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「世界三大七不思議」

2004年06月23日 23時14分19秒 | 数字 Q
 先日。 なにかネタはないかなあ ... と、(必死に) web 検索していたら、

 「世界三大七不思議」 なる文字列が目に飛び込んできた。

 世の中は、不思議なことに満ちあふれているものね。 ピラミッドとか、空中庭園とか、地下墓地とか ... 。

 ん? でも、七不思議が三個あったら、二十一不思議じゃん。 と気づく私。

 私には理解できない上級ギャグなのかな ... 。



 関連リンク:
 『世界七不思議』

 BGM:
 Alanis Morissette ‘恋人に求める21の条件 / 21 Things I Want in a Lover’
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男が損するコト / 雲を追って

2004年06月23日 21時20分01秒 | about him

 (前編 - 「男が見られたくないモノ / 呼ばれて行くところ」



 『さつき荘』 自慢のあじさいを眺めていたら、すぐに、彼が用を済ませて戻ってきた。 大家さん宅のねこは、部屋にはいなかったそうである。 あまりにも暑くて、どこかでのびているのか ... 。

 いざ、バスにでも乗って、どこか公園にでも行こう、ということになったのだが。

 彼が、自転車の鍵がない、と言い出した。(彼は、わが家まで自転車で来ていたのである) 自転車の鍵を差しっ放しにしてしまったか、鍵をどこかに紛失してしまったか。 心配なので、一旦わが家まで戻り、自転車を確認しに行くことに。 行ったり来たり。 私たちは、行ったり来たりのおかしな二人なのか。

 どきどきしながら、わが家のまえまで来て、鍵がついたままの自転車が、盗まれずに置いてあるのがわかった。 なにかの動物が、ぽつんとひとりぼっちで、立ったまま眠っているみたいに見えた。 とりあえず、よかった。 今年に入ってから、何度も自転車盗難に遭っているため、これでまた盗まれてしまっていたら、彼がかわいそうすぎる。

 自転車の無事を確認し、施錠もしたので、気を取りなおして、バス乗り場へ向かった。 なんとなく、以前から気になっていた、練馬区の 「光が丘公園」 というところに行くことにした。 「光が丘」 は、都営地下鉄の 「大江戸」 線の終点である。 とりあえず、西武池袋線の 「江古田」 駅まで行くバスに乗ることに。

 バスに乗る、という行為が好きである。 なんというか、遠足にでも行くような、どきどきわくわく感をおぼえる。 いや、行き先は決まっているのだから、どきどきわくわくする必要はないのだろうけど。 もしも、通勤などでバスをよく利用していたら、バスが嫌いになっていたのだろうか。 きっと、私のあたまのなかは平和なのだな。

 バスのなかには、観光案内のポスターや、美容院や針灸診療所などの広告のほかに、ひき逃げ事件や失踪事件などのビラがひらひらとゆれていた。 こうして、私たちがのほほんとしているあいだにも、いたるところで、さまざまな事件が起きている。 ああ。 ほんとうに、私たちは、幸運に恵まれているのだろう。

 彼は、座席に座ると、すぐに眠ってしまった。 日々の疲れがたまっているのか。 寝やすいように、肩を貸してあげた。 ふつう男女で逆ではないかしら ... などとも思いつつ。 これもきっと、しあわせな午後の風景なのだろう。

 バスにゆられながら、ふと、耳を澄ますと、「大江戸」 線の 「新江古田」 駅というところを通るようだったのだが、彼があまりにも気持ちよさそうに寝ているので、起こしてしまっては悪いかな? と思い、そのまま通り過ぎた。 べつに、急ぐ旅でもないし。 少しくらい、遠回りしたっていい。 ―― これは、彼のせりふの受け売りである。 すっかり得意。

 そうして、「西武池袋」 線の 「江古田」 駅までやって来てしまったので、「練馬」 駅まで行き、そこから 「大江戸」 線に乗り換えることに。

 「練馬」 駅で乗り換えるときに、ふと、「豊島園」 駅の近辺にあるという日帰り温泉の看板が目に入った。

 彼は、「いいね~、温泉なんかに、カポンとつかりたいね~」 と温泉に興味を示していた。 疲れている証拠だろう。 私としては、公衆の面前で裸体を晒すには、ココロとカラダの準備ができていないのだが、彼が行きたいのなら、と、賛成した。 とりあえず、公園でゆっくりしてから、カポン、することに。

