昨日は、ギロッポン (六本木のこと. by まっちゃん) で映画などを。
ろぼさんも blog で紹介されていた、『ソウル・オブ・マン (The Soul of a Man)』 というブルースの伝記映画であるが、東京では、六本木の 「ヴァージン・シネマ」 というところでしか観られないようなので、行ってみた。
その映画館があるという、「六本木ヒルズ」 へ。
(じつは、「ヒルズ」 デヴュー ! )
出かけたのが午後三時過ぎで、四時の回は間に合わなかった。 次は、二時間半後。
とりあえず、のどが渇いたので、カフェにでも入ることに。
しかし、広大な敷地内の全貌がよくわからず、いまじぶん (たち) が、どこにいるかさえもつかめず。 カフェをもとめて、行ったり来たり、さまよいつづけた。
途中見つけた map を手に、ああでもない、こうでもない、と、迷路のなかを徘徊し、やっと見つけても、満席。
ああ、私 (たち) の のどの渇きをいやしてくれる場所は、ここにはないのかしら ... と、思いつつ、私のこころのなかに浮かんだのは、前川清の 「東京砂漠」 ... 。
結局一時間ほどさまよって、なんとか、カフェに陣取ることができたけれど ... 。
午後六時半、いざ、映画館に向かい、どきどきしながら、観覧。
伝説的なブルース・マンの魅力が、充分に伝わってくる、いい映画だった。
現役ミュージシャンたちが新しく録音した演奏もなかなか興味深かったし。
満足、満足、と言いたいところなのだが ... 。
じつは、同じ回に、赤ちゃん連れのご夫婦が観に来ていたのだけど、映画のちょうどいいシーンで、赤ちゃんが泣いてしまい、せまい映画館内に、切り裂くような泣き声が鳴り響いていた ... 。
いや。 それは、仕方がない。 赤ちゃんは、泣くのが仕事だ。
私がちょっと気になってしまったのは、私のうしろの座席に座っていたカップルが、赤ちゃん連れのご夫婦への文句を、つぶやいていたこと ... 。
赤ちゃんの泣き声よりも、それに対して、映画の最中に、ぶつぶつと文句を言っていることのほうが気になってしまった。
「赤ん坊なんか連れてくるなよ」
「どこかに預けて来いよ」
「家で観ればいいのに」
そんなこころないつぶやきと、聞こえよがしなため息、咳払い、舌打ち ... 。
ああ、なんだか、せつない。
もちろん、赤ちゃんの泣き声が気になる人の気持ちも、わかる。
これが、『ニンニン』 (おなじ映画館で上映されていたもよう ... ) などの子供向け(?)作品であれば、まだあきらめもつくのかもしれないが、ブルースのドキュメント映画なので、とうぜん、音楽が主体となる。 ブルースは、しみじみと聴く音楽なので、赤ちゃんの泣き声は、不快に思う人もいるであろう。
わたしだって、ほんとうのところを言うと、内心、う~ん、と思ってしまっていたし ... 。
でもね、おかあさんだって、ブルースの映画、観たいんじゃないかなあ、なんて考えてしまう。 だれも預かってくれる人がいない。 今日しか観に行ける日がない。 どうしても映画館で観たい。 そんな人がいるかもしれない、と。
(また、この映画の場合、公開されている期間が短いし、公開されている場所も限られているので、なかなか観に行く時間を作るのもたいへんなのである ... )
でも、だからって、周りのお客さんに迷惑をかけていいわけではない ... 。
悩みどころだ。
とりあえず、赤ちゃん連れのかたを排除すれば解決、というのでは、発展性がないかも ... ということで、映画館側が工夫すればいいのではないかしら、と思ってみた。
いまや、レンタル・ヴィデオや DVD が手軽に借りられる / 買える時代なので、映画館離れを防ぐには、なにかしら、独自のサーヴィスをしたほうがいいのでは? と。
客が映画館を選べる時代なのでは? とか ... 。
やはり、すでに用意されているところもあるようだが、託児所を設ける、というのが、いちばんいいのだろうか。
あるいは、「赤ちゃん連れ専用シート」 を用意するとか。 いちばんうしろの一角などに、赤ちゃん連れのかたに座っていただく。 おなじ赤ちゃん連れ同士、お互いに気配りができるだろうし、赤ちゃんが泣き出してしまったときは、すぐに劇場の外に出られるといいのかも。 泣きやんだら、またすぐに戻ってこられるし。
それとか、「赤ちゃん連れデー」 を作るとか、「赤ちゃん連れのかたのみ」 の時間帯を作るとか??
