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一挨一拶 / ハロー! アイ・ラヴ・ユー

2004年08月06日 23時42分28秒 | 覚書
 きょうは、もうひとつ、

 「ハローの日」 ということでもあるようだ。

 「こんにちは」 か ... 。

 わたしの好きなことば。

 そして、むねがせつなくなることばでもあるが。



 そもそも、こんにちは、とか、おはよう、とか、こんばんは、とか。

 「あいさつ」 って、いったい、なんだろう?

 『語源由来辞典』 によると ...

 なんとなく、web サイト主さまに怒られそうなので、端折って説明すると、

 「禅宗での問答 『一挨一拶(いちあいいつさつ)」 から、とのこと。

 (詳細は、上記リンク先をご参照ください)

 「挨」も「拶」も本来は「押す」という意味で、「複数で押し合う」意味を表す語 ということだ。

 ひとりでは、できないことば。 それが、「挨拶」 なのだろうか。

 では、きょうも、あの人 (たち) に、「押し」 のことばを投げかけよう。



 ―― Hello !





 BGM:
 The Cure ‘Hello, I Love You’
 (The DOORS のカバー。 わたしの敬愛する The Kinks の ‘All Day and All of the Night’ の盗作騒動があったりなんかした、いわくつきの曲だけれど ... )

コメント (4)
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8.6 / Atomic Heart

2004年08月06日 17時58分45秒 | 想在
 八月六日。 この日は、私のお師匠 (のような人) の誕生日。

 いまから四十年ほどまえの、この日に、お生まれになった。

 八月六日。

 戦後、この日に、日本で生まれる、ということが背負うものは、いったいどのようなものなのだろう?

 お師匠は、あまりくわしくは語らないけれど、きっと、幼少時代には、苦悩することが多かったのではないだろうか、と、想像しているのだが。

 じぶんにとって、とくべつな日であるはずの 「今日」 が、もうひとつの重要な意味を持っている。



 じぶんの生まれた日を、無邪気によろこんではいけないのだろうか ... 。

 じぶんは、生まれてはいけない日に、生まれたのではないだろうか ... 。



 大人になったいまとなっては、仕方のないことさ、なんてことないさ、と、流せることでも、子どもごころには、ずしりと、重くのしかかる。

 たとえば、じぶんの姓がちょっと変わっていたり、とか、じぶんの父親の職業が人とはちがう、とか、やたら広い家に住んでいる、とか、転校生である、とか。

 ほんとうに、ちょっとした、人との差異、とくべつなこと、が、幼いこころには、ささえきれぬくらい ... 。



 一年に一度、Happy Birthday のかわりに、別の気持ちをいだいて、この、夏休みのまっただなかの日を迎えてきたであろう、お師匠。

 いったいどんな思いを重ねてきたのだろう?



 背負わされたものを、甘受するかのごとく、お師匠は、やがて、物書きになられた。



 お師匠、誕生日、おめでとうございます。





 そして、黙祷 ... 。







 trackback to:
 『Smiley Smile』 - 「八月六日」
 (あまり関連性がないかもしれない ... 。 しかし、感銘を受けたので、trackback)

コメント (6)
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