 「光が丘」 駅に着いた。 はじめて降り立った場所であるが、思ったよりもいろいろお店があって、びっくりした。

 彼が、「ハーゲンダッツのアイスが食べたい」 と言い出した。 駅前にショップがあるのを目ざとくも発見したのだ。 彼がハーゲンダッツのアイスクリームが好き、というのは、さいきん発覚した事実。

 このページで何度か書いたが。 彼は、四月に空き巣に遭ってしまい、五月中は、苦しい日々を送っていたので、その間、彼のためにいろいろ食事をつくって差し上げていたのだが、五月末にやっと出たお給料で、なにを買ったかというと、ずばり、ハーゲンダッツのアイスクリーム。 しかも、いろんな味のを二つずつ、計十個くらい買って、そのままわが家にやって来たのだ。 苦しかったあいだ、さんざん世話になった 「お礼」 が、ハーゲンダッツというわけか。 彼らしい 「お返し」 にうれしくなった。 アイスをもって、お礼を来てくれる、こんなすてきな人のために、これからもずっとそばにいてあげよう、と思った。 いや、ずっとそばにいてもらいたい、と思った。 ずっといっしょにいられたら ... と。 ところで。 十個のアイスクリームであるが、むろん、あっというまにぺろりと平らげてしまった。 二人でとろけながら。

 ハーゲンダッツのショップでは、コンビニエンス・ストアなどで売られていない味のものがあったり、サンデーのようなものにしてくれたりするので、それもまた楽しみのひとつである。 彼は、ショップを見つけるやいなや、まだ火を点けたばかりのタバコをもみ消して、颯爽と店内へ駆けて行った。 ほんとうに好きなのだ。 しかし、お昼を食べ過ぎたせいで、まだお腹いっぱいだったので、二人で半分こすることにした。

 ひとつのカップから、アイスを分け合いながら、公園へと向かった。 公園は、都会のかたすみに突如あらわれた近代的ジャングルの入り口という感じで、思ったよりもずっとずっと広く、緑が生い茂っていた。 そして、その公園、どうやら犬を放していいところのようで、連れて来ている人がたくさんいた。 わんちゃんたちが、うれしそうにたのしそうに、走り回っていた。

 私たちは、芝生の上に寝転んで、空を見上げながら、雲のながれを追った。

 私が、

 「小さいころ、雲のうえに乗れると思ってた?」 と訊いたら、彼は、

 「喰えるとは思ってた」 と言った。 「わたあめ みたいに、むしゃむしゃとな」

 雲を食べたかった男と、雲のうえに乗りたかった女は、星がきらきら耀きはじめ、こうもりがひらひら飛びまわり出すまで、じっとじっと、そうしていた。 なんという、平和な夕暮れ。

 そうして、あっというまに日が暮れてしまったので、いざ、温泉を目指した。

 そういった日帰り温泉の洗髪料というのは、シャンプーとリンスがいっしょになっているものなのではないか、と思い、途中、コンビニエンス・ストアに寄って、旅行用のミニサイズのシャンプー・セットを買った。

 その温泉場は、さいきんできたものなのか、とてもきれいな施設だった。 浴槽が数種類、ナントカ式サウナ、ジャグジーなど、いろいろ充実していて、たっぷりたのしめた。

 ふだん、女のハダカを見る機会がないので、どきどきしながら、つい、盗み見してしまった。 いや、じぶんのハダカなら見慣れているけれど。 太っている人、痩せている人、胸の大きい人、胸の小さい人、湯気でぼんやりかすんで、みんなキレイ。 女は、着飾らなくても、化粧をしなくても、その身体だけで、りっぱにキレイなのだ、と思ってみた。

 ちなみに、心配していた洗髪料であるが、きちんと、シャンプー、リンスが別になっていた。 しかも、フツウに市販されているちょっといい銘柄のものだった。 メイクおとしやら、洗顔料やら、化粧水・乳液・整髪料などもきちんと用意されている。 いまどきの施設は、ちゃんとしているのだ。 いまどきは、女ゴコロをくすぐるサービスをしなけりゃあ ... という感じなのだろうか。

 風呂をあがったのが、もう夜十時近かったので、併設されているレストランで食事をすることにした。 なんだか、どこか片田舎に、「わけあり旅行」 でもしに来たみたいだ、と思った。 私はビール、彼はお茶を、ぐいぐい飲みながら、渇いた身体を癒した。

 私が、「シャンプーとリンス、ちゃんと別だったね」 と言ったら、彼は、え? という反応。 どうやら男性用浴場は、シャンプーとリンスがいっしょのものだったもよう。 化粧水や整髪料もあったという話をしたら、男のところには、そんなものもなかったと言っていた。 うむう。 同じ料金を払っていても、男性と女性では、待遇がちがうようだ。 女が得しているのか。 男が損しているのか。 これが、浮世のかなしきさだめなのか?

