車はボクのオモチャ箱(c-hrlovers)

子供の頃からメカ好き、車好き、パソコン好き・・・でも、オタクやネクラではありません。

カセットテープよもやま話

2020-07-10 08:48:09 | 車・メカ
亡き祖母が愛用していたラジカセとカラオケのカセットテープ。
物置を整理していたら出てきました。
大正生まれだった祖母、通信簿は全部「甲」(今の「優」に匹敵?)が自慢だった。
とにかく学ぶことが大好きで、新しい知識を得るのに貪欲だった。
そして、学んだことを孫の僕に教えるのが楽しみだったらしく
こんな思い出が・・・。

「カセットの意味はフランス語のcasse(箱)に、小さいを意味するetteを付けて
cassetteでカセット。英語のケースの意味もあるんだよ。フランス語なんかを使ってるなんてちょっとハイカラだね!。」
孫の僕に楽しそうに説明した祖母の笑顔を今でも覚えています。

僕も何か祖母に教えたくなり
秋葉原にパーツを買いに行った時
馴染みのラオックスやオノデンの店員さんと仲良くなり
いろいろ得た知識を祖母に伝え、
祖母の嬉しそうな顔を見るのが楽しみでした。

①再録音防止には「ツメ」を折る。これは祖母も知っていました。
 折ったところをセロテープなどでふさぐと再録音可能となる。


②カセットのA面にはここに穴がある。


B面には穴が無い。



③テープは磁気の粉(鉄粉)が塗ってあるので
 磁石でくっつく。


当然、こんなことも・・・


巻いてある部分に磁石を付けると
逆さまにしても落ちない。


④10分のカセットのテープの長さを計算で出す方法。
 標準の再生速度で、テープは4.75cm/s進むそうです。
 10分カセットはA面(片道)5分なので
 4.75cm×60秒×5分=1425cm、つまり14.25m。
 この長さのテープが納めされている。

 ちなみに120分テープは、片道60分なので
 4.75×60×60=17100cm、つまり171m。
 けっこう長い。

そんな話を祖母と交わしたことを思い出します。