶突から星状神経ブロック方向を狙って
刺鍼するものですが、頸椎症性神経根症による肩こり等の
疾患に著効があると言われています。

ただ、実際にやってみると効いたり、効かなかったりとバラツキが
あったので今回直に使用鍼、刺鍼方向、事前説明法等を
具体的に聞くことができ、とても参考になりました。

今回のサプライズで奇しくも同年齢ということがわかりましたが、
山口先生の方が髪も黒々としてうらやましいです(^^ゞ

『50歳を過ぎたら「粗食」はやめなさい！－「低栄養」が老化を早める』

日鍼会主催の介護予防運動指導員スキルアップ研修が12日、
郡山で開催されました。

福鍼会、日鍼会の介護予防運動指導員による指導法の講習に加えて、
東京都健康長寿医療センターの新開医師による「加齢による
虚弱化。そのメカニズムと対策」の講義がありました。

この新開先生の話が面白かったです。
先生は5000人を超える高齢者の追跡調査でわかったこれまでの
健康常識をくつがえす長寿法をまとめた本を最近出版されました。
その名も『50歳を過ぎたら「粗食」はやめなさい！』です。

調査では体型、栄養状態と生存率を調査した結果、一般的な
メタボ対策で良く言われる「ダイエット」「栄養の取り過ぎに
注意」は高齢者にはあてはまらないということです。
逆に粗食による低栄養が老化を早めるという結果が出ました！

長生きする人は「ややぽっちゃり」体型でお肉をしっかり食べる
「ややコレステロールが高め」の人らしいですから驚きです！

これからは痩せている高齢者の患者さんにはお肉を食べるように
指導しないといけないですね！