 食事を終え、帰路についた。 午後十一時近かった。 昼過ぎから活動しはじめた割に、いろいろなことがあった一日だった。

 「時間がない」、「忙しい」 が口ぐせのようになっていた私であるが、彼といると、時間をわすれてしまう。 また、こんな休日を迎えられたら、いいな、と思った。



 BGM:
 The Monkees ‘Daydream Believer’

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男が見られたくないモノ / 呼ばれて行くところ

2004年06月22日 23時07分52秒 | about him

 たまには、日記ふうに。

 先日の日曜日は、ちょうど昼くらいに起きだしたのだが。

 いっしょに寝ていたはずのわが友人 (というか彼)、私が目醒めたとき、となりに寝ていなかった。 また目が醒めてしまって、眠れなくて、どこか行っちゃったんだな、と思って、ぽけっとしながら、帰ってくるのを待った。 お腹がすいてがまんできずに、どこかでごはんでも食べているのか、公園でも散歩しているのか、本屋にでも行っているのか。

 待つことおよそ一時間。 ようやっと電話がかかってきて、もうすぐわが家に着くという。 なんだかよくわからないが、恵比寿のほうまで行っていたとか。 なんでまた ... ? とも思ったが、ふと気がつくと、すぐにあっちこっちそっちこっち行ってしまう彼のことなので、あまり深く追求せず、とりあえず待ち合わせをして、いっしょに昼を食べることに。

 彼が、いろんな料理をちょっとずつ食べたい、と言うので、では、台湾小皿料理の店にでも、と思ったが、目当ての台湾料理店が休みだった。 仕方なく、その近くのインド料理店に行った。 カレーバイキングが食べられるのだ。 うん、バイキングはいいアイディアだ。 われながらご満悦。 だって、小皿料理の店と言ったって、やはり二人では食べられる量がかぎられている。 バイキングならば、じぶんの食べたいものを食べたいだけとれるので、まさにそのときの彼の気分にぴったり?!

 彼は、はじめて 「ナン」 を食べたと言っていた。 すごくお気に召したもよう。 しかし、バイキングゆえにつくりおきしてあるもののため、生地が硬くなってしまっていた。 それでも彼は、おいしいと言っているから、焼きたてのものを食べたら、もっと感動するのだろうな、と思った。 今度、お気に入りのインドカレー屋さんに連れて行ってあげよう。

 少し、インドの話をした。 彼の知人で、インドを旅して、インドにはまって帰ってきた人のこと。 インドというところは、「呼ばれて行くところ」 だ、と言っていたとか。 はまる人は、はまるけれど、駄目な人は、ほんとうに駄目だとか。 ... あたりまえ?

 しかし、「呼ばれて行くところ」 というのは、いい表現だ、と思った。

 もしも。 どこか外国やなんかに行って、いやな思いをして帰ってくることになったら、「わたしは呼ばれていなかったのだ」 と思うことにしよう。 その国に呼ばれていないのに行ってしまったか、あるいは、まだ呼びだしがかかるまえに行ってしまったか ... 。

 そうして、満腹になって店を出て、近くの中古レコード店に立ち寄った。 中央線沿線は、中古レコード・ CD 店が多いのだ。 しばし物色し、彼は、The Beatles の “Revolver” のアメリカ モノラル盤が気になっていたようだが、買わなかった。 わたしは、The Troggs というイギリスのグループの、‘Wild Thing’ などが収録されているベスト盤のようなものを買った。

 そのあと、その中古レコード店のすぐ近くにある、「ビートルズ専門店」 へ足を運んでみた。 彼が The Beatles のファンなので、一度案内しようと思ったのだ。 しかし、申し訳ないが、「冷やかし半分」 で入ってみただけだったのに、結局そこで、・・・・・・・・・・・・・・ して、小一時間ほど過ごした。 彼は、ポスターを一枚入手していた。

 そして、彼が、じぶんの家にいったん帰らなきゃいけない用がある、というので、私もついて行った。 電車に乗って、彼の部屋の最寄りの駅まで行き、初夏の陽射しを浴びながら、親子の象のようにトコトコトコトコ歩いていって、彼の家に到着。 とうぜんの如く、部屋にお邪魔するつもりでいたが、入れてもらえなかった。 部屋がキタナイのと、見られたくないものがある、とのこと。 見られたくないもの、ってなんだろう?

 私が、

 「エッチな本?」

 と訊いたら、そんなもの、見られても、ぜんぜんはずかしくない、という。 あらま。 ふつう、一人暮らしの独身男性が見られたくないもの、といえば、発想が貧困ゆえ、エッチな本かビデオか、と思ってしまうのだが ... ?!

 真相は、というと、どうやら書きなぐった詩がそのへんに散乱していて、それを見られるのがはずかしいそうだ。 完成品ならまだしも、断片欠片の未完成品ほど、見られたくないものはない、と。 そういうものなのか ... 。 仕方ないので、アパートの外のあじさいを眺めながら、待った。 彼の部屋によく訪れるという、アパートの大家さん宅のねこに会いたかったのに ... 。



 (つづく ... )



 「後編 - 男が損するコト / 雲を追って」

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汚れたシンデレラ / 日本三大アフロ

2004年06月22日 16時14分35秒 | 数字 Q
 「わかめスープ」 ので思い出したのだが。

 私が、「『わかめスープ』 といえば、石立鉄男だよね~♪」 と言ったら、彼に、「そりゃあ、『わかめラーメン』 だろ ! 」 と怒られた。 ついでに、「わーかめ好き好き好き好き~♪ おまえはどこのわかめじゃ」 と踊り && ものまねまでしてくれた。 ん~、なつかしい?!

 そして、さらについでに、「石立鉄男っていったら、あれだろ、『この、うすぎたねえシンデレラ ! 』 だよな」 と言われた。
 う~ん、う~ん、なんか聞いたことあるけれど、なんだっけ? と訊ねると、「あれだよ、大映ドラマだよ。 紙の鍵盤でピアノの練習してるやつ」(!)

 ああ、そうだ、小泉今日子さん主演のドラマ 『少女に何が起こったか』 でのせりふだ ! 観たことある ! (再放送?) 石立鉄男さんは、やたら意地悪な刑事役(?)で、主人公をいじめていたような ... 。 いやあ、なつかしい ... 。

 ちなみに。 「うすぎたねえシンデレラ」 で検索していたら、下記のページにたどり着いた。


  『スーパースター名鑑』


 こちらでは、石立氏を 「世界三大アフロ」 の一人として推しているため、世界のウンタラにキョウミシンシンの私としては、見逃せないところ。
 よし、まねっこして、「日本三大アフロ・ちょっとなつかし(失礼)編」 でもいってみるか。


   クリスタル・キング

   子門真人


 そして、


   アフロ犬


 ... てなオチで、どうでしょうか?



 関連リンク:
 『アフロ占い』

 BGM:
 Tsunoda ☆ Hiro ‘Mary Jane’
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世界三大スープ

2004年06月21日 21時20分02秒 | 数字 Q
 世界三大スープとは、

  『トムヤンクン』 ( タイ)

  『ブイヤベース』 ( フランス)

 そして、

  『リケンのわかめスープ』 日本) !! ―― と、こたえた、わが友人 (というか彼) が好きである。





 (* ほんとうのこたえは、『ふかひれスープ』 ( 中国)、あるいは 『ボルシチ』 ( ロシア))



 BGM:
 Jimi Hendrix “Voodoo Soup”
 The Soup Dragons “Hotwired”

 ("soup" といえば、Rolling Stones の “Goats Head Soup” がまっさきに頭に浮かぶけれど ... 。 いつも Stones というのも、なんなので ... )
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女はみんな泣いている / どうか泣くなよ

2004年06月21日 14時37分42秒 | 想在
 Bob Marley の ‘No Woman No Cry’ で思い出したのだが。

 若かりしころ、この歌は、「女のいないところに、涙はない」 「泣かない女はいない」 「女はみんな泣いている」 という意味だと思っていた。

   No Woman, No Cry

 だと。

 某 CD 店のキャッチコピー「No Music, No Life」 (「音楽のないところに、人生はない」 「音楽なしでは、生きていけない」) のように、解釈していたのだ。

 ここで思い出すのは、太宰治の絶筆 『桜桃』 の、一挿話、主人公の男がふざけて言ったことばに対し、その妻が、子どもに乳を飲ませながら なにげなく返した、「この、お乳とお乳のあいだに、……涙の谷、……」 というひとことである。

 一見、にぎやかでたのしい、幸福な家庭を築いているように思える夫婦の危うさ、というものを垣間見せるせりふであろうか。
 ( ... と言っても、私は、まだ結婚したことがないのだが)

 どんなに幸福を装っていても、女はみな、その笑顔の裏で泣かなくてはいけないのか。 涙を胸の谷間にかくして、妻を、母を、演じなければいけないのか。 それが生きるということなのであろうか?

 そんなさみしい歌なのかと思っていた。

 しかし、あらためて、‘No Woman No Cry’ の歌詞を読んでみると、

   No, Woman, No Cry

 と、読点の位置がちがうのだ、ということに気がついた。 そうなると、意味も変わってくるのだろうか? 「だめだ、女よ、泣くな」 というような感じだろうか? そうなると、女たちを鼓舞するはげましの歌となる。

 その前後の歌詞を読むと、


   So dry your tears

   Little darling, don't shed no tears
  (この、don't shed no tears の二重否定は、Rolling Stones の ‘I can't get no satisfaction’ と同じように、打消しではなく、強調であろうか?)

   Everything's gonna be alright


 と うたっているので、やはり、「泣かない女なんていないんだ」 ... なんていうような、やや斜に構えたとも言えるような諦念ではなく、「どうか泣くなよ」 という祈りにも似た、強さとやさしさに満ちた歌なのではないか、という、じぶんなりの結論におちついたのだが。

 はてさて。

 しかし、そんなふうに、勝手にじぶんで結論づけておきながら、なんとなく、ほっとするような? ちょっと残念なような? 不思議な気持ちになった。 ―― うーん、おかしいかしら?



 * ちなみに。 日付がだいぶ変わってしまったが、先日、六月十九日は、『桜桃忌』 であった。 むろん、上記の作品、『桜桃』 から付けられたものである。



 BGM:
 Van Morrison ‘Sometimes We Cry’

Sometimes we know, sometimes we don't
Sometimes we give, sometimes we won't
Sometimes we're strong, sometimes we're wrong
Sometimes we cry
...

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夢をみるだけ

2004年06月19日 23時20分59秒 | 現実と虚構のあいだに
 音キチの彼女は、どこかで 『中古レコード・フェア』 なんてのが催されていたら、すぐに嗅ぎ当ててしまう。

 いつもは、夜風に吹かれながら、まっすぐ自宅に帰り、かんたんに食事をすませ、ビールをやりながら、音楽を聴きあさり、本を読んで、blog を書く ... というのが、つましい彼女の、平日の夜の慣わしであるが。 その日は仕事が早く片付いたので、なんとなく、駅前商店街のバーに立ち寄って、いっぱいひっかけてから帰った。

 商店街から、自宅方面へ向かう路地へ入ると、中古レコード店が半額セールを行っていた ! その中古レコード店は、ものはいいのかも知れぬが、中古といえども結構な値段がするため、あまり用を足すことはないのだけど。 半額とあらば、彼女が見逃すはずがない。

 六枚の CD を手に入れ、しめて、二千六百円也。 してやったり。

 その日の夜は、彼が、彼女の部屋に泊まりに来た。 二人でごろごろしながら、音楽のことを、とめどもなく話しつづけて、いつのまにかつかれて、眠ってしまった。 小学生のようだ。

 翌朝、目醒めたとき、彼女は、思い出したように昨夜の収穫について、彼に話した。

 「お、これ、いいね」 収穫の一枚を手にとって、彼は言った。

 「この曲。 おれが好きだった女の子が結婚することになってさ。 それで、その女の子のまえで、うたうんだよ。 体育館で、でっかい声で。 ―― っていう夢をみたことがあるんだけど」

 「なんで体育館で?」

 「ワカンナイ。 夢なんてさ、そんなもんだよ。 なんの脈絡もない。 あ、結婚するってのは、ほんとね」

 「ふうん」

 「でさ、目が醒めて、変な夢だったなあって思いながら、ラジオをかけたんだ。 おれ、むかしは朝、いつもラジオ聴いてたからさ。 それでさ、ラジオをかけた瞬間、おれが夢のなかでうたってた曲がかかったんだよ ! いやあ、あのときは、思わず、その女の子に電話しちゃおうかな、って思ったさ」

 「 ... 迷惑かもね」

 「そりゃそうさ。 だってさ、この曲って、知ってる?」

 「かなしい歌 ... ?」

 「そうだよ。 夢で会うことしかできない ... っていう。 ま、それ以来、この曲は好きなわけさ」

 「 ... わたしもね、昨日、お昼に、冷やし中華食べたい、と思って、中華料理屋さんに行ったの。 あっつーいなか、てくてくてくてく歩きながら、ボブ・マーリーの 『ノー・ウーマン・ノー・クライ』 を頭ンなかで再生してたの。 ほら、暑いときって、レゲエとか聴きたくなるじゃない? それで、中華屋さんに入って、席について、ふと、耳を澄ませたら、『ノー・ウーマン・ノー・クライ』 がかかってたの ! びっくりして、思わず、七百円のふつうの冷やしじゃなくて、千円の 『特製冷やし』 頼んじゃった ! 」

 ―― そんなおどろきは、きっと、「音キチ」 である彼らだけに訪れるものではない、のであろうか。 音楽は、ときに、不思議なおどろきを与えてくれる力を持っている。

 だからこそ、私たち は、音楽を聴かずにはいられない、のだろうか ... ?



 BGM:
 The Everly Brothers ‘夢をみるだけ / All I Have to Do Is Dream’
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世界三大がっかり

2004年06月19日 21時52分10秒 | 数字 Q
 世界三大がっかり、とは、

  『シンガポールのマーライオン』

  『コペンハーゲンの人魚姫』

  『ブリュッセルの小便小僧』

 ―― 女は、その気になれば、いくらでも、それらを超えるような、目にものを見せつけることができる、のだろうか?





 * 『ブリュッセルの小便小僧』 ではなく、『シドニーのオペラハウス』 との説もある。



 参考:
 『Best 3 Gakkari』



 [追記]
 「日本三大・・・・」 について、書かれていらっしゃる方が ...
 『『斬(ざん)』』 - 「日本3大○○」



 BGM:
 The Heartbreakers ‘Can't Keep My Eyes on You’
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世界ではじめて

2004年06月18日 23時34分14秒 | 五行文
 世界ではじめて、インスタントラーメンをつくったのは、日清

 世界ではじめて、缶コーヒーをつくったのは、UCC

 世界ではじめて、缶入り烏龍茶をつくったのは、伊藤園

 世界ではじめて、「キムチバーガー」 をつくったのは、ロッテリア

 世界ではじめて、・・・・・・・・・・・・・・・・ は、わたし? ―― 女は、その気になれば、ささやかな世界初、を、産みおとすことができる、のだろうか?



 BGM:
 Solomon Burke ‘Can't Nobody Love You’
 (Can't nobody love you like I'm loving you, baby)
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英名遊び / Ocean Child

2004年06月18日 13時05分54秒 | 戯れ言
   Ocean Child



 The Beatles の ‘Julia’ という曲に ocean child ということばが出てくる。

 John Lennon が、小野 洋子 さんのことを想って書いた曲とか。
 (ちなみに、Julia というのは、John Lennon のお母さんのお名まえ ... )



 これを勝手にふまえて、人のお名まえを、英語で言ってみようか。

 たとえば。 石原慎太郎さんは、


  Stone-Field Prudence-Tom


 とか?
 (慎太郎の 「太郎」 の部分を、英語圏でよく使われている (と思われる) 名まえ、Tom にあててみた)


 ん? 青島幸男さんなんて、


  Blue-Island Happy-Man か ! ―― うらやましい !


 美輪明宏さんは、


  Beautiful-Ring Bright-Wide !? ―― すてき !


 山田花子さんは、


  Mountain-Field Flower-Child か ! ―― いいね !


 ちょっと若者(?)も ... 平井堅さんは、


  Flat-Well Hard !? ―― かっこいい !


 歌手~ということで、浜田省吾さんは、


  Reflect Realization on the Beach-Field てな感じ ?! 勝手にアレンジ !


 青山陽一さんは、


  Blue-Mountain Cheerful-Man ?! ―― いいかも !

  (「陽一」 の 「一」 は、なんとなく、man に ... )


 音楽評論家の渋谷陽一さんだと、


  Bit-Valley Cheerful-Man か?!



 ふう~。 この遊び、たのしいのか、たのしくないのか ... わからなくなってきた ... 。

 じぶんの名まえをかっこよく言えたら、おもしろいのだろうか?





 * 英語がおかしい、などの突っ込み、お待ちしております ... 。



 BGM:
 America ‘名前のない馬 / A Horse with No Name’
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