もっと、朝早くから、夜遅くまで、いろいろな時間帯に公開すれば、それぞれ 「棲み分け」 (?) のようなものがなされたりするのかなあ。
もっと、もっと、おかあさんにもやさしいサーヴィスが増えたら、いいのにね ... 。
(未来の、おそらく、母より ... )
関連リンク:
・All About Japan - 「赤ちゃん連れOKの映画館!」
(なんだ、「ヴァージン・シネマ」 で、実施されているようだ ... )
・当 blog 内 - 「映画を観ているときに気になること。」
(こんなことを書いていたくらい、私は、相当神経質なのだけれど、さすがに、赤ちゃんには、弱いのである ... )
BGM:
Badfinger ‘Baby Blue’
ろぼさんも blog で紹介されていた、『ソウル・オブ・マン (The Soul of a Man)』 というブルースの伝記映画であるが、東京では、六本木の 「ヴァージン・シネマ」 というところでしか観られないようなので、行ってみた。
その映画館があるという、「六本木ヒルズ」 へ。
(じつは、「ヒルズ」 デヴュー ! )
出かけたのが午後三時過ぎで、四時の回は間に合わなかった。 次は、二時間半後。
とりあえず、のどが渇いたので、カフェにでも入ることに。
しかし、広大な敷地内の全貌がよくわからず、いまじぶん (たち) が、どこにいるかさえもつかめず。 カフェをもとめて、行ったり来たり、さまよいつづけた。
途中見つけた map を手に、ああでもない、こうでもない、と、迷路のなかを徘徊し、やっと見つけても、満席。
ああ、私 (たち) の のどの渇きをいやしてくれる場所は、ここにはないのかしら ... と、思いつつ、私のこころのなかに浮かんだのは、前川清の 「東京砂漠」 ... 。
あっあー、あなたといれっばー、あっあー、つらくはないっわー、歩いていけるー、この東京さばっくー
ちゃらら~♪
結局一時間ほどさまよって、なんとか、カフェに陣取ることができたけれど ... 。
午後六時半、いざ、映画館に向かい、どきどきしながら、観覧。
伝説的なブルース・マンの魅力が、充分に伝わってくる、いい映画だった。
現役ミュージシャンたちが新しく録音した演奏もなかなか興味深かったし。
満足、満足、と言いたいところなのだが ... 。
じつは、同じ回に、赤ちゃん連れのご夫婦が観に来ていたのだけど、映画のちょうどいいシーンで、赤ちゃんが泣いてしまい、せまい映画館内に、切り裂くような泣き声が鳴り響いていた ... 。
いや。 それは、仕方がない。 赤ちゃんは、泣くのが仕事だ。
私がちょっと気になってしまったのは、私のうしろの座席に座っていたカップルが、赤ちゃん連れのご夫婦への文句を、つぶやいていたこと ... 。
赤ちゃんの泣き声よりも、それに対して、映画の最中に、ぶつぶつと文句を言っていることのほうが気になってしまった。
「赤ん坊なんか連れてくるなよ」
「どこかに預けて来いよ」
「家で観ればいいのに」
そんなこころないつぶやきと、聞こえよがしなため息、咳払い、舌打ち ... 。
ああ、なんだか、せつない。
もちろん、赤ちゃんの泣き声が気になる人の気持ちも、わかる。
これが、『ニンニン』 (おなじ映画館で上映されていたもよう ... ) などの子供向け(?)作品であれば、まだあきらめもつくのかもしれないが、ブルースのドキュメント映画なので、とうぜん、音楽が主体となる。 ブルースは、しみじみと聴く音楽なので、赤ちゃんの泣き声は、不快に思う人もいるであろう。
わたしだって、ほんとうのところを言うと、内心、う~ん、と思ってしまっていたし ... 。
でもね、おかあさんだって、ブルースの映画、観たいんじゃないかなあ、なんて考えてしまう。 だれも預かってくれる人がいない。 今日しか観に行ける日がない。 どうしても映画館で観たい。 そんな人がいるかもしれない、と。
(また、この映画の場合、公開されている期間が短いし、公開されている場所も限られているので、なかなか観に行く時間を作るのもたいへんなのである ... )
でも、だからって、周りのお客さんに迷惑をかけていいわけではない ... 。
悩みどころだ。
とりあえず、赤ちゃん連れのかたを排除すれば解決、というのでは、発展性がないかも ... ということで、映画館側が工夫すればいいのではないかしら、と思ってみた。
いまや、レンタル・ヴィデオや DVD が手軽に借りられる / 買える時代なので、映画館離れを防ぐには、なにかしら、独自のサーヴィスをしたほうがいいのでは? と。
客が映画館を選べる時代なのでは? とか ... 。
やはり、すでに用意されているところもあるようだが、託児所を設ける、というのが、いちばんいいのだろうか。
あるいは、「赤ちゃん連れ専用シート」 を用意するとか。 いちばんうしろの一角などに、赤ちゃん連れのかたに座っていただく。 おなじ赤ちゃん連れ同士、お互いに気配りができるだろうし、赤ちゃんが泣き出してしまったときは、すぐに劇場の外に出られるといいのかも。 泣きやんだら、またすぐに戻ってこられるし。
それとか、「赤ちゃん連れデー」 を作るとか、「赤ちゃん連れのかたのみ」 の時間帯を作るとか??
もっと、朝早くから、夜遅くまで、いろいろな時間帯に公開すれば、それぞれ 「棲み分け」 (?) のようなものがなされたりするのかなあ。
もっと、もっと、おかあさんにもやさしいサーヴィスが増えたら、いいのにね ... 。
(未来の、おそらく、母より ... )
関連リンク:
・All About Japan - 「赤ちゃん連れOKの映画館!」
(なんだ、「ヴァージン・シネマ」 で、実施されているようだ ... )
・当 blog 内 - 「映画を観ているときに気になること。」
(こんなことを書いていたくらい、私は、相当神経質なのだけれど、さすがに、赤ちゃんには、弱いのである ... )
BGM:
Badfinger ‘Baby Blue’