扁鵲(へんじゃく)のつぶやき

東洋鍼灸専門学校 鍼灸科50期卒業生の同窓ブログです。
日頃の不安、悩みを率直に語り合いましょう。

『やってはいけないウォーキング』青栁 幸利著

2016-07-09 21:55:41 | 読書
久々のブックレビューです。

結構本は読んでいるんですが、幾つかの
本を同時並行でつまみ読みしているため、
なかなか一冊の感想をアップできません(^^;

本書は長寿研究で有名な機関の教授が著者で
15年以上の調査結果をもとに書いたものなので
信頼できる内容だと思います。


①:世界初!15年以上の追跡調査(注1)でわかったこと
 (注1)中之条研究:群馬県中之条町の住民5000人の協力のもと、
    15年間、24時間365日の身体活動を調査したもので
    「中之条の奇跡」と呼ばれる。

「8000歩/20分」がウォーキングの黄金律。
 これより多くても、少なくても病気になりやすい。
 8000歩=一日24時間の歩数
 20分=中強度(注2)の運動を行う時間

 (注2)中強度=何とか会話できる程度の速歩き

③「8000歩/20分」の運動生活からわかった病気との関係
  要支援・要介護、うつ病、認知症、心疾患、脳卒中、がん、動脈硬化、骨粗鬆症の有病率が低い。
  高血圧症、糖尿病の発症率がこれより身体活動の低い人と比べて圧倒的に下がる。

④人が病気になる原因は遺伝子ではなく、生活習慣。
 理想のウォーキングを2ヵ月続けると「長寿遺伝子」のスイッチが入る。

⑤中強度ウォーキングのメリット
 平均体温の上昇。体温が1℃上がると免疫力は60%アップ。
 起床時より就寝時の体温を上げることにより快眠ができる。

本書によれば強度の高いマラソン等は良くないとのこと(^^;
でも生きがいも必要なので上記を参考にしつつ、
もう少し続けようかな。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする